<2日目-2> 2012年5月20日(日)
観光船の発着場に戻ってきたのが午前10時50分、昼飯タイム10分前です。えっ?いつから午前11時が昼食時間になったのか?って?ですから、最初の頃に申し上げました通り、ここは漁師町です。朝が異常に早いんです。当然お昼もその分早まる!ということです。何も変なことを言っている訳じゃありませんヨ! (※皆さん、お許しください。どうやら此奴(こいつ)の体内時計は歪で、アメーバのように自在に形を変えられるようです。バカと付き合っちゃ、いられませんネ…)
歩くこと10分、昼食会場に到着です。で・・・
くろば亭
2012年5月20日(日) 今日の少しも早くない?昼飯 は・・・
三浦・三崎港 「 くろば亭 」
Magukaru don=まぐろカルビ丼 ¥1,260

三崎港でも魚料理が美味しいと定評の人気有名店が、この「くろば亭」です。ただ、それだけでは小生の来店動機にはなり得ません。ここにも、『マグロご当地グルメ』が存在するのです。
その名も「Magukaru don」。名称のハイカラさ?からも分かるように、この三崎港で最も新しい『ご当地グルメ』です。昨年東京ドームで開催された「ふるさと祭り東京2011」という催物の中で、最も人気のあったイベント「第2回ご当地どんぶり選手権」にこの店から出品されたものです。
惜しくも入賞は逃しましたが、それなりに、その名を全国に知らしめる結果となったわけです。
「Magukaru don=まぐろカルビ丼」
牛肉でも豚肉でもなく、マグロの血合い肉を使ったカルビ丼が登場。血合い肉とは、マグロの背骨周辺につきやすく、黒ずんで赤みを帯びた部分を指す。その色自体は良いとは言えないが、鉄分が豊富に含まれているため栄養たっぷり。
特製のタレをつけて香ばしく焼き上げることで、肉にも負けない味を生み出した。しっかり火を通すことで肉さながらの食感を得られ、マグロならではの旨みとコクを味わえる。こだわり抜かれたマグロのひと味違った味を、大いに堪能してほしい。※ぐるたび
お昼には若干時間が早かったので (※エエッ!漁師時間なんでしょ。あんたの言うこと支離滅裂!) 安心していましたが、何と、お店はほぼ満員状 態。それでも何とかカウンターに席を確保して、すばやく発注です。
「Magukaru don(まぐかるどん)!」係のおばちゃん・・一瞬『?』の表情。そして「ああ!まぐろカルビ丼ネ。」と会話が通じました。 どうやら、この「Magukaru don」、イベント出品時の名前を捨て、だれもが分かる名称に変更しているようです。
ただ、チョット残念ですネ。折角、不思議な名前・ユニークな表記で、『どんなんだろう?』と思わせる魅力があったのにネ。今の「まぐろ カルビ丼」という名ではネ・・・確かに“姿が想像できる”というメリットはあるんですが、何処かの漁港町にもありそうで、その“引力” が薄れてしまうのでは・・・と思うんです。
でも、一番大事なのは味ですからネ・・・期待を持って、かっ喰らいたいと思います。

確かに、肉のカルビに似た食感です。味付けも、焼肉の甘辛タレがよく滲み込んでいて、申し分なしです。ただ、食材が魚なので、少し柔ら かな感じで肉のような深い旨味はありません。かなりの淡白さです。

それを補うためか、焼のりがご飯との間にまだらに?敷かれていますが、その効果はほとんどありません。まあ、 これは所詮・・・“お肉大好き人間”のダイエット用代替え品ですネ。美味しいですし、その価値は十分あると思いますヨ。

