’12旅B冬篇 大分 特別拡大号 Vol.8

2.アーカイブス

<4日目-2> 2012年1月22日(日)

「別府のご当地グルメ」探索も終了したので、近くの駅に向かいます。当初は、再びの“ご禁制のタクシー”使用を考えていましたが、訪問 した両店とも、提供スピードが思いのほか早かったため、時間的にかなり余裕ができました。

よって、『旅B』本来の姿に戻すことに致します。つまり、駅まで徒歩で参ります。20分以上の道程ですが、次のモノ?のため、丁度良い腹 ごなしにもなりますしネ。 (※まだ喰うつもりだヨ・・・呆れるネ。)

・・・

「別府大学駅」から日豊線を北に20分「杵築(きつき)駅」に到着です。

-JR九州815系電車

ここから路線バスで10分、杵築の中心地に移動です。

ここ「杵築」は、国東半島の南の入口にあたります。そうです。今回の『旅B』の始まりであった、北の入口「豊後高田」から、大分県を丁 度ぐるっ~と一周したことになります。いよいよ『旅B』も最終盤に入っていきます。

・・・

まずは、今『旅B』最後の観光です。「杵築」の町歩きとなります。

しかしながら、今回は何と町歩きの多いことか・・・「豊後高田の昭和の町」から始まり、「天領の町・日田」「由布院温泉町」そして、この「杵築の城下町」です。老人の散歩じゃあるまいし、歩いてばかりの『旅B』ですヨ。

・・・ということは、大分県には古い町並みが多く残存しているということです。またそれが今、大分県の貴重な観光資源になっている・・・まあ、“災い転じて福となす”の諺の通り、日本の中心から外れていたため開発が遅れ、新しい町づくりが出来なかったことが、今となっては幸いだった、というだけですが・・・(※相変わらずの減らず口だね。)

話を「杵築」に戻します。ここ「杵築」の自慢は、次の通りです。

江戸時代の風情が今もなお残る杵築。杵築城を中心に、南北の高台に武家屋敷があり、その谷間に商人の町が挟まれています。このような凸凹のある“サンドイッチ型”城下町は、杵築だけと言われています。※杵築観光協会HP

江戸時代は杵築藩松平氏3万2000石の城下町として栄え、廃藩置県まで国東半島の政治・経済の中心地であった。

旧城下町 北台・南台に侍屋敷、その谷間に町家が続く景観は、往時の面影を残す。侍屋敷の土塀整備に補助金を出すなど、歴史的環境整備による「坂道の城下町」づくりに取り組む。※Wikipedia 

https://goo.gl/maps/NYb4R9N4c9twbYnd7

「サンドイッチ型城下町」で有名なようで、そのため、どうやら「坂道」が多いことが分かります。

最後の最後に難関を迎えたわけです。初めての4日間の『旅B』の、しかも、最終日の最終盤。体の蓄積疲労も相当です。果たして体力がもつのか?・・・

そして、この町のもう一つの自慢は、“松平氏が治めていた”ということです。“能見松平家(のみまつだいらけ)の松平英親(ひでちか)”が初代藩主。

能見松平家とは、“三河の松平氏の庶流。三河国額田郡能見(現在の愛知県岡崎市能見町)を領したことから能見松平家と称す。”

要するに、徳川家康の親戚で、家康縁(ゆかり)の出身地「岡崎」を治めていた、というだけで、大局的な見地からは、何の意味もないことなのですが・・・現在の、“家康以外自慢することがない”岡崎人と同じで、他愛もないことです・・・

まずは、負担を軽減するため荷物を預けることにします。観光案内所を併設した「杵築ふるさと産業館」でコインロッカーを探します。が、それらしきモノが見つかりません。それで、物産館の若い係の女性たちに尋ねてみます。すると・・・

「コインロッカーないんですヨ。」「えーっ!困ったナ・・・」「こちらでお預かりしますヨ」ああ、手荷物預り所があるのか・・・「じゃあ、お願いします。前払いですか?」「いいえ、いりませんヨ。」「ええ?無料なんですか?」「ハイ」「では・・・」

ということで、文字通り“肩の荷を降ろします”。しかし、タダとは驚きです・・・帰りに何かお土産を買わす魂胆なのでしょうか?・・・でも、小生、恩知らずなので買いませんヨ。悪しからず、です。

観光案内所のオバちゃんに「杵築マップ」を貰い、「散策ルート」を教えてもらって、いざ出発です。でも、やはり坂道ばかりのようです。しかも、広さ、距離ともかなりのものです。1時間だけ、という制限を設けて回ることに。

