‘12出張Bレポート <松阪>

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<’12 まだ東京には帰らない、老母も悲しむ寄り道シリーズ>

最近、三重県に妙にこだわっていますが、今回もそちら方面に寄り道です。三重県の中部に位置する「松阪」です。“松阪牛”で有名ですネ。

しかし・・・ここは遠すぎです。近鉄特急で1時間半もかかります。名古屋からの“寄り道”の南限と思われます。これ以上の南下は、もはや『旅B』の範疇に入ります。

でも、そんな疲れを見せることなく、目指すお店に向かって、ひたすら歩き続けます。20分ほどかかりますので、その間を利用して松阪人唯一の自慢、「松阪牛」について説明です。

松阪牛(まつさかうし)は、但馬牛の他、全国各地から黒毛和種の子牛を買い入れ、三重県松阪市及びその近郊で肥育された牛。品種としての呼称ではない。「まつさかうし、まつざかうし」と様々に呼ばれる。日本三大和牛★の1つ

2002年(平成14年)8月19日以前は「松阪牛」全てが高級銘柄牛肉であったが、以後は区域内の生産であれば格付けが低いものまで「松阪牛」との呼称が許され、全てが高級とは限らなくなっている。※Wikipedia

by
唐神

三大和牛との呼称がいつ頃、誰によって命名されたかは不明である。また、どの3銘柄かは公式に決まっていない。

三大和牛の1つであるとされる銘柄牛肉には、神戸ビーフ、近江牛、松阪牛、米沢牛、前沢牛がある。

3つを並べて三大和牛と言う場合には、神戸ビーフ・松阪牛・近江牛、または、神戸ビーフ・松阪牛・米沢牛という組み合わせがよく見られる。※Wikipedia

如何ですか?「松阪牛」のこと、分かって頂けましたか?・・・要は、「松阪牛」といっても、その格付けにより“安い駄肉から高級品質肉”まで存在する、ということです。

ですから、皆さんも、悪徳飲食業者に騙されて、高い値段を支払って、チープな松阪牛を有難がって食べることがないようにして下さいネ。格付けが大事なんですヨ。

えっ?何それ?・・・ですか?・・・ホント、小生の美文を読んでいませんネ・・・それは、先回の『12旅B春篇(鳥取・島根)Vol.4』で、すでにご紹介済ですヨ。・・・ああ、慌てて見返す必要はありません。小生、親切にも、もう一度説明致しましょう。

牛肉の格付けは「歩留(ぶどまり)等級」と「肉質等級」で表示が決まります。

by
阿部モノ

「歩留等級」は、ロース芯の面積、ばらの厚さ、皮下脂肪の厚さ及び半丸枝肉重量の4項目の数値を計算し決定します。歩留等級の区別は、「A」「B」「C」の3等級に決定されます。

「肉質等級」は、脂肪交雑・肉の色沢・肉の締まり及びきめ・脂肪の色沢と質の4項目で決定されます。区分は、5等級から1等級に格付けされます。※Wikipedia

ですから“A-5”というのが、松阪牛に限らず牛肉の最高品質となるわけですネ。決して“C-1”なんかに手を出してはいけませんヨ! ・・・

やっと、お店の姿が見えてきました。あと少しです。えっ?その店で松阪牛A‐5を食べるのか?って?・・・あのネ、まだ小生のことを理解していませんネ。そんな高級食材には何の興味もありません。ただただ庶民の味を探求するのみです。で・・・

一升びん本店

2012年7月1日(日) 今日の昼飯 は・・・

三重・松阪 「 一升びん本店 」

“松阪ホルモンで昼間から焼肉だ!!” ¥4,200

松阪市内に数店舗を展開する庶民的焼肉屋の「一升びん」、その本店です。「脇田屋」を始め同種の有名焼肉店は数多いですが、ここ「一升びん」は断トツ1位の人気店です。

お昼というのに、たくさんの家族が詰めかけており、焼肉を囲んで“一家団欒”を演じて?います。小生、一人or カップル用と思われる別エリア(lonely zone)に案内されましたが、ひるむことなく昼飯の開始です。

えっ?何か?・・・「ホルモン」にしては4,200円は高すぎる、ですか?・・・まあ、その説明は後にすることにして、まず、松阪の『注目のご当地グルメ-松阪ホルモン』について説明です。

松阪牛とは、三重県松阪市及びその近郊で肥育される「黒毛和種」のことで、国内ならず海外にもその名が知られる高級ブランド牛である。 その新鮮なホルモン(内臓)を地元焼肉店が仕入れ、自家製の味噌ダレや独自の味付けをして提供したのが、「松阪ホルモン」である。

当初は松阪市内でも限られた焼肉店でのみの提供であったが、松阪牛の焼肉に比べ安価で美味しく提供することが出来、その人気はじょじょに広がり、現在では市内15店舗ほどのお店でその味を楽しむことが出来る。

また炭焼きで提供しているお店が多く、焦げた味噌ダレのにおいやホルモンの脂身がビールやご飯のおかずにピッタリで、その美味しさは病みつきになること間違いない。※ぐるたび

小生、まず何をおいても「松阪牛上ホルモン¥700」と、休日とは言え少し不謹慎ですが「生ビール¥550」を発注です。

先に到着の生ビールをチビチビやりながら待つこと暫し、「松阪牛上ホルモン」の登場です!

