<2日目-2> 2011年10月15日(土)
“妊婦さんもビックリ!”の大きなお腹を抱え、今日唯一の観光のため、秋田新幹線に乗り込みます。
しかし、この辺りの新幹線は、ちょっと変です。ホームこそ違え、在来線と同じ線路を走ります。ですから、新幹線車両が鈍行列車とすれ違うという、びっくりすることもあるのです。それに、在来線を走る関係上、踏切も存在します。
まあ、それだけスピードが出せないということなのですが・・・東海道新幹線のように、全く別世界を滑空するように走る流線型・・・それとは違うお姿がこの地域にはあります。

「角館(かくのだて)」到着が午後1時10分前。駅前の観光案内所でMAPをゲットして、この周辺で最も有名な観光スポットである「角館」探索に出発です。
ですが、メインのスポットまで徒歩で20分ほど歩かなければなりません。そう教えてくれた案内所のおばさんの忠告に従って、タクシーでそこまで行くのが良さそうですが、それを完全無視して徒歩で向かいます。
えっ?体調が戻ったのかって?・・・イイエ、むしろ悪化の一途であると言えます。では、どうして?・・・もう皆様にご説明することもないかとは思いますが、小生の『旅B』では、タクシーはご禁制となっています。簡単にルールを破ることなどできません。(※よく言うヨ。ちょくちょく乗ってるくせに。)
それに・・・正直申し上げて、お腹に血が集まってしまっていて、思考回路に充分血液供給ができていなかっただけなのです。
歩き始めて数分、悲しいことに雨が降り始めてきました。最近の『旅B』には毎度お馴染みとなっていますが、ここでまさかの遭遇です。金沢のローソンで買った、いつもの折りたたみ傘をさして、思考回路ショート状態で黙々と歩いていきます。
角館(かくのだて)は秋田県仙北市の地名、および国選定重要伝統的建造物群保存地区の名称。
現在も藩政時代の地割が踏襲され、武家屋敷等の建造物が数多く残されており、年間約200万人が訪れる東北でも有数の観光地として知られる。「みちのくの小京都」とも呼ばれる。

地割:角館では現在も藩政時代の地割が踏襲され、防衛を考慮したクランク形の道路などが見られる。武家地と町人地を分けた火除けそのものは現存しないが、火除け地の跡がのこっており、その一部には仙北市角館庁舎が建っている。
かつての武家町(内町)を南北方向につらぬく武家屋敷通りに面して、石黒家、青柳家はじめ多くの武家屋敷が現存する。北に上級家臣の屋敷があり、道路に面して「馬つなぎの石」などの遺構がのこる。「隠し剣鬼の爪」「たそがれ清兵衛」など映画のロケ地となることも多い。
武士以外の人びとが住んだ外町(とまち)には老舗が多い。味噌や醤油を醸造する安藤醸造元は嘉永6年(1853年)の創業で明治に建てられた座敷蔵にはみごとな襖絵がのこる。※Wikipedia
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雨は止んだんですが、今度は冷たい北風が強く吹き始めました。木々の葉たちが、おおげさな弧を描いて落ちてきます。落ち葉が舞い散る・・・という風情はありません。北国の初冬のどんよりとした荒んだ風景です。
体調が更に悪化しそう・・・それに、ここの観光政策は一体どうなっているのか?
観光のメインとなっている武家屋敷通りに行き交う車の数・・・これは間違っています。当然車両通行止めにすべきです。安心して武家屋敷見物ができません・・・

それと、石黒家とか青柳家とか見るべき武家屋敷は、それぞれに入場料を徴取するシステムになっています。300円程度の料金なのですが、“塵も積もれば・・・”です。
小生、断固として入場拒否です。だって・・外から見る分にはタダだもんネーッだ!段々腹が立ってきましたので、ここらで「角館観光」を終了することにします。もちろん、駅まで徒歩で戻ります。
・・・
「角館駅」に帰着が午後2時10分。でも、JRで移動するのではありません。ここからが小生の真骨頂、“路線バス”の旅Bの始まりです。
というのも、次に向かう「美郷町(みさとちょう)」の中心地は、バスでしか行かれない場所。そんな所にも、「ご当地グルメ」が存在し、しかも、結構有名ときている。行かないわけには参りません。
・・・
「角館駅」を羽後交通の路線バスで出発して、角館・六郷線の終点「六郷高校入口」まで、およそ1時間の行程です。
お腹ばかりでなく、体全体がダレてきています。バスのシートに寄りかかるように座り、思考遮断でバスの揺れに身を任せます。
「六郷高校入口」に到着です。淋しいところです。鎮守の森のような鬱蒼とした林が、『そこのよそ者!何しに来た!!』と迫ってくるようです。