心臓破りの坂道が続きます。観光客は少なく閑散としていますが、それだけ江戸時代の城下町にタイムスリップしたかのような感覚が味わえます。

それに今日は、何故か着物姿の若い女性たちをそこ此処で見かけます。昔の時代に溶け込んだように佇んでいるお姿は情緒満点ですネ。

杵築市観光課の仕込みではないようです。何かのイベントで偶然訪問されただけなのかもしれません。でも、何か得した感じで、とってもエエわ、です。

<北台> 

https://goo.gl/maps/7BVYAWyJC1dEPZsh9
番所の坂
酢屋の坂
北台武家屋敷
藩校の門
勘定場の坂
能見邸

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<商人の町-サンドイッチの具の部分> 

https://goo.gl/maps/1P7sW1x2vV6peaF57
今も商人の町です。
杵築市役所
町のシンボル 「カブトガニ」?

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<南台> 

https://goo.gl/maps/4QeC8v9qBo1JBrx28
飴屋の坂
志保屋の坂
南台武家屋敷(裏丁)
南台武家屋敷(本丁)
家老丁

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午後3時を回りました。予定時間終了です。主だった観光スポットとしては、あと杵築城が残っています。

でも、あっさり諦めて、最後の徘徊に向かいます。もちろん夕飯狙いですヨ。だって、もう3時じゃないですか・・・(※あんたの体内時計はどうなっているの?世間では、おやつの時間ですヨ…)

目指す場所は、この観光地域から大きく外れています。坂道を下りて20分程歩きます。で・・・

海鮮亭 ざこば亭

2012年1月22日(日) 今日の夕飯 は・・・

大分県・杵築 「 海鮮亭 ざこば亭 」

杵築ど~んと丼:海鮮ざこば丼(上)  ¥1,575

ここ「杵築」では、昨年2つの「ご当地グルメ」が大々的に発表されて、観光の一つの売りにしています。

その一つが、この「杵築ど~んと丼」です。ルール5か条を定めてはいますが、その内容は実に曖昧模糊としています。まあ、杵築のモノを使用すれば、何でもOK、という統一感に欠ける『ご当地グルメ』です。

こういった場合、数年で消滅の憂き目に遭うのが通常の運命ですが、この「杵築ど~んと丼」・・・どうでしょうか?多分、余命わずかのような・・・気がします。

その「ルール」を一応ご紹介しておきましょう。

杵築ど~んと丼のルール5カ条

第1条 食材は地元にこだわり、「杵築」が感じられるものを提供すること。

第2条 お客様を満足させる「味」とともに、オリジナリティあふれる豪華なトッピングや「香り」、「音」など演出に努めること。

第3条 3品以上のセットで提供すること。

第4条 笑顔でお客様を迎え、おもてなしの心でサービスすること。

第5条 提供店の連携を大切にし、互いに食の追及に努めること。

※杵築観光協会HP

牛丼系あり天丼系ありで、様々な種類の丼が並ぶ中、小生、この「ざこば亭」の“海鮮丼”を選択です。腐っても?ここは海端の町です。海 鮮系なら外れのリスクが少ないのではないかと考えた訳です。

お店に到着が午後3時20分過ぎ。暖簾は架かっているし、どうやら営業はしているようです。早速入店します。

が・・・店内が暗い・・・中からご主人が出てきて宣います。「5時からですヨ」「えっ!まだですか?・・・」頭の中を次なる“丼候補”が次々に過ぎていきます。

すると、小生を観光客と思ったのか「ざこば丼?」「ええ・・・」「じゃあ、作ってあげますヨ。」「そうですか!ありがとうございます!」 一部明かりをつけて下さったカウンターに座ります。ご主人、無言で調理を進めます。

シンと静まり返った店内、物音はご主人が放つコトコトというまな板の音だけ・・・

待つこと暫し、小生の前に、ど~んと「ど~んと丼」が登場です。想像以上の豪華な装いです。魚たちも新鮮らしく『私たち、美味しいのヨ』 と輝いています。そして、決め手の“九州の醤油”です。これを適量かけて・・・一気にいかせて頂きます。

新鮮な魚介と九州醤油、不味いはずがありませんよネ。それに、元々この「ざこば亭」、会席料理や寿司が本業のようで、ご飯も隙のない素 晴らしい仕上がりです。

そう言えば、今回の『旅B』は、新鮮な魚には恵まれていませんでした。“鶏”ばかりだったと言っても過言ではないほどです。が、最後の 最後に、この美味しい魚・・・大変満足です。

ご主人にお礼を申し上げて店を出ます。最後まで寡黙を通したご主人ですが、調理の腕は相当のようです。どこかのおしゃべり野郎とは訳がちがいますネ。??? 

https://goo.gl/maps/a4aEjKZWx43Mzu6Z8

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再び観光地域に向かっていきます。来た道とは別ルートです。観光スポットで未踏破の「杵築城」の下を通り抜ける道筋です。『下から杵築城を撮影して、それで全ての観光終了』とするためです。

杵築城の撮影を以って、今回の『旅B』観光の完全終了です。
https://goo.gl/maps/W5RsTPVdvCTLFNGs5

・・・

それから、最後のグルメポイント制覇に向かいます。(※!!!…)

『えっ!まだ食べるの?胃腸じゃなくて、頭が変じゃないの?』皆さんの悪口雑言は委細承知致しております。でも・・・皆さんも、いい加減慣れて下さいヨ!