ただ、これで1,260円は高すぎます。世間一般では、“マグロの血合い”は、煮物や焼き物など火を通すことが必須です。それだけ、マグロ本来の価値から見れば“外道”の部類に属します。決して高級な食材ではないのです。
それなのに・・・CP(コストパフォーマンス)が余りにも低い・・・残念ながら、この店で生涯を終える『ご当地グルメ』となりそうです・・・
・・・
驚くことに、これにて今回の“マグロ三昧ご当地グルメ”は、全て終了です。後は、観光スポット1ヶ所の探訪が残されているだけです。時 刻もまだまだ午前11時20分を少し回ったところです。時間はたっぷりあります。
ここで小生、ちょっぴり反省です。いくら1週間前に激闘の『旅B春篇』があったにせよ、少し精神が弛んでいるというか、楽をしている というか、今回はちっとも『旅B』らしくありません。 (※いいえ、喰い物の数だけは、十分“らしい”と思いますがネ…) そこで、ここからは 本来の姿に戻したいと思います。
えっ?どうするのか?って・・・もちろん、厳しく参りますヨ。これ以降のバス等の“楽チン自動移動ツール”の使用を禁止し、徒歩のみによる転身徘徊と致します。まあ、これこそが『旅B』の醍醐味でもありますし、昨日今日と摂取した栄養分の適度な消費にもなりますしネ。 (※そんな程度では〇ブは解消できません。あなたには日々の生活習慣の改善が必要不可欠です。by小生の健康指導員さん)
・・・
小生、歩き始めます。目指す所は、神奈川県の最南端「城ケ島」です。
まずは、三浦半島と城ケ島を結ぶ「城ケ島大橋」からです。先ほど遊覧船で下を通り抜けた橋です。その高さに魅力を感じます。“安全な高 所大好き人間”の小生としては、外せないポイントであるわけです。
城ヶ島大橋(じょうがしまおおはし)

神奈川県三浦市、三浦半島先端から、海をまたぎ城ヶ島に至る橋。管理は神奈川県東部漁港事務所。城ヶ島へ渡る唯一の道路で、有料道路で はあるが、歩行者や自転車は無料で通行できる。
1957年に着工、1960年4月に開通。全長575m、海面からの高さ16~23.5m、総工費7億1500万円。周囲には本橋より高い土地は殆ど無 く、太平洋、相模湾、東京湾(浦賀水道)を介し、東に房総半島、南に伊豆大島、西側には伊豆東岸から湘南地域、富士山、丹沢山地が一望 できる。また真冬の早朝には遠く赤石山脈(南アルプス)も望めるほか、日の出前に丹沢の白い山々の頂きだけが朝日で輝くといった幻想的 な景色が見られる。※Wikipedia
橋の壮大さを見るため、橋のたもとにやって来ました。が、ここでハタと大変なことに気がつきました。橋を渡るためには橋の上に行かなければならない・・・そのための階段は確かに目の前にあるのですが、この高さです。当然のことながら、急勾配を造っています。先週の『旅B』の“山城の石段”の辛さが思い出されます。

ただ・・・らしくなってきました。意を決して登り始めます。が、蓄積された疲労のせいか、思うようにペースがつかめません。さほど長い階段ではないのですが、途中休み休みの踏破です。

しかし・・・登り切ってみると、そこには雄大な景色が広がります。この時期独特の春霞のせいで、視界はそれほど良好とは言えませんが、高い所が大好きな“馬鹿※”には十分満足です。575mの長さを楽しみながら渡っていきます。
※馬鹿と煙は高いところにのぼる

そして、遂に目的地「城ケ島」に上陸です。
城ヶ島(じょうがしま)
神奈川県三浦半島の南端に位置する島。周囲長約4 km、面積0.99 km²で、神奈川県最大の自然島である。東西幅約1.8 km、南北幅約0.6kmと東西に細長い菱形の地形であり、東西南北にそれぞれ安房ヶ崎(東)、長津呂崎(西)、赤羽根崎(南)、遊ヶ崎(北)という岬がある。長津呂崎には城ヶ島灯台、安房ヶ崎には安房埼灯台が建つ。安房ヶ崎は神奈川県の最南端でもある。行政区分は三浦市で、220世帯604人が暮らす(2005年10月1日現在)。
尚、しばしば伊豆の城ヶ崎と混同されるが、三浦三崎周辺に城ヶ崎という地名は存在しない。
風光明媚な三浦半島の情景を凝縮したような景観で知られる、鎌倉時代以来の景勝地である。漁業、軍事、交通、文学に深く関わってきた多面的な歴史を持っており、大正時代に北原白秋の『城ヶ島の雨』が評判を呼ぶと、ロマンの島として全国に名を知られるようになった。
現在は磯釣、磯遊びに適する行楽地として知られる他、三崎と共に海を囲み、遠洋漁業基地三崎漁港の一角を成す。 三崎との距離が約500mと近いため、歴史的にも三浦三崎の一部と言える存在である。かつては三崎仲崎岸壁より出ていた渡し舟が唯一の渡島手段であったが、1960年に城ヶ島大橋が開通すると三崎との一体化は一層進行した。※Wikipedia
この「城ケ島」は、島を一周できるウォーキングコースが整備されています。時間がたっぷり残っている小生には、まさにピッタリの企画です。
全行程3時間弱、休憩なし飲食なしの行脚のスタートです。でも・・・いよいよ“らしく”なってきましたネ。イヤ、結構、結構! (※誰に言ってるの?…遂に精神分裂症発祥ですか?)
下の写真の赤矢印が小生の辿るコースですが、ここで、予め皆さんに申し上げておきたいことがあります。それは・・・このハイキングコースでの感想及び意見は記述いたしません。というか、何も感じないのです。修行僧のように“無の境地”に入って、ただただ歩くのみです。ご容赦下さい。 (※元々喰い物以外には関心がありませんからネ。仰せ御もっともです。)

