<1日目-2> 2012年8月25日(土)
鴻巣でのミッションを終え、駅に戻ってきたのが午後1時40分。食事時間を除くと、ちょうど1時間ホットエリアを彷徨ったことになります。もちろん、汗染みだらけの汗だく状態ですが、まだ世間的に見て忌むべき状態ではありません。
次の電車を待つ間、涼しい待合室で休憩し、更にNEXTターゲットに向かうため冷房の効いた列車に20分・・・どうやら表面の汗は乾いてきたようです。ああ、良かった!
表面的には元の姿に戻った小生、「籠原(かごはら)駅」で元気に下車し、ちょっと遅い昼飯会場に向かいます。 (※えっ!またまた昼飯?…こんな暑い所を歩き回って、よく食べられますネ。地球が滅亡しても生き残れるタイプなのネ…??) 駅から10分ほどの距離です。
1日のうちで一番暑い時間帯です。レベルの違う暑さが小生に襲いかかってきます。再び大汗が体中から噴き出し、折角乾いたシャツに染みを作り出しています。

えびてん
それもそのはず・・・ここは既に「熊谷」の奥深くに入っているのです。岐阜県多治見市と並び称される、あの“日本一暑い町”です。 しかし「多治見」と違って、ここ「熊谷」では、その“暑さ”を逆に利用して『町興し』を推進しているとのこと。岐阜の多治見人も、以前小生が提案したように見習ってもらいたいものですネ。
※『10.09.17-20名古屋・瑞浪』参照

・・・
名実ともに「日本一暑い町」として知られる。同市で観測された最高気温は2007年8月16日14時42分に観測された40.9°Cであり、これは同日に記録した岐阜県多治見市と並び日本観測史上の最高気温である。
2011年6月24日には、6月の最高気温の国内記録を20年ぶりに更新し、39.8°C、2000年9月2日に最高気温39.7°Cを観測、全国の9月最高気温では歴代最高である。他にも2010年に年間猛暑日日数が群馬県館林市と共に国内最多の41日で全国一位となった。2012年にも群馬県館林市と同数の32日で全国一位を記録した。
1990年代以降、夏の気温の高さが全国的に知られるようになり、市ではこの知名度を逆手にとってまちづくりに利用すべく「あついぞ!熊谷 熊谷新時代まちづくり事業」を展開している。
熊谷が高温となるのは、海風に乗り北上してくる東京都心のヒートアイランド現象により暖められた熱風と、フェーン現象によって暖められた秩父山地からの熱風が、一般的に日中の最高気温となる午後2時過ぎに同市の上空付近で交差するためだと考えられており、「熱風の交差点」と呼ばれることもある。※Wikipedia
・・・
「あついぞ!熊谷」事業は、熊谷の夏の暑さを逆手にとり、貴重な地域資源としてプラスにとらえ、市民みんなで暑さを楽しみながら積極的にまちづくりに活かそうとする事業です。 「熊谷の暑さ」が、そこに住む市民の元気や自主性と結びつくことで、地域の潜在的な可能性が引き出され その地域の元気に繋がって欲しいと考えています。

「あつい」は「暑い」から「熱い」、「気温の暑さ」から「気持ちの熱さ」まで広がって、あつい熊谷の名物はもちろん、熊谷の市民のあつい活動がたくさん生まれ、元気な地域「熊谷」が広く全国に発信されています。

毎年、市民団体により開催されるイベント、コンサートや、「あつべえ」を使った新商品開発など、「あついアイデア」が市内に溢れ、市内各所で盛りあがっています。※熊谷市HP
要するに、熊谷市が広く市民から企画を募集し、下記要件を満たせば、それらを冠エントリー事業として支援していくというもの。その参加単位も、団体、組合、企業、単独店、サークル、町内会、更には個人レベルでも可能となっています。
内容的にも、ご当地グルメに限らず 町内のイベント、エコ活動、スポーツ活動や文化カルチャー講座開設、オリジナルグッズ開発販売などなど多種多様です。
対象となる事業 夏期(原則7月から9月)に実施し、次のいずれかの要件を満たすもの。
1.「あつい」とつながる内容である。(暑い、熱い、篤い等)。
2.「あつい」から行う取り組みである。(涼、風、緑、水、川、海のイメージ等)
3.「あつべえ」に関連する取り組みである。
4.その他「熊谷」をPRする取り組みである。
まあ、ぶっちゃけ・・・“何でもあり”の無秩序活動ですネ。焦点がぼやけてしまって全体の輪郭が掴みきれません。よそ者には今一分かりづらい“夏の蜃気楼”的町おこしとなってしまっています。
やはり、熊谷人は長年の暑さのせいで、思考回路がオーバーヒートして壊れかかっているのかもしれませんネ。もう少し絞り込みや組み立て直しをする必要があるのではないでしょうか。そうでないと・・・ただの“暑い町”で終わってしまうような気がしますが・・
しかし、そんな分かりにくい事業の中でも、キラリと光る取り組みもあるんです。それがこの後に続く2連発の『ご当地グルメ』です。で・・・
フライ・焼きそば 満願堂
2012年8月25日(土) 今日の昼飯③ は・・・
熊谷・新堀 「 フライ・焼きそば 満願堂 」
元祖熊谷ホルどん ¥350

