<2日目-2> 2010年10月8日(金)
根室駅12:24発、花咲線を釧路方向に20分ほど戻ります。

『落石』到着です。先回の訪問で果たせなかった、その筋の“フリーク”にとっては、『死ぬまでに1度は訪れたい場所』。 小生も、「食べ物」以外では珍しくその筋の“フリーク”のひとりで、今回の大きな目的の一つでもあります。その筋とは・・・
テーマソング スタート!
<♪ あーあーあ・あ・あ・あ・あーあ・・※さだまさしのスキャット>
※若者たちよ、「サッポロビール」のCMソングではないのです・・・
そうです!今でも日本ドラマ史上に燦然と輝く、人間ドラマの最高峰『北の国から』です。
少し長くなりますが、『北の国から』について説明です。(フリークだから仕方ありませんヨ。我慢してネ。)
『北の国から』は、北海道富良野市(主に麓郷地区)を舞台にしたフジテレビジョン制作のテレビドラマ。1981年から2002年にかけて放送。
東京都から故郷の北海道に帰郷して、大自然の中で暮らす一家の姿を描く。脚本は倉本聰。北海道の雄大な自然の中で繰り広げられる。連続ドラマ放送後、8編に及ぶSPドラマが放映された。主題歌の作曲・スキャットは、さだまさし。
映画『キタキツネ物語』と『アドベンチャーファミリー』の大ヒットにより、似た様なものが出来ないかとフジテレビから倉本に話が持ち込まれた事から企画が始まる。コンセプトは、アメリカ合衆国のテレビドラマシリーズ『大草原の小さな家』をヒントにしたものと言われる。
21年間に渡って放送されたが、制作スタッフの高齢化による定年退職や、長期ロケによる高額な制作費により、続編の制作が困難になった事から、『2002遺言』をもって制作を終了。※Wikipedia
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美しい自然や祭り等、富良野市は日本中に知られる様になり、過疎の村だった麓郷地区には第1作放送直後から、休日になると数百人の観光客が見物に訪れる事となった。最終作が放送された2002年度には249万人が訪れている。
富良野は北海道の観光名所となり、ドラマに使われた丸太小屋が再現された他、富良野市駅前農業協同組合4号倉庫を改造した「北の国から資料館」が設けられた。連続ドラマ第1話、黒板親子が降り立った布部駅の入口脇には、倉本の筆による「北の国から ここに始まる」と書かれた碑が建てられるなどした。※Wikipedia
※余談ですが、小生、5年前に「富良野・麓郷」を訪れ、3日間滞在で9割程度のロケポイントを制覇。
連続ドラマ
1981年10月9日 – 1982年3月26日金曜日22時からの放送。全24話。異例の1年2ヶ月間に及ぶ長期ロケを敢行。
スタート当初は裏番組であるTBSの山田太一脚本による『想い出づくり』に苦戦を強いられ、視聴率も一時は一桁に落ちたものの尻上がりに上昇。最終回放送日には、新聞の朝刊にお礼の広告を出稿、最終回で遂に20%を突破。平均視聴率14.8%。テレビ大賞受賞。視聴者から寄せられた投書も1万通を超えた。
純による東京のガールフレンドに話りかけるナレーションが、物語の語り手となっている。純の「今日僕は…な訳で」、「…しており」、「…と思われ」という語り口が特徴。これは、同じく倉本脚本のドラマ『前略おふくろ様』における萩原健一の口調を受けて使用されたものである。
ただし、この純の語り口調のアイデアについては「’95秘密」の放送前に放送された『北の国から あれから15年』の中で倉本自身が「山下清画伯の口調を参考にした」という意味のことも語っている。※Wikipedia
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SP(スペシャル)ドラマ