早速炭火で焼き始めます。 マルチョウばかりでなく、小生の大好物であるレバーも少量含まれてます。何せ「松阪牛」のホルモンですからネ。期待しちゃいますヨ!

やっぱ美味いです。何か・・・ホルモンの味の深みを感じる・・気?がします。「松阪牛」という“魔法の呪文”にかかっているせいなのか もしれません。

日本には上手いことわざがあります。『腐っても鯛』・・・しかし、これはまさに“大きな錯覚”なのです。腐った鯛と新鮮な鯖があったら、 あなたはどちらを選びますか?聞くまでもないことです。このように、人間とは、イメージにコントロールされやすい弱い生き物なのです。

小生、この後は冷静に対応です。すると・・・確かに美味いホルモンです・・・味噌ダレのかなり強烈な味噌辛さはありますが、ホルモン本 体との合わせ技で丁度良い味加減になっていますし・・・

しかし、あの「松阪牛」の最高級肉とのバランスで考えると、何か物足りなく、普通のホルモンに思えてきます。最初最高に美味しい!と感 じたのは、やはりマインドコントロールされていたからなのでしょう。

それに小生、焼肉の中でも「ホルモン」が一番好きですし、どこのモノだって美味しく感じますからネ。 (※ヨッ!日本一の味音痴!!) 

それ と、以前小生、銀座の「王樹里(※No.レポート)」という有名店で、もっと美味しいホルモンと遭遇してますし・・・

「松阪牛上ホルモン」も「生ビール」も、小生のお腹の中に足早に立ち去りました・・・が、ここで問題が発生しています。小生、まだ満腹ではないのです。いやむしろ空いています。

ご飯(中)¥250とみそ汁¥200」の注文は“MUST”にしろ、焼きものをどうするか?もう「ホルモン」にも飽きたし・・・という重い課題?です。何を注文しても「松阪牛」の呪縛から逃れられないような気がします・・・

そこで、そのイメージコントロールの御本尊「松阪牛」そのものに挑むことにします。それに、「上質松阪牛」もこの店の売りですしネ。 小生、その中でも最高ランクの「松阪牛特選¥2,500」を選択です。折角ですし、それをおかずにご飯を頂くのも悪くありませんからネ。え っ!もちろん「生ビール」は追加注文しませんヨ。あくまでも『昼飯』ですから・・・

上がサーロイン、下がヒレ

牛脂に「これが松阪牛だ!」と言わんばかりの旗を立て、お子様ランチ風に「松阪牛特選」の登場です。

でも・・・大きなお皿に小さめのお肉2枚だけです。ヒレとサーロインの各一切れづつ。さすが「松阪牛」です。小生、旗に書かれてある“この肉の自慢”に目を通します。

品質規格は、最高級を示す「A-5」。その他「農家名」や「肥育地」「発行元」等が記載されています。まあ、要するに『この肉は間違いな く高級良質で安全ですっ!』と宣言しているわけです。

でも・・・2枚だけ、トホホです・・・この値段なら、さもありなんと納得して、早速牛脂で網に脂をつけ、準備完了です。ご飯もみそ汁も 到着しています。

だが待てヨ・・・一気に2枚を焼いてしまえば、即おかず終了。ご飯大量残留という情けない結果になりそうです。そこで、1枚づつを慎重 に丁寧に焼き、その情景や匂いもおかずにしながら食べ進むことに致します。

まずは「ヒレ肉」からです。そっと網の上に置き、両面をさっと炙る程度で焼き完了です。まず岩塩をつけ頂くことにします・・・

う・ま・い~っ!!どこまでも柔らかく、すぐ口の中でとろけてしまいます。その余韻を楽しみつつ、ご飯を口にかき込みます。

次に「サーロイン」です。これも慎重に網の上にセットします。

ここで小生、注意がほかに逸れます。『最高級牛肉の質に比べ、このご飯の低質な出来は何なのか!米そのものの質にも問題がありそうだ・・・』と訝しんでいると・・・

炭火コンロの上に不自然に上がる火の手が視界に飛び込んできます。『しまった!焼き過ぎた!!』

急いで網の上から脱出させます。が・・・少しだけ遅すぎたようです・・・・小生、挫けることなく、ウェルダン※に仕上がったサーロインを今度はタレで頂きます

※ビーフステーキの焼き方で、肉の内部までよく火を通したもの

やはり焼き過ぎたせいなのか、やや肉に硬さがあります。筋の部分も噛み切れない状態です。こうなると、ご飯の残量とのバランスもへった くれもなく、全てを口の中に放り込みます。・・・肉の旨味はさすが最高です。美味い!

が、相当量のご飯が残りました。・・・仕方ないので、みそ汁で掻き込みます。しかし、天の助けか、このみそ汁が尋常でなく美味いのです。 合わせ味噌で出汁も充分効いています。最後の〆には最高の出来です。ご飯との苦闘もなく無事終了となりました。

でも・・・もっと松阪牛喰いてぇ!(※どうぞご自分で金払って、いくらでも食べて下さい…)

https://goo.gl/maps/qnPiztpGsZASNfbK7

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