<1日目-2> 2012年3月17日(土)
次に小生、この偕楽園の景観の一部ともなっている「千波湖(せんばこ)」の畔に向かいます。映画「桜田門外の変」のオープンセットです。
入場は有料で(※800円)、一般に公開されています。近々取り壊されることが決まっているそうで、小生、スーパーの閉店セール気分で訪問です。でも・・・何か奇妙な感じです。江戸末期に水戸藩の浪士が起こした『テロ』を、同じ水戸で再現するなんて・・・あの「9・11テロ」の映画を、アフガニスタンで撮るようなものですよネ。やっぱ変ですヨ・・・ (※例えに遠慮・配慮というものがありませんヨ、もう・・・)





※2013年3月31日閉館
・・・
『水戸漫遊1日フリーキップ』で水戸の繁華街エリアに戻ります。「南町二丁目」というところで降りて、次なるターゲットに向かいます。 時刻は午後3時40分。小腹が空いてきましたので (※?・・・) ここで軽食 (※???) 摂取と参ります。
・・・
その店は、古ぼけたビルの中にありました。店のドアは開いていますが、営業時間は終了しているようです。
が、小生、強引に入店です。こういった場合、今までの経験上「ああ、いいですヨ。」とかなんとか、OKがでるケースが多いものです。 しかし、ここのご主人、頑なに拒否です。しかも、夜の営業もしていない、とのこと。仕方なく、明日のスケジュールに無理矢理組み込むことにして、ホテルに入ることに。『あ~あ、余計に腹が減ってきた感じ・・・』 (※完全に胃拡張になってますヨ・・・)
今日の宿「京成水戸ホテル(¥7,500)」にチェックインして、空腹に耐えながら?夜がやって来るのを待つことにします。 (※ひょっとして・・・脳の中枢神経に異常があるのかもネ)
・・・
午後6時前、いよいよ夜の部スタートです。依然雨は降り続いています。しかし大丈夫、今夜目指すところは、「泉町」です。路線バスの偕楽園線沿いです。
そうですネ、『水戸漫遊1日フリーキップ』の登場です。今日1日はまだ終わっていません。当然有効です。『元を取る』どころではありません。かなりのお得活用です。水戸駅北口のバス停に急ぎます。
が・・・この路線は、お昼の偕楽園観光のためにあるようで、夜は極端に本数が減ってしまいます。1時間に2本程度です。しかも、丁度つい先バスは出発してしまったようで、あと30分ほど待たなくてはなりません。
『チクショー!仕方ない。雨の中を歩くか。黄門さんも徒歩で漫遊なさっていたしネ・・・』という訳の分からないことを考えながら、水戸市街地を漫遊です。ちなみに、助さん格さんはいませんヨ。 (※いるじゃないの。疫病神と貧乏神が。)
20分ほどの“レイニーウォーキング”の後、目指すお店に到着です。で・・・
山翠(さんすい)
2012年3月17日(土) 今日の飲み は・・・
水戸・泉町一丁目 「 山翠(さんすい) 」
“こんにゃく味噌おでん で水戸ナイト満喫!” ¥5,880

この店は、水戸の人気「鍋屋さん」です。特に「あんこう鍋」が有名だとか。でも、小生、鍋ものは敬遠です。 (※やっぱ、ひとりで鍋をつついても淋しいですからネ。)その旨をオバチャン係員に承諾してもらい、早速注文です。
まずは目的の「こんにゃく味噌おでん」からです。それと、水戸の郷土料理を数点。「奥久慈 ゆば刺」「いわし納豆」「納豆道楽」。そして、〆の「納豆釜飯」をいっぺんに注文です。特に「釜飯」は、蒸し上げるのに30分ほどかかるとのことで、時間を見越して先に発注したのです。もちろん、生ビールも忘れてはいませんヨ。
注文からすぐ、生ビールとお通しが到着です。いつもの飲み会時のアルコール・ハイペース摂取を控え、チビチビと料理到着を待ちます。
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・・・が、20分経っても、何一つ注文品は出てきません。後から入ってきたお客の「鍋もの」は、どんどん運ばれているというのに・・・チビチビと貧乏たらしく飲んでいた生ビールも、ジョッキの底が露わになってしまっています。
ここで、小生、人格のバトンタッチです。そうです、あの嫌みなクレームおじさんの登場です。「あのネ。ここ、まだ何も来ないんだけど!」「ああ、すいません。ただ今調べて参ります。」「・・・」
ここで、オバチャン、何故か余計なことをクレーマーおじさんに言ってしまいました。「お飲物のお代わりは如何ですか?」「・・・あのネ・・・つまみが何も来ないのに・・・ビールが頼めると思う?」怯えたオバチャン、何度も謝罪をして腰を屈めて去っていきます。彼女に責任は何もないのに・・・あまりと言えばあまりの言動・・・どうせ、厨房の連中が「鍋なし客」を後回しにしているだけのことなのにネ。
でも、小生が厨房まで行って、悪態をつけば、それは、町の〇クザさん達とあまり変わらないことになってしまいます。クレーマーはクレーマーとしてのポジションがありますので、最前線の係りのオバチャンには我慢してもらうしかありません。『水戸のオバチャン、ごめんネ。』と少しだけ反省です。
それから程なく、「こんにゃく味噌おでん」の出現です。それとほぼ同タイミングで、何と!〆の「釜飯」が早くも到着です。『あのネ、オバ チャン・・・』と再度のクレームを突きつけようとしましたが、オバチャンの萎れた表情を見て、何も文句を言えなくなった優しい小生です。 (※あのサ、最初から黙って待っているのが、本当の優しさじゃアないの?・・・)
続けて、残りの注文品の一括納品です・・・ムムム。
「奥久慈産こんにゃくみそおでん ¥577」 ・・・これは、素朴にして実に奥深い料理です。