連続ドラマの好評を受け、10年単位で子役の成長を追う大河ドラマというコンセプトで、当初から長期シリーズとする予定で開始。SPドラマでは常時視聴率20%超えを記録した。
北の国から’83冬(1983年3月24日放送)- 26.4%
北の国から’84夏(1984年9月27日放送) – 24.3%
北の国から’87初恋(1987年3月27日放送) – 20.5%
過去の作品も含めて全てがビデオ化され、これがレンタルビデオを通じ新たな視聴者を獲得したと言われる。『’87 初恋』では、シリーズ完結前の「シリーズにおける最高の名場面は?」というアンケートにおいて、「純が汚れたお札を見ながら富良野を旅立っていく」というラストシーンが1位に選ばれている。
北の国から’89帰郷(1989年3月31日放送) – 33.3%
北の国から’92巣立ち(1992年5月22日・23日放送) – 32.2%・31.7%
『’87初恋』、『’92巣立ち』が、文化庁芸術祭作品賞受賞。
北の国から’95秘密(1995年6月9日放送) – 30.8%
『’95秘密』以降、ハイビジョンで撮影。
北の国から’98時代(1998年7月10日・11日放送) – 25.9%・24.8%
「フジテレビ開局40周年記念番組」として制作された。
北の国から2002遺言(2002年9月6日・7日放送) – 38.4%・33.6%
「uhb(北海道文化放送)開局30周年記念番組」として放送。
前編は、『2002FIFAワールドカップ』、『第53回NHK紅白歌合戦』を除き2002年の最高視聴率番組。
中嶋朋子の実子が息子役で出演。倉本は、この脚本で第21回向田邦子賞受賞。吉岡と恋人役の内田有紀は共演をきっかけに2002年12月結婚した。(※後に離婚) ※Wikipedia
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その後
※あくまでもドラマが続いた場合の倉本聰の構想であり、映像化並びに活字出版化されている訳ではないので注意が必要。
・純と結は結婚し、富良野市内に居住。麓郷で一緒に暮らして欲しいという五郎と、町で暮らしたいという純は意見が対立しているが、結と五郎は懇意であるという。
・その後、正吉と蛍(中嶋朋子)、純(吉岡秀隆)と結(内田ゆき)は離婚。
・純は同じく離婚している初恋の相手れいと再婚。快(蛍の息子)を主人公にして、ドラマを展開する構想がある。※Wikipedia
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ここ「落石」は、そのSPドラマの「’95秘密篇」と「98時代篇」に登場します。
~黒板蛍が妻子ある医者と駆け落ちをし、ここ「落石」で密かに暮らしている。それを知った父親の黒板五郎と兄の純が心配をして訪ねてくるなど、お涙必至の物語が展開されます~
「落石」のあちらこちらに、そのドラマを紡ぐ痕跡が残されているという・・・ その主なものを挙げると
①純と蛍が話をした海の見えるバス停(浜松地区)
②蛍が五郎に会いに行った凧屋食堂(浜松地区)
③蛍と正吉が歩いた廃船のある砂浜(浜松地区)
④蛍が黒木先生と暮らしているアパート(落石西地区)
⑤黒木先生と蛍が働く落石診療所(落石西地区)
小生、もちろん①~⑤のALL制覇を目指します。しかし、オンエアが1998年ですから、かなり時間が経過しており、あまり多くを期待す るのは・・・無理なのか?・・・
帰りの汽車(※!)の関係上、制限時間は2時間。元気良く出発です。まず目指すは「浜松地区」。徒歩で15分程度です。
その舞台となった集落は、道道142号線から、遥か崖下数十mくらいのところにあり、上から見ると独特の景色。正に、ドラマのエピソー ドに相応しい“淋しい漁村”です。

