イベントツアーの合間に、ご無沙汰している「静岡」へ出張です。静岡本部に入る前に、当然のことながら・・・・
<SK社長も呆れてる?出張ぶらり道草シリーズ>
♪あたみの海岸 散歩する~ 貫一お宮のふたりづれ~♪と唄に歌われた、温泉街観光地域とは離れた、地の熱海人が多く暮らす“熱海生活圏”の『地元グルメ』を探訪です。
「熱海」から伊東線で一駅の「来宮(きのみや)駅」から急な坂道を下り、熱海の繁華街?銀座町に到着です。で・・・
宝亭
2012年3月19日(月) 今日の昼飯 は・・・
熱海・銀座町 「 宝亭 」
熱海のカツカレー(キャベツ、ポテトサラダ付) ¥900

地元熱海人に昔から愛され続けている、老舗洋食屋「宝亭」です。ここの名物といったら、誰が何と言おうと“カツカレー”なのだそうです。 早速注文です。
創業60年のカレーレストラン「宝亭」で人気の”カツカレー”は、地元熱海ではお馴染みのB級グルメである。
静岡県産のブランド豚“ふじのくにポーク”の旨みを最大限にいかし、ガラは煮込んでカレーソースのベースに、上質でジューシーな肉はカツと具にと、贅沢に使っている。
カレーの味を引き立てるスパイスは、卸売店から直接仕入れた特別なものを配合し、長年に渡る試行錯誤の結果たどり着いたオリジナルブレンドで使用。
素材を最大限に引き立てるカレーソースと、サクサクのカツの絶妙さは、また食べたくなる味わいだ。 ※ぐるたび
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ワンプレートにカツカレーとキャベツ、ポテトサラダが仲良く同居です。「金沢カレー」「長崎のトルコライス」「根室のエスカロップ」に代表される『ワンプレートB級グルメ』を彷彿とさせるお姿です。
が、その人相・お顔立ちは、そんな庶民的なガサツさは微塵もありません。どこか気高ささえ感じます。これは、東京の老舗洋食屋さんにも共通する空気感ではありますが、上昇志向だった昭和の時代から培った確かな技術に裏打ちされたプライドなのかもしれません。
特に、この黒っぽいカレーは・・・魂を込めた“煮込み”でしか出てこない色合いです。口の中に入れるのが楽しみです・・・
で、お味の方は?・・・思った通りの本格的美味しさです。カレーのコクは、半端ではありません。それに、全体にカレーがかかってしまっている“トンカツ”も、そのサクサク感は失われていません。万人受けするモノではありませんが、“分かる大人”には堪らない逸品です。
昭和の時代、東京を始め全国からお客が大挙して押し寄せた“良き時代の熱海”・・・その時代が残した“珠玉の技”とも言えるでしょう。
・・・
「宝亭」のカツカレーだけでなく、ここ熱海の銀座町は、昭和の良き薫りが未だ残っているというのか・・・ここだけ昭和時代のまま時が止まってしまっているような“三丁目の夕日”的雰囲気が残る町です。

それだけに、小生のような昭和原人にとっては、魅力的なモノが多く残されています。次に訪問の喫茶店もその一つです。で・・・
ボンネット
2012年3月19日(月) 今日の食後の軽食? は・・・
熱海・銀座町 「 ボンネット 」
熱海のハンバーガー:バーガーセット ¥700