プリプリっとした歯応えの茨城県産のこんにゃくに、相性抜群の甘味噌ダレをたっぷりと絡めて味わう“こんにゃく味噌おでん”。
弾力のある食感が堪らないこんにゃくは低カロリーで満腹感もあり、寒い時期にはお腹の中から体が温まる。こんにゃくマンナンと呼ばれる食物繊維が多量に含まれており、腸内の健康を整えてくれる。
こんにゃく芋はとても腐りやすく、1700年代に常陸の国(今の茨城県)の中島藤右衛門が薄く切り乾燥させた芋を使用した加工法を発見するまでは、こんにゃく芋が収穫できる秋限定の食べ物だったという。 ※ぐるたびHP
こんにゃくのプリプリと弾力性のある健康的感触も抜群ですが、甘辛の赤味噌が、この町に流れる空気に対峙するかのような上品な?味わいで、メチャ美味です。
・・・「赤味噌」といったら、あの岡崎を中心とした名古屋地方が本場のモノ。でもそれは、あの岡崎地方独特の粗野な風土が育てた、全く繊細さに欠ける代物です。この店の「赤味噌ダレ」は、それとは比較にならない程進化し昇華しています。
この「岡崎」生まれの“赤味噌”・・・それが、『徳川御三家』の地「水戸」に息づいていることとの関係については?・・・情報不足により不明です。まあ、調査するつもりもありませんがネ、赤味噌に深い関心がありませんから・・・
「奥久慈 ゆば刺 ¥840」

あの「栃木・日光のゆば」よりはコクがありますが、先ほどの「こんにゃく味噌おでん」とは大きく違って、この土地柄に相応しい、やや繊細さに欠けるモノです。この点では、『徳川御三家』のご本家、「岡崎」の血を引き継いでいるようナ・・・
・・・
次に「納豆料理2種」です。水戸では、やはり「納豆」は外せない素材ですネ。では“水戸の納豆”について説明です。
水戸市の名産品といえば“水戸納豆”というほど有名だが、総称ではなく、納豆のブランド名だ。
“水戸納豆”とは、茨城県産の大豆を使用しているか、茨城県内で製造されたもの、また茨城県内に本社持つ製造会社に限るという(「全国納豆協同組合連合会」より)。
水戸の納豆の歴史は古く、源義家が「後三年の役(1083年)」で奥州に向かう途中、水戸で宿泊をした際に馬の飼料に作った煮豆を「わら」で包んでおいたものが自然発酵したのが始まりだといわれている。
小粒大豆を使用するのが主流で、今でもわらに包まれた納豆が作られている。※ぐるたび
オバチャン係員さんによると、「いわし納豆 ¥735」「納豆道楽 ¥1,260」とも、“納豆料理”らしく十分“混ぜ混ぜ”してから頂くとのこと。
まず「いわし納豆」は、焼きいわしと納豆との組合せで、青しそ・青菜・玉ねぎ・うずら卵であえて食べます。
「納豆道楽」の方は、その名の通り、新鮮な刺身たち(貝類、いか、まぐろ、いくら、甘海老)と納豆との贅沢なコラボレーション料理です。 現状では、それぞれが別々な場所に配置されていますが、胡麻だれをかけ、これも箸の円形運動で、すばやくかき混ぜて頂きます。


「いわし納豆」は、朝の食卓にぴったりのモノです。炊きたてのご飯が恋しくなります。 でも、酒の肴には・・・?です。何せ、納豆の強烈な自己主張が全てに勝ります。『お~い!誰か白い飯持ってきてヨ!!』


「納豆道楽」は、刺身と納豆・・・合わない訳ではないのですが・・・刺身はけっこう上等のモノを使っていて、これだけでも十分美味しいものです 。
・・・何故?納豆と一緒に食べなければならないのか?・・・こちらも、納豆の強烈な存在感が勝り、そちら(納豆)寄りの味わいになってしまいます。頼んでおいて何なんですが、これは別々に口に入れた方が良かったような・・・気がします。
続いても「納豆料理」です。「納豆釜めし ¥630」・・・〆のために注文したんですが、早々の登場で、もうすっかり、小生のテンションも下がってしまっています。
恐る恐る蓋を開けてみます・・・と、『ああ・・玉子が悲惨な状態だ・・・完全に火が通ってしまっていて、固めに茹でた“ゆでたまご”のようだ・・・↓』これを、釜飯らしくザックリ混ぜ合わせて頂きます。



・・・やはり、納豆の風味が、全ての繊細な味わいを消し去ってしまっています。釜飯や炊き込みご飯というのは、ご飯に滲みた材料のダシを味わうのが真髄です。これでは・・・?ですネ。
先の「納豆料理」といい、やはり「納豆」は、繊細なものとの組合せには問題がありますネ。白いご飯に単独搭載が一番のようです。
・・・
店を出た小生、再び雨の中を徒歩でホテルに戻ります。えっ?路線バスは、って?もう午後7時ですヨ。バスが走っているわけがありません。
水戸の市街地、もうすっかり人けがなくなっています。土曜日の雨の夜・・・地方町にありがちな光景です。・・・「青森の町」を懐かしく思い出しながら、ホテルにひたすら急ぐ小生です。

お~いッ!・・・誰もいないの?・・・
<今日の歩数> 22,443
<’12 チョイ旅B Vol.2>終了



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