「熊谷B級グルメ選手権」は、熊谷市商店街連合会が中心市街地活性化につなげる企画として、2010年11月7日に「第9回オ・ドーレな おざね」と共に開催されました。
当日は、一般公募したレシピ30点あまりから選ばれた10点が市内大露路通りの特設会場に集結。「熊谷らしさ」を自慢のオリジナルレシピに託し、大勢の来場者の舌に審判を委ねました。
結果、見事グランプリに輝いたのが「熊谷ホルどん」。考案したのは、市内新堀でフライ・焼きそば店「満願堂」を経営する中野智代さん。
全国でも有数な小麦の産地として知られる埼玉県産の小麦を3割以上使った“もちもち”のうどんと、市内に多くのホルモン焼店があることから、熊谷人にはなじみ深い“豚ホルモン”。この2つの素材を合体させ、日本一暑いまち・熊谷に似合う焼うどんを考えたということです。
現在、熊谷市商店街連合会と熊谷市のバックアップのもと、「熊谷ホルどん」をメニューとして取り扱う店舗を広く募集。食による市街地活性化=まちおこしプロジェクトが進行中です。※熊谷市商店街連合会HP

三度目?の昼飯としては適当な量です。うどん麺と具材の割合が半々という感じで、他の「焼うどん」では見られない“具材全面出し”の仕上がりになっています。それだけ“モチモチうどん麺”と同様に、具材の“豚ホルモン”も十分に堪能してもらいたいという店の考えが伝わ ってきます。早速頂くことにします。
ウン!解説通りうどん麺はもちもち感抜群です。焼うどんでこの出来は素晴らしいです。“埼玉県産の小麦を3割以上使った”というのも頷けますネ。ただ、それだけコストがかかっているとも言えますので、この量でも致し方なしなのかもしれません。

そして、もう一方の「豚ホルモン」・・・何と味わい深い旨みがあるのでしょう。メチャ美味ですワ!十分楽しめるだけゴロゴロと大量に入っています。ビールが欲しいところです。汗になってすぐ揮発してしまうので止めておきますが・・・
また、麺と具材を覆う味付けがニクいです。ややドライの仕上げながら、味噌使用と思われる深いコクがナイスです。バカ美味です。やりますネ、『あついぞ!熊谷』!!

※特別に許可を得て撮影しています。
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「籠原」から熊谷の中心地域「熊谷駅」に戻ります。そこから「秩父鉄道」に乗り換えて「上熊谷」に参ります。が、電車がありません。40分ほど灼熱のホームで待たなければならない羽目に。
徒歩でも20分ほどの距離ですから、通常ならば歩いていくところです。でも・・・この暑さでは・・・途中「熱中症」で倒れるのがオチで、最悪「人間の干物」になってしまう可能性だってあります。 (※その方がダイエットになってイイじゃないの? ) 絶対!無理です。
・・・ホームに吹き込む風が熱いです。日陰にいても何の効果もありません。空気そのものが高熱を帯びている感じです。“サウナの中で服を着ている”ようなものです。

完全に動きを止めていても、堤防が決壊したように汗が吹き出してきます。聞きしに勝る暑さです。人間の住む環境ではありません!ここへ来たことをチョッピリ後悔です。
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「上熊谷駅」から熊谷人の唯一?のショッピング施設「八木橋百貨店」を目指します。その建物の裏側に次なるターゲットがあるのです。で・・・
シナモンカフェ
2012年5月25日(土) 今日のおやつ は・・・
熊谷・上熊谷 「 シナモンカフェ 」
雪くま:しょうがとシナモンのかき氷 ¥500