③ お土産屋が並ぶ島唯一の市街地

神奈川県南東部、三浦半島南端沖に浮かぶ城ヶ島西端の長津呂崎にある灯台。標高約 30 m の崖上に建ち、相模灘を照らす。周辺は太平洋 を望む景勝地で、海岸の磯は観光客で賑う。日本で5番目に点灯した西洋式灯台で、現在の灯台は2代目のもの。

城ヶ島には江戸時代より烽火(のろし)台が設置され、灯台としての役割を果たしていた。幕末を迎え鎖国が解かれると浦賀水道の出入路に近いことから西洋式灯台の建設地に選ばれ、明治3年に初点灯。その後関東地震で倒壊するが再建され、白色円筒形の現在の姿となった。
2001年発表された、プレステ2のゲームソフト「トロと休日」のロケ地として知られている。※Wikipedia


⑤島の南側のウォーキングコース


侵食によって岩がメガネ状に繰り抜かれたアーチ状の岩(海食洞門)で、赤羽根崎の突端にある。1923年以前は洞門下を小船で通航できたが、関東地震による隆起で陸化した。地震による隆起現象を今に伝える存在である。※Wikipedia







中央は、安房崎灯台
時刻は午後2時半、無事ウォーキング“修験”コースの終了です。「白秋碑前」というバス停から一気に帰る予定です。「三崎口行」のバスもすぐやって来きます。
バス停でひとり淋しく待っていると・・・にわかにガヤガヤと集団がこちらに向かってきます。ジャージ姿の中学生と思しき50人ほどの子供たちです。整然と隊列を組んで歩いてくるその姿はまさに“春の運動会”です。そして、小生の後ろで『ぜんた~い、止まれ!』とばかりに停止です。どうやら小生と同じバスに乗り込もうとする気配です。
こんな田舎町でも何故か路線バスは混雑していることが多いので・・・この人数です。すし詰めどころではすまない気がします。ここで小生、次のバスを断念です。40分後のNEXT・NEXTに変更です。
バス停を離れ、近くの飲食店の前を通過です。するとどうでしょう。小生のお腹が『ここに入れ』と小生の脳に命令します。そう言えば、運動のおかげで若干腹も空いてきています。
でも、この店・・・見るからに海水浴場によくある“食堂”そのものです。潮騒が聞こえてきそうな雰囲気です。こういう場合、美味しくないというのが定番です。しばらくの“お腹と脳”のせめぎ合いの後、結局“お腹”の方が勝利したようで、小生、お店の中に入っていきます。で・・・
そば新
2012年5月20日(日) 今日の間食?は・・・
三浦・城ケ島 「 そば新 」
さざえ丼 ¥800

