いよいよ2012年の『旅B』が始まります。今回『特別拡大号』としているのは、徘徊期間が延びるからです。つまり、通常の2泊3日という旅程が、3泊4日になるというわけです。 (※いよいよ図に乗ってきましたネ。この分でいくと会社無断欠勤も近いのか?…)
というのも、今回『旅B』する大分県には、多くの「ご当地グルメ」が存在し、しかも大分県中に散在しているからなのです。今回の計画でも、大分県南部(津久見・佐伯等)制覇は不可能で、今後の持ち越しとなってしまいます。
しかしながら、4日間 果たして小生の体力・知力が持つのか?・・・えっ?胃腸の方ですか?それは心配ありません。絶好調!健康指導員さんも呆れる体重増加中です。正確なレポートをお約束しますヨ、ハイ。 (※バカは死ななきゃ治らない、とはよく言ったものです。)
<1日目-1> 2012年1月19日(木)
今日も東京は、乾燥注意報が発令されるようで、これで34日間連続で、歴代3位に並びます。 (※3位は1995.11.25-12.28)まあ、それだけ雨が降らない晴天が続いているということで、小生の『旅B』にとっては好都合です。

ですが、早朝5時前のNHKの天気予報によると、日本列島に低気圧が近づいていて、九州地方から次第に雨が降り出すとのこと。どうやら今日から日曜にかけて天気が崩れ、週明けには再び晴天が回復する見通しだとか。何という不運。あまりと言えばあまりの仕打ち。「乾燥が解消されます。」と、嬉しそうに笑顔で話す「お天気おじさん」が、段々キッコロさんに見えてきます。
でも・・・小生の『旅B』には、雨が付きものです。あの、金沢のローソンで買った折り畳み傘を持って、元気に出かけることにします!いざ!
・・・
ということで、いつものように「羽田」から飛行機(JAL)で、大分空港に無事到着です。
時刻は午前9時45分。天気予報は正確だったようで、雨がしこたま降り落ちています。ああ、いくら乾燥注意報が続いていると言っても、こんなタイミングでお湿りにお目にかかるとは・・・トホホ・・・

※イラスト by よねぼー
・・・
別府経由大分行きのリムジンバスが、大勢の観光客やビジネスマンを乗せ、水しぶきをあげて出発していきます。
が、小生、まだ空港にステイです。何故って?それは、小生の目指す方角と違うからです。ここから国東(くにさき)半島を縦断して、(※大分空港は国東半島にあります)「豊後高田市(ぶんごたかだし)」に向かいます。大分県を左回りに辿るわけです。そのバスが、まだ来ないというだけです。
午前10時、「中津・宇佐行」のバスがやって来ました。別府や大分に向かった最新鋭のバスと違って、やや旧型です。Majority(マジョリティー)側にサービスを厚くする・・これは「資本の論理」です。致し方ありません。小生たちminority(マイノリティー)5名(小生と若いカップル、二人連れのサラリーマン)、肩をすぼめて乗車です。
・・・
バスは、国東半島の内陸側、山奥へと方向を変えます。すると、「プーッ!」という降車を知らせるブザー音。『あれ?こんな山奥で誰が降りるのかな?』小生、思わず周りの4人を見回します。が、降りる気配はありません。
『?・・・』と、再びブザー音が車内に響きます。『?・・・』この辺りには、降車ブザー好きな幽霊でもいるのかナ? と、またもや・・・ 車内をよ~く観察すると・・・どうやら運転手さんがブレーキをかける度にその音がするようです。何の意味があるのか分かりませんが、“ブレーキお知らせ音”であるようです。
ですが、ここは山道です。ブレーキをかける機会は市街地を走る時より桁外れに多いのです。その度「プーッ!」「プーッ!」と、うるさいの何のって・・・乗客が少ない割に賑々しいバスは、さらに山奥へと進んでいきます。
と、そんな騒々しい中、後ろの方から「〇ピタ」という名古屋地方限定の固有名詞が確かに聞こえました。思わず全神経を後ろの男二人の話に集中させます。・・・二人の長い話の内容を要約すると、
1.この男たちの職業は、食品買い付けの業者か食品商社の担当者。
2.一人が東京の業者(言葉使いで判明)で、もう一人が名古屋地方の業者(これも言葉使いで判明)
3.但し、名古屋地方の業者さんは自宅が三重県のようで、息子が嫁を貰わないのが悩みの種だとか。
4.二人は別々の会社のようだが、今日は仲良く「中津の農家」に買い付けにやってきてい る。どうやら、それは「シイタケ」らしい。