この「雪くま」も『あついぞ!熊谷』事業の一環として生まれた『ご当地グルメ』です。2006年の事業の立ち上げと同時にスタートしたと いうことで、現在の熊谷市の取組みの“源”ともなったものと言えるでしょう。
熱い町・暑い季節に冷たいかき氷・・・ごく自然な発想です。でも・・・かなり以前小生がご紹介した鹿児島「天文館むじゃき」の“白熊” と名称が似ているのは何故なんでしょう?・・・冷たい象徴の「雪」と熊谷の「くま」を組み合わせた命名だとは思うんですが・・・きっと・・・ パクリなんですネ。
※「09.12.25-26鹿児島」参照

雪くま(ゆきくま)は埼玉県熊谷市で町おこしの一環としてブランド化した氷菓(かき氷)の一種である。
熊谷市は、夏の気温が高いことで有名である。これを逆手に取り、町おこしに利用しようと、市では「あついぞ!熊谷」事業を2006年より立ち上げた。この一環で生まれたのが「雪くま」である。
開始年である2006年は、あまり市内でも知名度が高くなかったが、2007年は市の広報・普及活動の成果により、複数の大手マスメディアでも取り上げられた。
雪くまの条件
・おいしいと市が自負する地元の水(熊谷市の水は地下水を主に用いている)を使った氷を使用していること
・昔ながらの削り方によってふんわりとした雪のような食感にしていること
・シロップ等をオリジナルで考えていること
以上、3つの条件を満たしたかき氷を市の呼びかけに賛同した市内の複数の店舗によりそれぞれ開発・販売されている(市を通さずに勝手に名乗ることはできない)。※Wikipedia
現在、「雪くま」を取扱っている店は20店舗以上に上っています。しかし、“雪くまの条件”①地元の水を使った氷を使用 と ②ふんわりとした仕上がり だけということでもお分かりのように、その最終形は店により様々です。小生、その中から自分に相応しい品の良いものを選択です。
それが「しょうがとシナモンのかき氷」です。それに、この「シナモンカフェ」は、若い熊谷女性に大変人気だとか。美しい環境で優雅に食したいと思います。しかし、体中汗染みだらけ・・・異物混入感は否めない事実です・・・

氷は本当にサラサラふんわりです。スプーンを動かす度、氷が雪のようにサラサラと下にこぼれます。見る間にテーブルは、今の小生の姿を反映するように水分でベタベタになっていきます。若い女性の中で優雅にという目論見は完全に崩れました。この後は周りを気にしないで自分のペースで頂きます。
清涼感満点です。体の中から涼しさが伝わってきます。それに、しょうがのピリピリ感がサッパリさをより強めています。甘さも丁度ほど好 い適度です。ぐんぐん食べ進めます。
こめかみ辺りが痛いです。久しぶりの快感にとても満足。後は・・・他の女性客の視覚的迷惑にならないよう、とっとと退出です。どうもご 迷惑をおかけしました!
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「熊谷駅」に辿り着いたのが午後4時30分。まだまだ灼熱地獄は続いています。通常ですと、もう一徘徊というところですが、今日はもうホテルに避難です。
今日の宿泊場「イーホテル熊谷¥6,300」にチェックインです。かなり使い古した?ホテルですが、何と素敵に見えることか・・・冷房のガンガンに効いた部屋で汗まみれの服を今すぐ脱ぎ捨て、シャワーを浴びたいヨッ!!
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ようやく町にも夜のとばりが下りたようです。でも・・・完全無欠の熱帯夜です。窓から熱が伝わってきます。小生、今夜は外出を控えたいと思います。
ホテル近くの商店街では、先の「あついぞ!熊谷」の冠エントリー事業の「くま辛プロジェクト」なるものが行われているようです。 地元飲食店有志による「食」の町おこしで、参加50店舗がホット(辛口)な食べ物を提供するというものです。暑い町でホットな激辛料理・・・まさに、以前小生が「多治見」に提案した内容そのものです。
小生、多少食指が動きます。が・・・止めておくことにします。案内パンフを見る限り、まだメニューが揃ってない感じで、“何でもあり!”の熊谷町おこしの一端が見え隠れしているからです。リスクを冒す価値はなさそうです。
それに・・・灼熱から解放され、ようやく自分の体の具合を把握できるようになり気づいたのですが・・・今日はさすがに昼飯を食べ過ぎたようです。 (※それでなきゃ分からないの?・・・) さほどお腹も空いていませんし・・・ (※当たり前・・・)
そこで、予定通り、「鴻巣」で購入したモノだけで夕食と参りたいと思います。 (※それでもヤッパ、食べるのネ・・・化け物か。) で・・・
もみじや
2012年8月25日(土) 今日の夕飯 は・・・
鴻巣 「 もみじや 」
いがまんじゅう ¥150 × 3