急いで、「ナビタイム」で順路を探ります。・・・角のサンクス(※いや~感激です。こんな辺鄙な所にもあるのですネ。)を回った国道13号線(羽州うしゅう街道)沿いに、その店はあります。で・・・
ろくごうドライブイン
2011年10月15日(土) 今日の昼飯③&④ は・・・
秋田・美郷町 「 ろくごうドライブイン 」
美郷まんま ¥850
美郷たぬ中 ¥530

ドライブインとは称していますが、ただの食堂です。店内も、弊社親会社の社食のように、長テーブルが数本配置してあり、大勢の人が座れるようになっています。
メニューを見て、小生、少々たじろぎます。ここ美郷町の「ご当地グルメ2つ」それぞれに独立して存在しています。
大曲での昼飯2連発から、まだ3時間ほどしか経っていません。お腹満足状態です。そこで、再びの2連発・・・いかに大食漢の小生でもインポッシブルです。それにこの体調です。
で・・・「美郷まんまとたぬ中のセットものはありませんか?」憂鬱な表情で訴えます。それを察したのか、ご主人が「はい、わかりました。」と合点したように厨房に入っていきます。『ああ、助かった。特製セットを作ってくれるのネ。』まずは一安心です。
美郷まんま(みさとまんま)とは、秋田県美郷町のご当地グルメの一つである。地元産黒毛和牛肉を使用した混ぜご飯。美郷町商工会青年部が、食を通した地域おこしを目的として開発し、2008年に商品化された。
作り方は混ぜご飯で、醤油味で煮込んだ具をご飯に混ぜ込む。具は地元産の黒毛和牛肉のほか、シイタケ、ニンジン、タマネギ、ゴボウなど の地元産野菜が入っている。醤油も地元産のものを使用している。2008年12月に3店舗で販売が始まり、2010年4月現在では町内6店舗 で提供されている。※Wikipedia
・・・
美郷たぬ中(みさとたぬちゅう)とは、厳選和風だしに中華麺、具は地元産菜種油をブレンドしたあげ玉・ねぎ・ナルトといたってシンプル な料理。
実はこの「たぬ中」は昭和40年頃学生を中心に隠れた人気メニューでした。 暖簾をおろした食堂に変わり、美郷町商工会女性部が復刻。地販地消を考え地元産の素材にこだわった「美郷たぬ中」に生まれ変わりました。※FOOD PROあきたHP
待つことしばし。小生の前に湯気をあげながらの登場です。が・・・これは・・・「美郷たぬ中」まんまじゃないの?・・・誰が見ても立派な1人前です。

そして、少し遅れて「美郷まんま」が続きます。これまた“まんま1人前”です。

ご主人から説明です。「味噌汁はつけなかったから・・・」とのこと。特製セットは、小生が勝手に夢見た幻です。これが、精一杯の好意のようです。
でも、2つの“まんま”は、どう考えても無理なこと。『えーい!ままヨ!行けるところまでやってやる!!』そして、『残したら・・・お百姓さんたち、ゴメンナサイ!』だっ!!! (※お百姓さんだけじゃないと思うんですが…)

先に出てきた「美郷たぬ中」については・・・先ほどの「大曲カレー旨麺」のカレーがあげ玉に替わっただけのことです。やはり汁は甘めのダシが効いたもの。
この地域ではうどん汁に中華麺が流行っていた、というか、ラーメンスープの存在を知らなく、それしか出来なかったのかもしれません。何せ、文明とかけ離れた“ど田舎”ですからネ。


