’12 チョイ旅B 三崎 Vol.3

2.アーカイブス

<2日目-1> 2012年5月20日(日)

今日は早朝起床で、午前7時には行動開始です。この宿泊所のすぐ隣の施設で開催されている「三崎朝市」に向かいます。もちろん“朝飯買い”のためですヨ。

昨日もお話ししたように、このためにこそ小生、この“民宿もどき宿泊所”を選んだと言っても過言ではありません。何せ隣ですからネ。寝ぼけ眼でもOKの近い距離なんです。

・・・

何処からやって来たのでしょうか、観光客と思われる多くの人達が、小生の宿泊所の前をワイワイと通り過ぎ、「三崎朝市」の会場に吸い込まれて行きます。こんな早朝からかなりの混雑ぶりです。早速小生も潜入と参ります。

みさきあさいち【三崎朝市】

https://goo.gl/maps/wwgozQsYDqc9QC539

神奈川県三浦市の三崎港にあるさかなセンターの隣りで開かれる朝市。この市には遠洋マグロをはじめ、相模湾で水揚げされた新鮮な近海魚や三浦名産のダイコンなど農家直売の野菜や果物だけでなく、日用雑貨や衣料品なども並び、地元民たちの生活に溶け込んでいる。その場で味わえる熱々のマグロ汁が名物で、目玉商品は新鮮なマグロの切り落とし。値段も市価の3~4割安で、東京や千葉からわざわざ訪れる人もいるほどの人気。開催は日曜日の5:00~9:00。※朝日新聞kotobank

マグロです。

活気ある会場内では、材木片のような「マグロの固まり」が飛ぶように売れていきます。しかし、そのような一般的観光客とは趣を異にする小生、店員さんの威勢の良い掛け声にも無反応に、ひたすら“あるモノ”を探し回ります。そして、市場の片隅に遂に発見です。

蒸し立てホカホカ?を2個購入して、一目散に宿泊所に戻り、部屋でゆっくり堪能です。

三崎朝市販売事業部

2012年5月20日(日) 今日の朝飯 は・・・

三浦・三崎港 「 三崎朝市販売事業部 」 

トロちまき  ¥300×2ケ

この「トロちまき」、実は通販でしか手に入りません。しかも冷凍モノに限られています。ところが、この日曜日開催の「三崎朝市」で、唯 一“出来立て蒸し立て”のものが購入できるんです。『ご当地グルメ』の正に“ピンポイント限定品”とでも言うべきものです。

この宿を選んだ理由が、これで皆様にもお分かり頂けたかと思います。では、部屋の施錠をしっかりして、ひっそりと頂くことに致します。

「トロちまき」

三崎港まぐろを使用した無添加、手作りのまぐろ中華ちまきです。天然メバチまぐろをたっぷり使用した「トロちまき」は三崎朝市の名物商品。

横浜中華街名店「重慶飯店」元料理長が、秘伝のネギ油で味付けし、作り上げたちまきは、国産もち米100%でまぐろとの相性がバツグンです。ふんわりモチモチした食感と柔らかいトロまぐろがお口の中に広がります。 三崎朝市のまぐろと横浜中華街の味付けが見事にコラボレーションしました。 ※シーユニオンHP

これは非常に美味いです。もち米のモチモチ感はもちろんのこと、ちまき全体を覆う風味が、マグロの出汁のせいなのか、コクがあって後を 引く美味しさです。

ちまきの紐を解く手ももどかし気に、小生、あっと言う間に2つ完食です。でも・・・ちょっと小さすぎますネ。これではお腹満足には程遠い量です。3つ購入しておけば良かったと少し後悔ですが、この後すぐ・・・?ですので、まあ、納得することにします。

・・・

午前9時過ぎ、2日目の本格始動です。三崎港の観光の中心地、というより観光客の溜り場ともなっている「三崎港産直センター うらり」に到着です。

https://goo.gl/maps/WefoxwzbbDQi57v48

まあ、云わばお土産屋さんの集合施設ですネ。漁港観光地にはありがちなものですが、朝から観光客が押し寄せ、かなりの賑わいを見せています。でも・・・一般観光客さんたちは、何でこんなに“お土産ショッピング”に執着しているのか?・・・