集落の両端にある急勾配の坂道が、どうやら出入口になっているようですが、小生は、中ほどに数ヶ所ある『究極の階段?』で、下の世界へ 落ちていきます。村の人たちが上に用がある場合のショートカットのために設けられたと思われます。

それにしても、アミューズメントパークにある絶叫マシン顔負けの大迫力です。あまり村の人たちは使用していないようで、いつ外れて落下 するか、マジ心配です・・・あ~ッ、おっかない!(※東京弁) あ~ッ、オソガー!(※名古屋弁)。途中何度も立眩みと恐怖で立ちすくみながら、 やっとの思いで地面に到着。フ~ッ…です。
しかし、下に降り立ってみて、もっと恐ろしい光景が広がります。午後1時過ぎというのに、その集落には人っ子一人いません。人の声も聞 こえません。

確かにここで生活をしているという形跡(洗濯物や車など)はあるのですが・・・まるで“安ものC級ホラー映画”の1シーンの中にいるかの ようです。そういえば、落石駅からここまで、人間という動物に会っていないナ・・・それじゃ勝手にうろつかせて頂きますヨ。
ということで、「北の国から」のテーマソングを口ずさみながら、傍若無人の探検です・・・
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その結果発表です!
①純と蛍が話をした海の見えるバス停(浜松地区)
→路線バス廃止に伴い撤去されているようです。残念!!
②蛍が五郎に会いに行った凧屋食堂(浜松地区)
→やりました!集落の中に発見です。

③蛍と正吉が歩いた廃船のある砂浜(浜松地区)
→廃船は撤去されてしまっているようですが、そのシーンの場所は確認、です。

さて、続きまして『落石西地区』に向かいます。時刻は現在午後1時45分。制限時間まで1時間15分あります。余裕です。
が、歩けども歩けども到着しません。もう30分は歩いています。大凡(おおよそ)の目安はつけていたのですが、やはり縮尺の大きな地図で の確認は危険です。それに北海道は広い!のです。
確実に「NAVITIME」で計測したら、あと30分はかかるとの結果。それでは汽車の時間に戻ってこられない・・・仕方がない・・・断腸の思いで ④と⑤は諦めます・・・
やはりレンタカーだったか?・・・※この地区にはタクシーというものは存在しない。シュン・・・です・・・
しかし、歩き回ったおかげで、『北の国から』の作者・倉本聡が狙った、この地区に流れている“悲しげな空気”を確実に感じ取れて・・・やっ ぱ『北の国から』は素晴らしい!!

動物注意? て、ことは・・・ 熊もでるのね。
落石駅に戻り着いたのが14:30前。ホームで30分ほど待つことに・・・ずーっと歩き続けていたので、最初はかなり暑く感じたのですが、さす がに北海道の東端です。落ち着いてくるにつれ、ホームに吹く風もかなり冷たくなってきました。『風邪、ひきそうだ・・・』

すると近くの小学校(※落石小学校)から午後3時を知らせるメロディが・・・どこかで聞いたような?・・・

♪ 嵐も吹けば 雨も降る 女の道よ なぜ険(けわ)し 君をたよりに わたしは生きる ここに幸あり 青い空 ♪
メロディに合わせ、歌詞が自然に出てきます。ご存知の方もいらっしゃると思います。(※でも結構なお歳なのね?)
そう『ここに幸あり』です。何故このような学校に相応しくない曲が流されるのか?父兄から苦情はこないのか?・・・
後で分かったことですが、この歌は、作詞・高橋掬太郎、作曲・飯田三郎で、ともに根室ご出身なのだそうです。後に市役所の前を通りかかった時に、その音楽記念碑が建てられているのを見つけました。

しかし、歌詞の内容もさることながら、この曲は、1975年9月1日~10月31日にTBS「花王 愛の劇場」枠にて放送された昼ドラマ『ここに幸あり』の主題歌です。昼メロのテーマ曲を学校の登下校の合図に使うとは・・・やはり北海道、おおらかです。ちなみに、歌唱は大津美子。良い歌ですヨ。
※しかし、小生としては、やはり登校時には「蛍のテーマ」下校時には「五郎のテーマ」を使ってもらいたいものです・・・『北の国から』?・・・マニアックすぎ る!!
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根室駅に帰ってきたのが、15:30。早速ホテルにチェックインして、しばらく休憩です・・・
歩き疲れたのか、小生知らぬ間に眠ってしまいました。目が覚めたのが18:00。何か寒気がします。『しまった!本当に風邪をひいてしまったのか・・・』