&
鴻巣 「 つけしん 」
こうのすコロッケ ¥100 × 4

「まんじゅう」と「コロッケ」・・・一見不気味な取り合わせです。が、これがまたよく合いそうなんです。まず「いがまんじゅう」のお姿 をご覧下さい。
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これは、まさに「赤飯むすび」です。コロッケと相性良さそうです。が、中を割ってびっくり仰天です。こしあんたっぷりの饅頭が現れまし た・・・やはり、コロッケとのミスマッチは甚だしいです。一緒の摂取には無理があります。
そこで小生、・・・「まんじゅう」と「コロッケ」を別々に食べることに致します。 (※その違いが分かりません…説明して下さいヨ!)
北埼玉の穀倉地帯に古くから伝わる「いがまんじゅう」。夏祭りや祝い事の際に作られてきた縁起物で、現在でも郷土の味として親しまれています。(鴻巣市-旧川里町が発祥)
もち米が高価なため、ボリューム感を出そうと赤飯の中にまんじゅうを入れたのがはじまりとも、赤飯とまんじゅうをいっぺんに作って手間を省くという農家のお嫁さんの知恵から生まれたとも言われています。
名前の由来は、赤飯で包まれた形が、栗のイガに似ているところから名付けられたのだとか・・・※埼玉県HP
似たものに、愛知県の「いが饅頭」や広島県の「いが餅」があるそうですが、以下の解説からみても、こちらとの文化的繋がりはないようです。
いが饅頭 (愛知県) :愛知県三河地方に伝わる和菓子。雛祭りの菓子として使われる。米粉で作った餅であんを包み、赤・黄・緑の3色に着色されたもち米を色別に乗せて蒸したものが一般的。
いが餅 (広島県) :広島県呉市の名物となっている餅菓子。という。主に秋祭りの際、夜店や和菓子屋で販売される。しんこ餅で粒あんを包み、ピンクまたは黄緑に着色したもち米を乗せて蒸す。なお、「しんこ」とはうるち米を乾燥させ粉にしたもののこと。※Wikipedia
「いがまんじゅう」は結構な大きさです。1つでも十分食べごたえがありそうです。小生、2つだけにして(※!!)、あと1個は朝飯に取っておく予定です。

薄皮饅頭を赤飯で包んだものとのことですが、薄皮はほとんど区別がつかないほど赤飯に溶け込んでしまっています。

赤飯の塩味に饅頭の甘さ・・・一見アンマッチな感じですが、不思議なことに・・・もちもち塩味にあんこの甘さが重なって、何か美味しく感じるのです。奇妙な「ご当地グルメ」ですネ。
・・・
そして、次なる「こうのすコロッケ」に参ります。では、その説明から・・・

こうのすコロッケ :中山道宿場町の歴史を刻む雛人形と花のまち、鴻巣(こうのす)。戦後60年間、鴻巣市内の肉屋で親しまれてきた手作りコロッケが、郊外店に押されるという時代の流れで肉屋が廃業し、幻に。
それを見た中心市街地活性化を理念に掲げる地元商業者グループで『こうのす商人フェスティバル』を運営する「こうのす若手商業者同好会」が一念発起。手作りコロッケを復活させようと廃業した精肉店の主人から味を伝授され、地元の商業イベントである『パーキングバザール』で披露したところその味が人気を呼んだ。
現在では市民の支持を受けて明治23年創業の老舗、漬物と惣菜の店「つけしん」で製造販売するに至っている。つけしん本店および北鴻巣長崎屋店で販売されている。※プチたび
小生、今回コロッケ摂取に際し、ある工夫をしています。いつもは『旅B』の途中ということもあり、何もつけないで食べていますが、携帯用ブルドッグソースとカゴメケチャップを持参しているのです。長年の『旅B』で身につけた“知恵”と言えますネ、エヘン。

こうのすコロッケ・・・何処にでもある、ごく普通のコロッケですネ。ジャガイモの旨味が感じられません。皆さんも、何の説明もなく食卓に出されていたら全く気がつかないと思いますヨ。
ですから、半分(2個)食べて、残り2個は明日の朝飯に取っておきます。腹の足しにはなりますからネ・・・
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体も心も冷え切ったところで、今日は終了です。TVの天気予報によると、明日は今日より暑くなるとのこと・・・体力温存のため早く就寝致します。では・・・
<今日の歩数> 17,461
<チョイ旅B埼玉灼熱地帯篇 Vol.2>終了



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