「美郷まんま」については、評価するに・・?な料理”です。何せ、味付けが薄過ぎです。混ぜご飯も具材も無味で、お腹の状態がどうであれ、完食は無理というもの。
ただ、女将さんが「ご飯がなかったので、急いで作った」というようなことを言っていましたので、ひょっとして失敗作であったのかもしれません。 でも・・・いずれにしろ・・・味は・・・?ですネ・・・
予測通り、半分以上を残してギブアップです。『ごちそうさま!』とは言い難い結末となりました。『吐きそーっ!!』
・・・
再び、鎮守の森前の「六郷高校入口」から路線バス“横手・六郷線”で、今日の終着点「横手」に向かいます。
ただ、バスの中の小生の姿は尋常ではありません。シートに座るというより、もたれかかった状態で、片手でお腹をさすり、もう片方の手で鼻水が滴り落ちないようにハンカチで押さえている。そして、時々激しく咳込む・・・どう見ても異常です。
が、幸いなことに、それを訝しむ乗客はほとんどいません。どうやら、この体たらくのまま終点までいけそうです。『スピード上げて早く走れ!小生に憑いている“邪悪なモノ”を振り落とせ!!』 (※邪悪なモノ?風邪と食べ過ぎというだけじゃないの?)
・・・
「横手駅前」到着が午後5時少し前。ずるずる歩きでホテルに向かいます。でも、その前に、途中にあるスーパー「アックスフーズマート」で明日の朝食購入です。(※あのね・・・もう死ねっ!!)
・・・
今晩の宿、横手駅前にある「横手プラザホテル」にチェックインして、ベッドに倒れこむように横になります。
明日のために、風邪第3ステップ(※発熱)突入を何としても防がなければなりません。昨日と同様、「イソジンのうがい薬」「パブロンSゴールド」で応急対応です。それと、今度は「のど飴」で咳対策も施します。(※また何か口入れているの?) もうこれで大丈夫。『明日は元気になるゾ!』
夜8時を過ぎようとしています。そろそろ夕飯の時間です・・・?? (※あんた、まだ食べるつもり?…はい、その通りです。)
ここ横手は、“横手焼そば”を始め「ご当地グルメ」の宝庫です。今日中に、その中の1つを制覇しなければ、明日がきつくなります。それに、お腹も少し楽になっています。 (※空腹ということではなさそうですネ。)
Saturday Nightというのに、ほとんど人通りのない暗い町「横手」を徘徊です。で・・・
まいど
2011年10月15日(土) 今日の遅めの夕飯 は・・・
秋田・横手 「 まいど 」
元祖横手ホルモン焼きそば ¥600 +生ビール¥500

この「まいど」は、“焼きそば屋”にあらず。完全な“やきとり居酒屋”です。横手人が、やきとり片手にワイワイやっています。
どうやら、ここの焼きそばは飲んだ後の〆という位置づけらしい。でも小生、やきとりで飲むつもりは毛頭ありません。(※知ってまっせ)勇気をもって“ホルモン焼きそば”を注文です。でも・・・格好がつかない気がして、無理を承知で“生ビール”も発注です。(※大バカ者ですネ、呆れてものが言えない…)

ホルモン焼きそば:ひき肉の代わりに、煮込んだ豚ホルモンが入った焼きそば。焼き鳥のたれで味をつけている。横手市にある「まいど食堂」が発祥で、現在では市内5店舗で提供されている。 ※Wikipedia
“ひき肉の代わりにホルモンを入れる”?・・・皆さん、不思議に思われたに違いありません。訪問が後先になったので、このような不完全な解説となってしまったのですが、ここで、“横手焼きそば”について一部説明しておきます。
「横手焼きそばは、豚肉でなく、豚のひき肉を入れるのが特徴」という訳なのである。そのひき肉を豚ホルモンに代えたのが、“横手ホルモン焼きそば”。この「まいど」が元祖です。


かなりウェッティな焼きそばです。味付けも見た目よりはるかに薄いです。物足りない、と言った方が正確な表現です。
『味付けの焼き鳥のタレが問題だな。あまり小生の好みではないが・・・』と食べ進んでいると、それを察したのか、女将さんが小生に忠告です。「あんた、ニンニクパウダーをかけないと美味しくないヨ」という主旨のことを秋田弁でのたまいます。
『そうか!』と早速かけてみたのですが、ニンニクの強烈な刺激が、更に焼きそばの味を薄いものにしてしまい・・・『やっぱ、???・・・』 生ビールで流し込み、そそくさと退店です。
・・・
ホテルに戻ってきたのが午後8時30分過ぎ。今日は、入浴を控えて早めの就寝とします。
<今日の歩数> 13,590歩
・・・
<その深夜>
寝苦しさに眼が覚めました。時刻は午前12時過ぎ。2時間程の睡眠です。・・・、喉がカラカラです。口の中も乾燥しきっています。
急いで飛び起き、昨夜ホテル近くのサンクス(※こんな所にも、です。結構秋田ではメジャーなコンビニなんですネ。)で購入したお茶で、喉を潤します。すると、昨夜の悪夢の繰り返しのように、咳と鼻水が襲ってきます。慌てて額に手をやってみます。『熱はないようだ・・・』
部屋の乾燥がいけないと考え、浴槽にお湯を溜め、扉を開けっぱなしにします。そして、ベッドに横になり眠ろうと努力します。
そのうち、うとうとしてきて・・・『ああ、イイぞ!眠られる』と思った瞬間、激しい咳込みです。それの治まるのを待って、再びの眠る努力です。またうとうとしてきます。すると、またまたの咳込みです。
ちょうど1時間のサイクルで、その繰り返し・・・横手の朝がやってきそうです。これで、3日続けての睡眠不足・・・最終日は最後まで持ちこたえられるのか?・・・心配です。
<’11旅B秋篇 Vol.4>終了






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