ホテルの横にあるドラッグストアに急行です。「葛根湯エキス」購入(※薬のお世話になるのが今回2度目。やっぱジジイになったのかな?)。すぐ服用し、部屋で暖かくして待機です。もちろん、夜の「B級グルメ」探訪のためです。
19:00となりました。「葛根湯エキス」のおかげで、寒気は感じなくなっています。元気に外に飛び出します。気温は12℃。今年の夏が暑かったせいか、かなり寒く感じます。
でも、体は復活しております!ものともせずに、歩き出します。で・・・
・・・
炉ばた 八起(やおき)
2010年10月8日(金) 今日の晩飯 は・・・
根室・緑町 「 炉ばた 八起(やおき) 」
パンチライス(元祖筋) ¥700

この「八起」は、炉ばた居酒屋だけあって夜しか営業していません。ですから、この時間となった訳ですが、正直苦しいです。
というのも、小生の座ったカウンターの前には、酒の肴がずらりと並び、しかも美味しそうです。
が、今回は『根室めし』の「パンチライス」を食するために訪れたのです。
最初にお断りをいれます。「あの・・・食事だけでもイイですか?」
否という訳がありません。相手は商売です。しかし、我慢しきれなくなり、1杯だけ「生ビール!」目の前の酒の肴を見るだけの淋しい“飲”です。(※結構律儀でしょ。今回は飲みではなく食事だ!と覚悟したので、それを貫きます。それに風邪をこじらせないためにも節制は必要です。)

パンチライスも、“根室めし”のひとつ。ご飯又はバターライスの上にスパゲティと目玉焼きと豚肉のソテーがのっているのが標準。
パンチライスは昭和50年代、現在のカッコー会館1階にあった「レストランカッコー※現在は閉店」の人気メニュー。「八起」は平成元年の創業で、ご主人は以前カッコーにいたそうで・・・。※日本食べある記@blog
この「パンチライス」こそ、『根室めし』の真髄、“ただの組合せ”です。別に変わった味がするのではなく、普通の料理です。
ただ、豚肉のソテーの“タレ”がご飯に滲みて、美味しいです。・・・思ったほどボリュームはありませんが、これにて本日は終了です。
「お会計、お願いします。」・・・「ご馳走様!」と店を出ようとすると、後ろからご主人の声が・・・「どうぞ、よろしくお願いします!」深々とお辞儀です。「・・・???」
どうやら、小生を“雑誌の記者か何か”と勘違いしたらしいのです。店内を(遠慮なく)撮影したり、色々な角度で料理を撮影したり、しかも『ブツブツ』言いながらです。そりゃ、そう間違うのも仕方ないか・・・。
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根室の町の狭くて小さな“夜の繁華街”を通って、ホテルに帰ります・・・
妙に“〇助”・・・いや失礼、ロシア人が目につきます。何故ロシア人ってわかるの?ですか?・・・。そりゃ、みんな“プーチン”みたいな顔してるし、しゃべっている言語が舌巻きのイントネーションだし、分りますヨ。
しかし皆さん、ロシア人って、全員“ロシアンマフィア”に見えませんか?そこに存在するだけで“胡散(うさん)臭さ”を感じるのは、小生一人だけでしょうか・・・(※差別?・・・そうです)
風邪気味のこともあり、今夜はこれにて大人しく全て終了とします。他に行く所がない訳じゃなく、あと、根室の新しいB級グルメの『さんまロール寿司』や札幌で大人気の回転寿司「根室花まる」の本店もあるのですが、今日一日の摂取カロリーを考えれば、止めた方が良さそうです。では、また明日・・・
<今日の歩数> 27,300歩
<旅B Vol.4>終了



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