よっと
5.名古屋では、やはり〇ピタ・〇アゴが良く売るとのこと。
6.それを聞いた東京の業者が「ユー〇トアは最近どう?」と質問。「〇アゴになった」と名古屋の業者が説明。「ああ、そうなの」と東京が納得。
サラリーマンにありがちな上司の悪口も挟みながら、ざっとこんな話内容です。
ですが、こんな大分の国東半島の山奥で、「〇ピタ・〇アゴ・ユー〇トア」という名が聞けるとは、驚きと同時に、また怖さも感じます。ど うか皆さん、遠くにご旅行に行かれても、決して仕事の話はしないようにネ。特に、そこのあなた!会社の悪口は絶対いけませんヨ!サラリ ーマン人生の命取りになる場合があります。『壁に耳あり、障子に目あり』です。 (※あんたにだけは言われたくないナ…)
・・・
午前10時45分、バスは豊後高田のバスターミナルに無事到着です。バスターミナルと言っても、だだっ広い広場と屋根のついた乗降場所、 それにプレハブ風の営業所が併設されただけのものです。それに、ひとっこ一人いません。ただ、冷たい雨が音を立てて降っているだけです。
でも、最初の目的地はここではありません。小生、ここでバスを乗り継ぎ、国東半島の北側の海岸に沿って、更に分け入ります。
「香々地(かかぢ)」というバス停に降り立ったのが、午前11時45分。空腹で目まいがしそうです。お腹の皮と背中の皮がくっつきそう。(※ウソを言っちゃダメよ!あんたのようなメタボ腹には、その表現は適切ではありません。胃袋のお腹側の内壁と背中側の内壁がくっつきそう、くらいならまだ許せますが…)
どしゃぶりの中、徘徊開始です。で・・・
サンウエスタン
2012年1月19日(木) 今日の昼飯 は・・・
豊後高田・香々地 「 サンウエスタン 」
岬かき揚げ丼 ¥500 & 味噌汁 ¥100

この「サンウエスタン」は、「道の駅」ならぬ「里の駅」というもので、主に地元の海産物や農産物を直売している施設です。
「道の駅」は、“国土交通省により登録された、休憩施設と地域振興施設が一体となった道路施設”なのですが、どうやら「里の駅」という のは、大分県が独自に、というか、勝手に指定したものらしく、大分県内にしか存在しないようです。
そんなただの地元産物のお土産屋さんの中に、レストラン・・・というか、食堂といった方がぴったりの飲食スペースがあり、お土産売場よ り大きな面積を占めています。
そんな食堂で産声をあげた「ご当地ごグルメ」があるのです。それが、“岬かきあげ丼”です。

では、簡単にご紹介です。
「岬かき揚げ丼」は、豊前海で獲れた新鮮な小エビ(ジャコエビ)100%のかき揚げをのせた丼で、市を代表するB級グルメとして昨年デビュー。
この新たな特産品を広くPRするため、常設メニューとして提供する6店舗が、市観光協会によって認定を受けることになりました。認定式では、観光協会長である永松市長と、市の観光大使に就任したばかりのシンガーソングライター・今成佳奈さん(※誰?)から、各店舗の代表者に認定店証とノボリ旗が手渡されました。
揚げたてのかき揚げ丼を試食した今成さんは(※本当に誰?)「えびのシャリシャリした食感と、甘辛いタレの風味がとってもマッチしていて美味しいです!みなさんぜひ食べに来てください」とPR。
観光協会では認定店5店舗以上のスタンプを集めて応募すると特製どんぶりがもらえるスタンプラリーを開催しています。この機会にぜひご賞味ください!※豊後高田市役所HP

かき揚げのパリパリ感と小エビの味わいが最高です。素材の新鮮さが窺えますネ。
小生、実を言うと、少し見くびっておりました。こんな片田舎の、しかも「里の駅」という怪しげな所では、たかが知れているものしか出てこないと思っていました。しかし、それは小生の大きな大きな誤解。かなりの美味しさにビックリです。
ただ、その旨さの下支えをしているのが、たっぷり振りかけた“タレ”です。これが超イケてます。甘めの醤油ダレなんですが、砂糖のべたついた甘さではなく、爽やかな甘味というのか味わいというか、小生の大好きな味です。

元々九州の醤油というものは、かなりの甘さを持っており、好きな人には堪らない魅力があります。現に弊社本社のキッコロさんは、わざわざお取り寄せで購入されているようですヨ。人には厳しく自分にはかなり甘いご性格そのものの嗜好ですネ。
そんな身勝手な男のことはさておき、ここで、九州の旨さの源“九州の醤油”について説明です。
九州では、長崎貿易で砂糖が比較的豊富に手に入った伝統から、醤油にも甘味を求める傾向が強い。混合醸造方式の比率が高く、糖分やうまみ成分などが多めに添加され、甘みが目立つ醤油が広く好まれる。
濃口醤油でも、関東地方のものに比べて色は黒く、最初に感じる香りの弱い(関東の濃口と比較して「鼻にツンと来ない」と評される)、色や香りに濃厚な風合いが好まれる傾向にある。また、甘みやうまみを多く添加したどろっとした風合いの「さしみ醤油」も使用される。
この「さしみ醤油」は、特に脂が多い刺身への「のり」が良いという特徴がある。フンドーキン醤油やニビシ醤油、富士甚醤油、チョーコー醤油、などのメーカーがある。※Wikipedia
・・・
満足のうちに、今『旅B』1発目の“がっつき”は終了です。が、若干困った問題の発生です。バスの時間まで45分もあるのです。
当初の計画では、海(周防灘)に近いこの「香々地」周辺を散策する予定でしたが、土砂降りの雨ではどうにもなりません。仕方なく、お土産売場の方をブラブラしますが、思いのほか狭く、それも、2、3分で終了です。もう一度回ってみます。が、今度は1分で終了・・・
店のおばちゃんに食堂で待たせてもらうことを了承して頂き、元いた席に戻ります。が、丁度お昼時ということもあって、地元のお客が多数お店に入ってきました。いかに図々しい小生でも、いづらくなってきました・・・「ありがとうございました。」の言葉を残し、雨の中に踏み出します。
バス停は目の前です。もちろん屋根などありません。バス到着までまだ20分あります。

