’11旅B秋篇 秋田 Vol.6

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<3日目-2> 2011年10月16日(日)

国道13号線・羽州街道沿いを、タクシーを拾うでもなく、ただ何となく歩いていきます。

道沿いに続く畑の木々に、赤いりんごがたわわに実っています。『そう言えば、横手はりんごの産地でもあるそうな・・・』出発前に勉強した事前知識が薄ぼんやりと通過していきます。が、全然盛り上がりません・・・

国道13号線沿いで見つけたリンゴ畑。
赤い実が美しい・・・熱でも出てきたのか?

それほど、体調のせいで、気力・体力も低下しているようです。そうこうしているうちに、バス停発見です。1時間に1本程度の運行ですので、あまり期待はできませんが、一応時刻表をチェックしてみます。

すると、ラッキーなことに、あと数分で横手バスターミナル行のバスがやって来そうです。通常ですと、こんなことでも嬉しくなってしまうのですが、今回は何の感情も湧きません。相当のヘタリです。

・・・

「赤地谷」というバス停から10分、午前11時30分に横手駅周辺に到着です。

早速次なるターゲットの探訪です。小生が昨夜苦しんだ?「横手プラザホテル」のすぐ横にあります。11時から営業ですので、すでに開いているはず。

・・・が、お店は閉まっています。『あれ?』・・・店の前で、入念に洗車をしている人がいたので「あの~、この店の方ですか?」「ええ」「今日はお休みですか?」「いや、12時過ぎから始めようかと思っています。」『!!…』「じゃあ、待ちます」何とも長閑なことです。秋田時間というか、時間の観念が都会とは大きく違っているようです。仕方なく「横手プラザホテル」の喫茶ラウンジ(※そんな立派なものではないが)で時間を潰します。

朝から連続して口の中に入っている“のど飴”のせいで、口中に酸っぱさが広がり離れません。コーヒーの苦さで、口の中を洗浄です。

が、皆さん、今こんなことを思ってらっしゃるのではないですか?『その口の不味さが、横手焼きそばを始め、今回出逢った数々のご当地グルメの味を損ねているのではないか?』ってネ。でも、答えは『否!』です。

小生、どんな状況に陥っても、全神経を集中して、その料理に臨みます。その料理と舌との最初の遭遇が勝負処です。それですべてが決まります。その後のことは惰性なのです。胃腸と相談しながら流し込むだけ。ですから、判定は常に正しいのです。ご心配なく!なのです。 (※何自慢してるの?味覚音痴の大食漢のくせに)

・・・

午後12時を10分ほど経過しています。『もう大丈夫でしょ』ということで、先ほどのお店に戻ります。店の前の車もピカピカになっています。

「あの~、もうイイですか?」「はい、どうぞ」と店の中に誘導されます。外の車に負けないぐらい黒光りしている鉄板が各テーブルの上に鎮座奉っています。俗に言う「お好み焼き屋さん」です。期待が持てます。

「じゃあ、“よこまき。”お願いします!」「え?…“よこまき。”?…うちはもうやってないんだけど・・・」「えーっ!じゃあ、イイです。」と店の外に退散です。

が、その後姿にご主人が親切な提案です。「Y2プラザのイベントで、確か“よこまき。”やっているようだから、そちらに行ってみたら・・・」とのこと。

言われるまでもなく、そのイベント広場で販売していることは、先ほど見て知っています。『でも、あんたの店が一番美味いとの評判なので、やって来たのに。』期待を全て裏切る、バカ者です、あんたは。(※親切な良い人だと思いますヨ。バカ者はむしろあんたの方・・・その上風邪熱で頭が膿んでいるしネ・・・)

Y2プラザ・イベント屋台

2011年10月16日(日) 今日のつまみ喰い は・・・

秋田・横手 「 Y2プラザ・イベント屋台 」

よこまき。  ¥300

駅前の商業施設「Y2プラザ」のイベント屋台で“よこまき。”ゲットです。

最近売出し中の「NEW横手ご当地グルメ」です。昔、横手の子供たちに人気だった「箸まき※1」を復活させようとする方々が、「箸まき」 に新たに横手焼きそばを入れた“よこまき。”を開発して、横手焼きそばに負けじとPRしています。

でも、それにしては先ほどのお店のリタイアは一体どういうことなのか?・・・まあ、早くしないと消滅しかねない危うい「絶滅危惧種のご当地グルメ」と言えます。

※1:紅ショウガやさくらでんぷなどを散らした薄っぺらいお好み焼きを端の方からクルクルッと箸に巻いてソースをペタッと塗り付ける。玉子は当時オプション。

ここで、撮影した写真を使って、作り方をご説明いたします。

1.キャベツ等の具材を入れ薄く伸ばす。
2.上に横手焼きそばをのせる。
3.裏返えす。同時に目玉焼きを焼く。
4.箸を差し込み、クルクルと巻きつける。
5.加熱して、ソースをたっぷりつけ目玉焼きをのせ完成です。
これが“よこまき。”の完成品です。