「三崎朝市」でマグロを買って、また「うらり」でマグロを購入する・・いくら帰ってからご近所さんにお裾分けと言っても、これではネ・・・小生には不可解です。

今回も、お店からのお誘いのお声に全く動じることなく、目指す店舗に一直線です。で・・・

みさきまぐろ倶楽部

2012年5月20日(日) 今日の2度目の朝飯 は・・・

三浦・三崎港 「 みさきまぐろ倶楽部 」

とろまん  ¥250  &  あんと浪漫  ¥250

今回も、またまた“中華風ファストフード”です。「みさきまぐろ倶楽部」のアンテナショップとも言えるテイクアウト専門店で購入し、施設内の休憩スペースでホカホカを頂きます。

昨今、三崎で注目を集めているのが「とろまん」。マグロ料理店の店主たちの協同組合「みさきまぐろ倶楽部」つくったマグロの創作料理。

中にはマグロの尾の身でつくった餡が入っている。尾の身には多くのコラーゲンが含まれているので、加熱するとゼラチン状になる。キャベツ、タマネギ、シイタケ、タケノコなど野菜との相性がよく、生臭さもない。皮は横浜中華街の肉まんと同じもので柔らかい。

「みさきまぐろ倶楽部」は、往年に比べマグロの漁獲量が減り、これを憂うマグロ料理店の店主たち(11軒)が1994年に設立したもので、港に活気を取り戻したいとマグロの創作料理に力を入れている。※ウォーターマガジンHP

さすが、神奈川県内です。これも“横浜中華街とのコラボ商品”とのこと。味の方は心配なさそうです。

「とろまん」は、確かに生臭さは全くありません。お題目通り皮の柔らかさ、具の味付けはGOODです。

豚肉仕様の肉まんに比べ、全体的にマグロの身の優しい味が支配しています。カロリー的にもヘルシーな感じで、小生のような体型の人にはもってこいのダイエット食品ですネ。 (※あのネ、これ1つだったらネ・・・でも、前の「トロちまき2ケ」はどうなのヨ。それと、もう一つ買ってあるんでしょ?・・・ハイ、楽しみです!)

「あんと浪漫(あんとろまん)」は、読んで字の如く「とろまん」の“あんまんバージョン”です。黒ゴマペーストとこし餡を混ぜたものにマグロの粒が入れてあります。

これも、マグロの身の効果なのか、餡子も甘さが適度に抑えられていて風味のあるものになっています。が、甘いモノ好きな小生には、少し物足りなさを感じます。 (※あの~、いつから甘党?・・というか、あんたが甘いの辛いの言える体質?…)

やはり、「あんまん」は、皮の淡白な味にフィットした、ガツンとくる甘さが魅力です。美味しいんだが、今一不満です・・・

https://goo.gl/maps/wBMX12taissdNmpUA

・・・

この後、「うらり」の前の発着場から『旅B』恒例の観光船に乗り込む予定です。が、次の便まで1時間ほどありますので、港内をぶらり散歩です。

https://goo.gl/maps/3XetwqNWcGh6e66w9

途中、係留されている豪華クルーザーを発見。他の庶民的な船を圧倒する威厳、貧乏人を近くに寄せ付けない雰囲気・・・昨日見た金持ち親子のクルーザーなんぞ“月とスッポン”“提灯に釣り鐘”、比べものにならない程の壮麗さです。

船の名前を見ると・・・「光進丸」とあります。・・・これは確か?・・・そうです!あの、映画「若大将シリーズ」でお馴染みの加山雄三さん所有の船ではありませんか!

これが、加山雄三の「光進丸」です!
借金のカタに一度売り飛ばされてしまったとは 思えませんネ・・・???

「若大将」と言ったら、“主人公・田沼雄一”というハイソな世界に生きる、格好良くて頭が良くてスポーツ万能で女にモテモテの好青年の青春物語です。当然、世の中の現実を知らないガキだった小生たちにとって、憧れの的であり、目指す人物像であったわけです。しかもこの映画、『ゴジラ映画』との豪華二本立てで上映されることが多く、少年たちの夢を大きく育む時間となっていたものです・・・

でも、大人になるにつれ・・厳しい現実に夢も吹き飛び・・ふと周りをみれば、怖い顔をした“ゴジラ人間”ばかりの世の中です。それに負けじと“放射能熱線※”を懸命に吹きかけようとするのですが、口からでてくるものといったら・・・愚痴や溜息ばかりです。「ゴジラ」にも「若大将」にもなれないでトボトボと生きていく無味乾燥な人生・・・