この時刻です。お店の中にお客の姿は全くなく、ご主人と女将さんと思われるお二人も完全にくつろいでいらっしゃいます。が、嫌がる素振りもなく小生を迎えてくれ、受注体制準備完了です。
『何にしようか?・・・三崎名物のまぐろ漬け丼?それとも、こういうお店の定番のカツ丼?・・・』どちらも食指が動きません。かと言って、店名にも使われている「そば」も周りの景色にはフィットしていませんしネ・・・
そこで、“海水浴場”チックなメニュー「さざえ丼」を選択です。でもいずれにしろ、小生の“お腹君”を満足させるためだけであり、そこには、小生の“脳君と味覚君”が介在する余地は全くないのです。完全に“餌”というポジショニングです。 (※やっと本音が出ましたネ。あんたの喰らうものは全て“豚の餌”なのですヨ。よって、今後“旅B”というタイトルは“旅Boo”あるいは“旅Buta”に変更したら?…でも、それでは言いづらいと思うんですヨ…) ですから期待も希望もなく、ただ待つことにします。

出てきた「さざえ丼」のお姿を見て、多少予想と反しましたが、味の方は、思った通り“海水浴場食堂味”そのものです。泳ぎ疲れて相当腹 が減った状態でないと、その良さ?は分からない代物です。まあ要するに、「大衆食堂の親子丼」の鶏肉をサザエに代えただけのモノです。 「他人丼」とでも言えるのかな?・・・

えっ?間違っている?「他人丼」は豚肉だって?・・・あなた、馬鹿じゃないの?玉子とサザエは、どう考えても“他人同士”ですヨ。いや、 それどころか、鶏さんと豚さんは、同じ家畜同士の関係で、言ってみれば親戚みたいなものです。それに引きかえ、サザエは、決して人間に 飼いならされることのない自然な海の貝類です。こちらの方が、余程“他人の関係”に相応しい取り合わせです・・・
えっ?それでも納得いかない?・・・・じゃあ分かりました。呼び名を変えますヨ。・・・「あんたがた夫婦丼」、これでどうでしょう。あな たの今のご夫婦関係のように、理解し合うことが絶望的に不可能で、どうして一緒にいなければならないのか分からない、他人どころではな い“動物の分類違い”ほどの隔たりがある悲惨な関係・・・そんな決して相いれることのない二人に因んだ比喩です。
いや、自分でも驚くくらいのぴったりの表現ですネ。えっ?そんなことはない?・・・それを世間では「知らぬが仏※」と言うんですヨ、お 分かりになりました?この“現実逃避のおめでた男”が!そう、あんたのことです!!
※知れば腹も立つが、知らないから仏のように平静でいられる。また、本人だけが知らないで平然としているのを、あざけっていう語。
・・・
バスが城ケ島を後にしたのが午後3時前。「三崎口」から都営浅草線乗り入れの京急で「日本橋」まで1時間半の“爆睡タイム”です。夢う つつの間に、今回の『チョイ旅Bマグロ三昧』の総評です。
三崎港は、やはり“マグロのメッカ”です。相当な上物マグロが、そこかしこに普通に存在しています。それは紛れもない事実であり、質的 に見て“日本一のマグロ漁港”であると言っても過言ではないでしょう。
それだからこそ、今回出逢った『マグロ関連のご当地グルメ』が数多く生まれ、三崎の町も、観光客を呼び込むため、そのPRに余念があり ません。
が、しかし・・・それで本当に良いのでしょうか?・・・小生、少し疑念を抱いています。というのも、ある考えが、今回の『旅B』を通じ て醸成されたからに他なりません。
その考えとは・・・ズバリ!『マグロ(※本マグロ)は刺身に限る!』というものです。やはりマグロに加工や加熱を加えることは、本来の 味わいを損ねる邪道のような気がします。折角の上物マグロのイメージが、『ご当地グルメ』によって妙に陳腐化されてしまう・・・
そんな安っぽい『ご当地グルメ』は、他のマグロ漁港に任せておけば良いのです。例えば「境港」とか「焼津」とか「沼津」とかにです。あ あ、それと“キハダマグロのメッカ”の名古屋地方も最適ですネ。
三崎港は、堂々と“生”で勝負していってもらいたいものです。小生からの提言です。但し、あの油壷のクルーザー親子のような金持ちにだ けのものになるのは是非避けて頂きたいものですネ・・・ (※相当な精神的ショックだったようでネ。でも、あんたには一生あのような優雅な暮らしは 不可能ですからネ。死ぬまで“安物グルメ”を求めて徘徊して下さいネ。残念!!)
<今日の歩数>17,897
<チョイ旅B 三崎>完結












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