どうですか?簡単でしょ。ただ昔と違って玉子焼乗せは標準装備となっているようです。

味は?・・・ やはり“粉もの”は関西に限ります。ソースの味わいはGOODなのですが、本体のお好み焼き部分の粉っぽさには閉口です。玉子焼きの黄身を崩して、ごまかして食べるのがベストのようです。これは・・・すぐ絶滅するかもネ。

https://goo.gl/maps/EihAuApJx3xj3yyC7

・・・

いよいよ「横手」ともお別れですが、電車の時間まで1時間以上あります。最後のひと頑張りのため、それまで体を休めることにします。駅近くにある「ゆうゆうプラザ」という入浴施設に向かいます・・・?

でも、入浴するのではありませんヨ。それは『自殺行為』というものです。そこの施設内にある「喫茶ラウンジ」での休息が狙いです。

https://goo.gl/maps/r7uHurSrKpni2Vqz7

受付のおネエさんが、施設内にある「喫茶ルーム」を案内してくれます。が・・・何か変です。客が皆な浴衣姿なのです。誰がどう見ても、小生が異物です。そんなところで1時間過ごすことは不可能です。おネエさんにその旨を申し上げ、入口付近にある待合所で、文字通り待たせてもらうことに。

待合室といっても、けっこう広いお洒落な空間となっていて、窓の外にはお湯が流れ落ちる人工滝もあります。しかも、誰もいません。売店で、缶コーヒーと「アリナミンA」を購入して落ち着きます。

・・・

列車の時間がやってきました。とぼとぼと駅に向かいます。「アリナミンA」はまだ効いてきません。

横手駅でチケットを購入です。JR北上線を只管(ひたすら)東へ「ゆだ錦秋湖」まで・・・最後の観光スポットです。

「錦秋湖(きんしゅうこ)」・・・何と響きのよい名前か。“錦のようなに鮮やかで美しい…秋の湖”・・・きっと紅葉が美しいに違いない。最後の観光は、秋篇に相応しい“紅葉”で締めくくるつもりです。ご期待ください。

「北上」行の鈍行列車が「横手駅」を離れたのが午後2時ちょうど。岩手県への県越えで1時間足らずの揺られ旅Bです。

「横手駅」よりJR北上線を西へ。   
-JR東日本キハ100系気動

「ゆだ錦秋湖」に近づいてきました。が・・・周りの景色を見ると、“色鮮やかな紅葉”は何処へやら。木々は、小生をあざ笑うかのように、まだ青々としています。

しかも、小生が降りようとしている「ゆだ錦秋湖」は無人駅で、周りに何もないようです。そんな味気ない所に1時間半・・・とても無理です。というか、小生の今の様態を考えると、そのまま“変死体”になってしまいかねません。急遽予定変更で、このまま「北上」まで行くことにします。

後で調べたのですが、この「錦秋湖」は、その名の通り“紅葉”で有名な地であるようです。ただ、小生の訪問が少し早かっただけのようです。 (※そりゃそうでしょ。10月中旬では無理ですヨ。あんたの頭の中が紅葉していただけのことです。)

https://goo.gl/maps/3Y7ScQUvZxy5fNqK6

・・・

岩手県の「北上」到着が午後3時15分過ぎ。駅前に降り立った瞬間、目の前に広がる光景に驚きました。

日曜日の午後のこの時間というのに、人っ子一人、車1台いません。小生の今の体調と同様の“死に体の町”です。まだ「横手」の方が賑わっていたように感じます。(※まあ、50歩100歩ですがネ。)

駅前通りは、この通りです。 ひとっこ一人、車1台いません。

観光案内所を探します。・・・思った通り閉まっています。仕方なく、「北上のご当地グルメ」の資料だけを案内所前のラックより頂戴して、訪問するお店を選びます。

小生のことですから、訪問予定のお店は決めてあったのですが、そこまで少し距離があり、歩く気力が湧きません。相当弱ってきているようです。こんなことでは、『旅B』らしくはないのですが・・・致し方なく再選択です。

しかし、・・・駅前周辺の取扱店は、ほぼ全てが日曜定休となっています。やっていても、午後5時以降の営業開始だったりで、お話にならない体たらく。この町の疲弊度合いが分かろうというものです。

どうしよう・・・と、駅から最も近いホテルの1Fレストランで取り扱っていることが判明。「中華レストラン」ということで、躊躇もありますが、この形勢では、そうせざるを得ません。で・・・

蓬莱楼(ほうらいろう)