先ほど申し上げたはずです。ここ「杵築」には、もう一つ『ご当地グルメ』があるのだ!と。それをパスして帰る小生ではないのです。この道を果敢に進みたいと思います、ハイ。

目指す「ご当地グルメ」は、「杵築ど~んと丼」と同じタイミングでスタートした「きつきサンド」と称するモノです。

皆さんご想像の通り、これも先の「丼」と同じように、何でもありの、“明日をも知れないご当地グルメ”です。これについても、同じ臭い がするルールがありますので、ご紹介しておきます。

きつきサンドのルール5か条

第1条 食材は地元にこだわり「杵築」が感じられるものにすること。

第2条 お客様を満足させる「味」とともに、オリジナリティあふれる豪華なトッピングにもこだわること。

第3条 パンや米、クレープ生地などで必ず挟むこと。

第4条 笑顔でお客様を迎え、おもてなしの心でサービスすること。

第5条 提供店の連携を大切にし、互いに食の追求に努めること。

※杵築観光協会HP

呆れてモノが言えない、とはこのことです。何で不完全なモノを二つも?・・・これが小生の正直な気持ちです。一つでも、難しいと思われる「杵築のご当地グルメ」・・・これでは、二つが合携えるように速度を増して・・・地の底に落ちていく・・・

これを小生たち専門家(※??)は「負の相乗効果」「負のスパイラル」と呼んで、警鐘を鳴らしているのですが・・・(※誰が誰に向かって?意味分からない…) 何処かのホールディングスさんもご注意ですヨ、ホントに・・・(※どこの会社のこと?…しっ!)

一番館

2012年1月22日(日) 今日の食後のつまみ喰い は・・・

大分県・杵築 「 一番館 」

さつきサンド:ギュッとグラッとくるサンド(コーヒー付)  ¥900

「サンドイッチ型城下町」のちょうど具材の部分にあたる、谷間の「商人町」にある喫茶店です。

えっ?選抜の理由ですか?・・・それは、バスターミナルに一番近く、坂を登らなくて済む場所にあるからです。さすがに体力が極度に低下してきております。無理のないところで済ませたいと考えたからです。それに、小生の“鋼鉄の胃腸”も溶解が始まっているようですし・・・?

入店すると、他に客はいないようでシンと静まり返っています。応対に出てきた女性は、“熟女”という言葉はこの人のためにあるのではな いか、というぐらいの色気先行の女性です。この店の女主人と思われます。時間が時間なだけに、喫茶店というより「場末のスナック」とい う風情です。

こういう場合、店には虫?がついているものですが・・・あっ!やっぱりいました。奥まったカウンターに肉体労働者風の地元虫が巣食っています。小生の入店がさも迷惑そうな顔つきです。『折角口説いていたのに、ジャマしやがって!』とばかりの面白くないという表情でビールをあおっています。

小生、この手の無法者は苦手です。熟女さんとの会話を避ける意味でも、早速注文です。熟女さん、厨房に入り調理を始めます。手持無沙汰になった“地元虫”、場所を少し移動して、小生の様子を探り始めています。

『あのネ、杵築虫君。小生は、あの熟女さんの間男ではありませんからご心配なく。』小生のテレパシーが通じたのか、虫は元いた位置に戻っていき、盛んに厨房の熟女に話しかけています。かなり酔っぱらっている様子です。『これは、本格的に接触は避けなければなりません。当然、熟女さんとの会話はご法度となります。』

注文した品が運ばれてきました。・・・小生、彼女と一切話をしません。本当は、少しこの「きつきサンド:ギュッとグラッとくるサンド」 について説明が欲しかったんですが、敢えて黙っています。杵築虫のこちらへの集中オーラが痛いくらい伝わってきます。

無事サーブを終え、夜の蝶さんが杵築虫方向に帰っていきます。・・・もう安心です。

早速味わってみることにしますが、聞けなかったこの中身について、杵築観光協会のHPより抜粋してみますと・・・

やわらかくてジューシーな旨みがある杵築牛(※焼肉)と自家製ソースを使ったグラタンの2種類のうまさが楽しめる、地元の新鮮野菜をたっぷり添えたボリュームのあるサンドです。スープと小鉢(※豆腐サラダです)も付いています。※杵築観光協会HP