※ゴジラ最大の必殺技。背びれを光らせた後に口から放出し、ビルなどの建物を次々と破壊する。

おっ!と、「光進丸」とは大きくかけ離れた話になってしまっていますネ。大変失礼致しました。ある人のことを思っていたら、ついつい・・・です。えっ?俺のことか、って?・・・ハイその通りです。南無阿弥陀仏・・・

・・・

午前10時10分、ようやく出航の時間となりました。大勢の幸せ行楽ファミリーたちと乗り込みます。でも皆さん、この観光船「にじいろさかな号¥1,200」は、いつもの湾内周遊とは趣を大きく異にしています。何と!半潜水式になっていて、船底から海の中や泳ぐ魚たちを見ることができるんです。

「サブマリン‐にじいろさかな号」は、半潜水式の水中観光船。従来の海底透視船とは異なり、ゆったりした水中展望室から三次元の立体的な海中散歩が楽しめる。

所要時間は約40分で1日7便。黒潮に乗ってはるか南の島からやってきたカラフルな魚やイワシの大群、メジナ、メバル、石鯛、カワハギなど様々な種類の魚が目の前を泳いでいく。※Mapion

出航からしばらく通常の湾内周遊です。小生たち観光客は、デッキのシート席に座り自動案内放送に耳を傾けます。ただ、その景色は何処にでもある、ごくありふれたものです。無感動に時間が過ぎていきます。

「城ケ島大橋」を過ぎ
波静かな「宮川湾」で停泊です。

そして「城ケ島大橋」をくぐり宮川湾にでてきたところで、エンジン停止です。船長さんが指示します。「どうぞ、下の水中展望室にお入り下さい。あっ!慌てなくてもイイですヨ。充分席数はありますから・・・」

展望室のシートに座り、目の前のガラス窓に目を凝らします。が、そこには透明の海中があるだけで、生きたものが見あたりません。『何だヨ、今日は何もいないのか?…』

すると海の奥の方から集団でこちらに近づいてくるものがあります。魚の群れです。目の前を次から次へと通り過ぎていきます。

でも、自然の生き物にしては、何か不自然な感じです。しきりと何かを探している様子です・・・ハハン、上から餌を撒いてるんだ・・・その餌を目当てに魚君たちは集まってきているんです。

すぐ船内放送で船長さんから説明です。まず、魚の種類の話からです。小生、食べる魚以外興味がないので、すぐ忘れてしまいましたが・・・

そして、遂に告白です。「この魚は、餌付けされています。ですから、船が近づけば自然に集まるようになっています。今、デッキで餌付け作業をしていますので、皆さんの中で、やってみたいと思う人がいればお越し下さい。貴重な体験です。是非やってみて下さい。」小さな子供連れのファミリーが我先にと席を離れていきます。が、小生、なおもガラス窓の向こうの魚たちを見つめ続けます。

『ああ・・・哀れだな。餌につられて、自分たちが金儲けに利用されていることも知らないで、この狂喜乱舞ぶりです・・・これはまさに・・・世のお父さんたちの姿ですネ。

会社でも家庭でも、目の前にぶら下げられた“餌”を目がけて、猪突猛進・一心不乱・孤軍奮闘・悪戦苦闘です・・・そんな悲しいお父さんたちの人生とダブります・・・

皆さん、頑張って下さい!そして、皆さんがあの世に無事旅立たれるまで、その“真実”に気がづかないことを切に願うばかりです。アーメン・・・

暗い気持ちを引きずりながら、デッキに上がっていきます。そこでは、ご案内の通り「餌付け体験イベント」が賑やかに行われています。まあ要するに、船の上から餌のオキアミを金柄杓(ひしゃく)で撒くということだけなんですがネ・・・

デッキでの餌付けイベント

すると、小さな女の子が「私もやりたいっ!」と定位置にスタンバイです。そして、係員さんのサポートの下、手つきも可愛らしげに餌撒き作業に興じます。満足そうなその笑顔はまさに天使ですネ。『可愛いっ!!こんなん持って帰りたいな! (※ちょっとあんた!誤解されますヨ!!ただでさえ怪しげ係数は高レベルなんですからネ。言葉・態度には充分ご注意下さいヨ、ホント…)

でも・・・この子がやがて成長して、10代20代のお年頃になれば・・・今回のように、世の男たちに向かって“餌付け作業”を嬉々としてやるんだろうな・・・そう考えると・・・ああ、くわばら・くわばら、です・・・

<チョイ旅B 三崎 Vol.3>終了

コメント