2011年10月16日(日) 今日の早い晩飯 は・・・

岩手・北上 「 蓬莱楼(ほうらいろう) 」

北上コロッケ(ライス・スープ付き)  ¥850

ホテル「メッツ北上」の1Fの中華レストランです。

岩手県で初にして、今『旅B』最後の「ご当地グルメ」です。では、その“北上コロッケ”の説明からです。

「北上市に何か名物になるものを」と、北上調理師会が立ち上がり、地元産の食材をふんだんに使って作られた「北上コロッケ」。

粘りが強くコクがある「さといも」、

豊かな自然の中で育った「黒毛和牛」、

ビタミンB1やミネラルが豊富な「白ゆりポーク」、

県内一の収穫量を誇る「アスパラガス」が使われています

基本レシピは公開されているものの、4つの素材が入っていればOKなので、現在市内の店舗で続々と新レシピが登場しています。

その店独自にアレンジしたコロッケを、サンドイッチや丼物、巻き寿司にしたり、そばやうどんにトッピングしたりと食べ方も様々。地元の新聞やテレビ局等にも取り上げられ、徐々に注目されてきている「新名物料理」です。※北上市役所HP

いや~驚きです。「さといも」のコロッケですヨ。小生の“コロッケ食歴”も色々ですが、「大湊海軍コロッケ」「高崎オランダコロッケ」「みしまコロッケ」「高岡コロッケ」と男爵・メークインの違いはあれど、どれも馬鈴薯使用ばかりです。それが「さといも」です。楽しみですネ。

でも、この店は「中華レストラン」・・・中華風の“特製甘酢ソースで”というのが特徴なのですが、少し引っ掛かるものがあります・・・やはり“コロッケ”はプレーンで食べるのがベスト。変な小細工は不要です。

さといもの粘り気がイイッ!

いや~、大変失礼を致しました。この「蓬莱楼」のコロッケは、中華風ではなく普通のコロッケ仕様です。しかも、料理人の腕が良いのか中華の火力が良いのか分かりませんが、カリッとした完璧な仕上がりです。

しかも、気になっていた“特製甘酢ソース”もコロッケにマッチした高レベルの出来です。

しかし、この“北上コロッケ”の美味しさは、何と言っても、素材の「さといも」の粘り気と深い味わいです。・・・何と美味しいモノなのでしょうか。「さといも」のコロッケ・・・そのイメージだけでは語れない逸品です。

それに、“特製甘酢ソース”がかけられているのは1ケだけで、もう1ケはプレーンのまま鎮座奉っています。これには、ウスターソースをたっぷりまとわせて頂きます・・・

ウスターソースをたっぷりかけて・・・

これも、シンプルな絶妙の味わいです。まあ、「中華レストラン」特有の中華スープは、致し方ありませんが・・・やっぱり味噌汁欲しい!!

※閉店

・・・

この後、体を完全休養するため、飲みたくもないコーヒーを注文して、1時間半ばかりこの店で粘ります。何せ、明日からあの閉塞感漂う事務所に出勤しなければなりません。体力温存を図ります。(※そんな病人、出てくるんじゃないヨ!迷惑でしょ!)

この「北上」からは東北新幹線で「東京」に帰る予定です。2時間40分の窮屈な列車旅が待っています。隣に座るであろう“若くて美しい女性客”のことを慮り、KIOSKで「マスク」と「のど飴」を購入です。

「北上駅」午後5時43分、「はやて112」で東京に戻っていきます。隣の乗客は、いつもの汚いおっさんではなく、ラッキーにも若い女性です。ただ、期待していた“もう一つの要素”は完全に欠如していますが・・・?

だから、「マスク」着用で高いびきです。こうして、夢現(ゆめうつつ)の間に「東京」に到着です。

しかし、これで「風邪菌との戦い」は終焉となった訳ではありません。明日,明後日も、その攻防戦は続きそうです。それに、近々「本社出張」も控えています。憂鬱な毎日となりそうです・・・

あっ!そうだ!!そう言えば『風邪を人にうつすと治る』と言われていますネ・・・今度本社に行ったら、キッコロさんにうつしてやろう!!そうすれば完治間違いなしです。『それだけは勘弁して!』風邪菌の悲痛な叫びが聞こえたような・・・

しかし・・・考えてみますと・・・今回は、物語の中にキッコロさんが度々登場します。会員さんの中には、面識のない(幸運な)方もいらっしゃいますので、さぞかし実感の湧かない消化不良のレポートであったのに違いありません。小生、大いに反省です。

でも、皆さん、体が病魔に蝕まれている時というのは、邪悪なモノがとり憑きやすいものです。キッコロさんが何度も登場したのも、そんな因果関係があったように思います。平にご容赦願います。

by 玉茶

今回の明快な答えが出たところで、これにて『’11旅B秋篇』完全完了です。ゴホン・ゴホン・ゴホン・・・キッコロの奴、まだとり憑いているな?・・・・

<本日の歩数> 18,211

<’11旅B秋篇 秋田>完了

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