「ボンネット」とは、車の部分を意味するのではなく、ヨーロッパの伝統的な帽子のことです。
婦人用のボンネットは、18世紀から19世紀にかけてよく使われた。元来は既婚者がかぶる。柔らかい布や毛織物でできた帽子で、顎の下でバルブ(紐)を結んで留める。頭頂部から後頭部を覆って、ひたいは露出させる。つばはないが、フロントブリム(前つば)がついている。※Wikipedia
そんな洒落た名前の喫茶店の名物が“ハンバーガー”です。
熱海に点在する昔ながらの喫茶店の中でも、パイオニア的存在である「ボンネット」の看板メニュー。
戦後まもない時代に、マスターが米軍キャンプ内で食べたハンバーガーの味にヒントを得て、日本風にアレンジを施したオリジナルハンバーガーだ。
当時はかなり珍しいメニューだったが、有名作家やジャズシンガーなどの有名人がこぞって集まり、それが口コミなどで広まって、徐々に定着していった。
現在でも味は昔のまま。ハンバーグとバンズで作るシンプルなハンバーグでありながら、威風堂々たる雰囲気を持ち、貫禄すら感じられる。 ※ぐるたび
ご主人が銀座の進駐軍にお勤めだった時に出逢ったハンバーガー・・・その味に日本人的な繊細さを加え、単身熱海に乗り込んだ一人の若者。たちまち評判が立ち、みるみる内に熱海を代表するお店になってしまいました・・・
その味を今でも続けているとか。「佐世保バーガー」と同じく、ある意味“元祖的存在”のハンバーガーの探検です。

全国各地の「ご当地バーガー」に比べると、大変小ぶりなハンバーガーです。が、その人相は大変上品。黙っていても育ちの良さが分かる山の手のお坊ちゃんのようなお姿です。
添えられているレタスとオニオンは、サラダではありませんヨ。自分でハンバーガーにセットするためのものです。そのシャキシャキ感を失わないようにするための配慮と思われます。何とも心憎い気遣いです。早速セットして頂きます。

な・な・なんと!美味しいハンバーガーなんでしょう!パテの牛肉の上質さ、オリジナルと思われるソースの味わい深さ、レタス・オニオンの新鮮さ・・・これは、マックを始めとする、俗にいう「ファストフード」とは大きく異なります。
かと言って、ご主人が進駐軍のキャンプで出会ったアメリカ流の粗雑なモノとも違います(※あくまでも推測ですが)。まさに、ご主人の感性で繊細な日本人に合うように進化させた“芸術品”と言っても過言ではない逸品。小生、あっという間に完食です。
あっ、それと、セットのコーヒー・・・これも「ハンバーガー」と同じく完成された薫りと味わいです。どちらもパーフェクトです!
その旨を会計時に奥様に伝えると、「あの人(ご主人)、きっと喜びます。」・・・昭和という良き時代の輝きを未だ失っていない・・・そんな風が流れ込んでいる懐かしい場所なんですネ。
・・・
静岡本部での仕事も終了して、今日は、HDさん、YZ君と「海ぼうず」で飲み会です。但し、NO.レポートです。悪しからず。
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ほていや
2012年3月20日(祝) 今日の朝飯 は・・・
熱海・中央町 「 ほていや 」
“蒸しパン3種” @¥128×3ケ ※前日購入
「熱海シリーズ」は、まだ続いていますヨ。朝飯のパンも、昭和の薫りのする“蒸しパン”です。
昭和22年の創業以来、熱海の地に根付いた地元のパン屋「ほていや」の看板商品“蒸しパン”は、熱海市民に聞くと必ず名前があがる人気 のご当地スイーツだ。
特製クリームがかかった蒸しパンは、生地が二層になっており、下層部分にうずまき状にソースが練りこまれており、もっちりとした食感が人気。
種類は栗、メープル、かぼちゃ、ショコラ、こしあんなどのほか、シーズンごとの限定商品も豊富だ。
現在は、地元企業が経営・製造を受け継ぎ、材料だけでなく、ほていやの厨房までを再現し、昔懐かしい味わいをそのまま受け継いでいる。 ※ぐるたび
解説文にある「地元企業」というのは、イオングループのマックスバリュ東海(本社:駿東郡長泉町)のこと。当然のことですが、ここ地元「熱海店」のみでの扱いのようです。