傘に当たる水滴は、ますます激しさを増しています。 バス停の横で傘を差して微動だにしないでバスを待つ小生。周りにひと気はなく、シンと静まり返っています。・・・ウン?何処かで見たような・・・?
そうです!宮崎アニメ「となりのトトロ」です!!・・・ということは、小生がトトロ?・・・猫バスはまだなのか?・・・

・・・
スタート地点の「豊後高田バスターミナル」の広っぱ?に戻ったのが午後1時30分過ぎ。雨は多少小降りになっていますが、依然止む気配がありません。雨の中、今日1発目の観光です。この地域では人気スポットになっている「昭和の町」の探検です。
昭和の町(しょうわのまち)
大分県豊後高田市にある昭和30年代の町並みを再現した地区。
豊後高田市中心部の商店街は、昭和40年代までは国東半島で最も栄えた商店街であったが、その後、大型店の郊外への出店や過疎化のために衰退し、近年では、「犬と猫しか通らない」と言われるほど寂れた状態となっていた。
「昭和の町」は、この商店街に賑わいを取り戻すために2001年(平成13年)に始められた町おこしで、衰退のために建て替えが進まず、昭和30年代以前の古い建物が約7割も残っていることを逆手にとって、中心商店街に昭和30年代の町並みを再現したものである。
2001年に、9店の商店が昭和30年代をイメージした外観に戻したことから始まり、2006年には38店に広がりを見せ、27万人の観光客が訪れるまでになった。
地方都市再生の成功例として全国から注目されており、2006年には第2回JTB交流文化賞優秀賞を受賞している。
「昭和の町」は、昭和の時代を再現した店舗が並ぶ商店街と、展示施設である昭和ロマン蔵とを中心としている。※Wikipedia

小生、雨宿りを兼ねて、屋根のちゃんとある「昭和ロマン蔵」を見学です。古い米蔵を利用した北蔵、南蔵、東蔵からなる複合展示施設です。
北蔵は、「昭和の夢町三丁目館(※何で三丁目?…映画の影響なのか…)」で、教室ゾーン、商店ゾーン、昭和の民家ゾーンという構成で、民家ゾーンだけ有料(※600円)となっています。
ただ、東蔵の「駄菓子屋の夢博物館」との2館共通券となっていて、係のおばさんが言うには「とってもお得」なのだそうです。小生、雨宿り代と考え、珍しく料金の支払いです。
でも、この民家ゾーン、けっこう面白いです。照明効果と効果音(豆腐屋の売り声や烏の鳴き声等々)で24時間を3分で表しているそうで、あまりの懐かしさに、小生、4日ばかりここに滞在致しました・・・?
<民家ゾーン>





<商店ゾーン>

<教室ゾーン>

次に共通券対象の「駄菓子屋の夢博物館」に入館です。ここには、昭和のおもちゃがたくさん展示されており、その所蔵量では日本一だとか。20万点ある中から5万点の選りすぐりが、ところ狭しと並んでいます。





『ああ・・これに見覚えがあるナ・・・確か隣の○○ちゃんが持っていたもの・・・あっ、これは向かいの●●君が誕生日のプレゼントに両親からもらったもの・・・そうそう、仲が一番良かった◇◇君がこれを小生に貸してくれたな。懐かしい・・・』
でも、ここで小生、大変なコトに気づきました。“小生のものが一つもない”ということです。というか、当時何もおもちゃを所有していなかった、という事実が判明したのです。
そんなに小生の家は貧乏だったのか・・・悲しい記憶の復活です。が・・・ありました、ありました。小生が大事にしていた宝物が。“ビー玉とめんこ”です・・・あまりにも廉価過ぎるモノに、再び悲しい記憶の襲来です。ああ・・・


この「昭和ロマン蔵」には、このほか「昭和の絵本美術館(有料)」や南蔵の、大分の郷土料理や“ちゃぶ台定食”なる昭和チックなメニューを取り揃えている「レストラン」がありますが、小生、次なる興味に向かいます。ちょうど雨も勢いが衰え、霧雨に変化してきています。
<’12旅B冬篇 大分Vol.1>終了



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