牛とグラタンで「ギュッグラッと」なんですネ。でも、全体的にインパクトに欠ける味です。

上の「ギュッと」の方
下の「グラッと」の方

2つの味が楽しめるのは良いのですが、それぞれが連携していない分、印象の薄いモノとなってしまっています。これでは、「ギュッとグラッと」とはとても参りません。精々地元虫が這い寄ってくるぐらいですヨ。お後がよろしいようで・・・

https://goo.gl/maps/ypew7dw38cdLHd7JA

・・・

物産館で手荷物を回収後、杵築バスターミナルから路線バスで「大分空港」に向かいます。

えっ?何も買わないで荷物を受け取ったの?ですか?・・・ご心配なく。さすがな小生も、気が引けて、珍しく土産を購入してしまいましたヨ。

何を買ったのかって?ほっといて下さいヨ。ちゃんと買いました!欲しかった“九州の醤油”1本です。500円ですヨーだ。何か文句あるのか、ってんだ。(※デブでケチは、この世に存在価値はないのでは…) 

https://goo.gl/maps/GmrBQhVNy3GmsCqE8

・・・

「大分空港」までの30分間、今回の『旅B』について、ひとつだけ反省です。 それは・・・皆様ご期待の「大分ご当地グルメの本家・王道」とも言うべきモノに触れなかったということです。

その「大分ご当地グルメの本家」というのは・・・・「関さば」「関あじ」「城下かれい」の3大名物です。でも・・・いずれも小生の『旅B』には向かない“超A級グルメ”です。

それは、皆さんが、「不倫旅行」だろうが「お忍び旅行」だろうが構わないのですが、大分県を旅する時に、じっくり味わって頂ければ良いだけのこと。今回はお許し願いたいと思います。

でも、皆さんの中には、『へっ!そんなこと言って、本当は知らなかったんじゃないの?』と、お疑いの念を抱かれる方がいらっしゃるかもしれません。そんな猜疑心の強い方々に言い訳?の意味でも、その説明だけはしておきましょう。では・・・

関さば(せきさば)は、豊予海峡(速吸の瀬戸)で漁獲され、大分県大分市の佐賀関で水揚げされるサバ。関あじとともに、水産品の高級ブランドとして知られている。

ぶたらっこ

関あじ(せきあじ)は、豊予海峡(速吸の瀬戸)で漁獲され、大分県大分市の佐賀関で水揚げされるアジ。関さばとともに、水産品の高級ブランドとし て知られている。

by
鍵の番人カモノハシ

城下かれい(しろしたかれい)は、大分県速見郡日出町の別府湾の城下海岸で捕獲されるマコガレイを指す通称である。

by
acworks

※いずれもWikipedia

如何ですか?納得して頂けましたか?・・・そんなことを言ってるうちに、ANA200便は「羽田空港」に無事到着です。自宅に帰りついたのが午後9時30分過ぎ。長かった『’12旅B冬篇特別拡大号』も終了の時がやって参りました。

皆さん、ご清聴、誠にありがとうございました。では、また『春篇』でお会いしましょう。それまで、バイ!です。

<今日の歩数> 24,842

<’12旅B冬篇 大分 特別拡大号>完了

<付録> ここで、小生が購入した大分県中津の珍しいお土産について説明です。

巻蒸(けんちん)は、大分県中津市の葛粉を素材とし、キクラゲなどの素材を入れて蒸した和菓子である。

和菓子としては珍しい、繊切り(せんぎり)のキクラゲが使われているのが特徴。半透明の中に、具が浮いて見え、一見すると煮こごりにも見えるが、控えめな甘さとキクラゲ独特のコリコリした食感を持つ菓子である。

水で戻して柔らかく煮た十六豆、キクラゲ、銀杏、栗などの具を湯で煮、砂糖とくず粉を加えて練り、さらに少量の小麦粉を加えながら粘りを出した上で、箱型の器に入れ、蒸して作る。常温になるまでじっくり冷ました後に羊羹のような直方体に切り分けて、棹菓子として販売される。

中津市では慶弔時の菓子として広く使われており、各和菓子店が製造しているほか、家庭で作ることもある。家庭によっては、塩や醤油などを加えて、好みの味に作る場合もある。

江戸時代に、中津藩出身の田中信平(田信)が長崎で蘭学を学んだ際に目にした、清国伝来の料理をもとに、中津の菓子匠が創意工夫を加えて作り上げたものとされる。※Wikipedia

感想は・・・なし・・ですネ・・・???

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