「ほていや」という屋号そのままに、食品売り場の惣菜コーナーの横、テナント出店的にお店があります。マックスバリュの地元への配慮が 窺えますネ。
ここの看板商品は昭和の昔から“蒸しパン”と決まっています。実は小生、この“蒸しパン”に深い思い出があります。
昭和30年代、関西地方、中部地方で幼少期を迎えられた方にしか理解できないと思いますが、当時この蒸しパンを始め“ハイカラパン※”を馬車に積み込み、ロバ(実はポニー)に引かせて売り歩いていた「ロバのパン屋」があったのです。
※正式な名詞ではありません。小生が考え出したWORDです。見たこともない絢爛豪華なパンたちのことを意味しています。
♪ロバのパン屋はチン・コロリン、チン・コロリンとやって来る~♪・・・何を間違ったのか、そのパン屋、小生たちの住む貧民街にも時々現れました。生唾を飲み込んで、その蒸しパンを穴のあくほど見つめる欠食児童たち・・・
買おうにも当時蒸しパンは高価なもので手が出ません。そこで、母におねだりです。すると「だめ!!」と理由も告げずに完全拒絶です。た だ、一度だけ余程母の機嫌が良かったのか、懐が暖かだったのか定かではありませんが、蒸しパンを一個だけ買ってもらったことがあります。
その美味しかったこと・・・中に入っていたレーズンの味まで今でも覚えています。それほど衝撃的だった“蒸しパン”・・・昭和を代表する“食べ物”です。
そんな思い出に浸りながら、小生、3個購入です。一番人気の「栗」と不動の人気を誇る「メープル」それに静岡らしく?「いちご」です。



蒸しパンとはいうものの、その食感はカステラ生地のようです。全体的に甘さもググッと押さえ込まれていて、具材の主張も左程ありません。
電子レンジ等で温め直すと全く別の味わいが出るそうなんですが、出張ホテル族の小生にはどうすることもできません。
『この程度のモノね・・・』正直な小生の感想です。やはり、小生にとっての“蒸しパン”は・・・あの「ロバのパン屋」のモノ以外にはあ りません。「母ちゃん!また買ってネ!!」・・・
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今日は祝日です。静岡本部での用は済ませましたし、かと言って、晴海の事務所に戻っても、誰もいない可能性があります。よって、今日は休日ということにして、ゆっくり東京に帰ることにします。ですから・・・
再びの <SK社長も呆れてる?出張ぶらり道草シリーズ>
炭火レストラン さわやか菊川本店
2012年3月20日(祝) 今日の昼飯 は・・・
菊川・加茂 「 炭火レストラン さわやか菊川本店 」
げんこつハンバーグ ¥924
+ Dセット(サラダ・ドリンク付) ¥556

「東京」とは正反対な方向に道草です。静岡県の所々で見かける「炭火レストランチェーン さわやか」。(※静岡県内だけに28店舗あります。)そ の本店にやって参りました。(※といっても本店は何故か4店舗もあります…??)
TV等でも時々紹介されていますが、この店の有名メニューは、その名も“げんこつハンバーグ” 。大人の握り拳大(こぶしだい)の丸いハンバーグが特徴です。・・・『ホント、中まで火が通るの?』
ジュージューと音を立てている熱々の鉄板の上で、丸い大きなハンバーグが不安定にゴロゴロしています。

それを係のおネエさん、小生に落ち着いて写真を撮らせる間もなく、二つに潔くカットです。“げんこつ”とは言うものの、その形を保てるのは極短時間のことのようで、半円形のモノ2つに変身です。

それをまたおネエさん、鉄板の上に“フォークの親方”のような器具で、押し付けます。更にジュージューと悲鳴を上げるハンバーグ・・・結局、普通のハンバーグ2つに成り下がってしまいました。

そこに小生選択の「オニオンソース」をかけスタンバイ終了です。(※デミグラスとの2者択一です)「ごゆっくりどうぞ」おネエさんの堂々の退場です・・・少し拍子抜けですが、おもむろにかぶりつきます。


ごく・極ふつ~のハンバーグです。何が面白くてTVの取材があったのか?確かに出てきた時のインパクトは大きいですが、そのお姿はおネエさんの手で一瞬のうちに絶たれ、儚く一生を終てしまいます。あとは・・・ただの「ファミリー向けハンバーグ」です。
落胆の思いを抱え、遥か遠い東京に戻ります・・・ああ。



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