’11旅B秋篇 秋田 Vol.2

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<1日目-2> 2011年10月14日(金)

「秋田駅」到着が午後2時30分少し前。駅前で“対処薬”を買い込み、即ホテルにチェックイン!・・・のつもりだったんですが、途中で“明日の朝飯”を発見!早速購入です。この辺りが小生の小生たる所以であり、極楽とんぼの本領発揮です。

ホテルにチェックインが午後3時。今晩の宿泊は「リッチモンドH秋田駅前」で、ビジネスホテルにしては、やや高級感漂う良いホテルです。

それに、フロントのおネエさんたちも、“秋田美人”揃い。思わずニヤけてしまいます。体調不良とはいえ、まだまだ余裕があるようです・・・というか、事の重大さにまだ気がついていないだけなのですが・・・

急いで部屋に飛び込んで、“対処”を施します。といっても、購入したての「イソジンのうがい薬」でうがいをしただけなのですが・・・それに念のため、持参してきた風邪薬「パブロンSゴールド」を飲んで、少し休憩です。

こころなしか、風邪の諸症状も治まってきたような?気がします。そこで、秋田市内観光のうち、後半部分を復活させることにし、早速お出かけです。

・・・

しかし、その観光スポット直行の路線バスは出発してしまっていて、この後1時間以上待たなければなりません。目指す観光スポットのキーワードは、ずばり“夕日”。このままでは間に合わない時刻です。

そこで、路線バス(秋田中央交通)案内所で、係の人にお聞きすると「同じ系統の路線で、港入口というところで降りて下さい。そこから・・・まあ少し距離はあるけど行けますヨ。」とのこと。

幸にして、その系統のバスはすぐやって来ました。一応運転手さんに確認して乗り込みます。知らない町を不安とともにバスに揺られること20分、港入口に到着です。

降りたのは小生ただ一人。でも、近くにそのような施設はなさそうです。どこにでもある普通の田舎町の風景です。『あれ?・・・本当ここでイイの?』

早速「携帯のナビタイム」で現在地及び目的地を検索してみます。・・・と、遠くにそれらしきモノが見えます。かなりの距離です。バスの案内所のおじさんの顔が浮かびます。『これで・・・少しかよ?』

「ナビタイム」の案内にそって歩くこと20分、ようやく「セリオンタワー」に到着です。

秋田県秋田市土崎港の秋田港にあるタワー(ポートタワー)、あるいは、そのタワーを含む施設群。全高143m、展望室(無料)の高さは100m。6,272枚の強化ガラスで囲まれたガラスタワー。

日本海や寒風山をはじめとする男鹿半島の山並みのほか、秋田市街や太平山、鳥海の山々を望む事ができる観光スポットである。日本海に沈む夕日も一望できる。※Wikipedia

今日2か所目の高いところです!ところで、もう皆さん、お気づきのこととは思いますが、小生、高いところが好みです。『バカと煙は高いところが好き』と言われていますが、どうやらその類に分類されるようです。(※いいえ、バカの代表格です。)

それにしても、“入館無料”というのは歓迎ですネ。通常ですと、500円~800円くらいは取ってもよさそうなもの・・・何せ高さ100mの360度眺望の展望台なんですヨ。

秋田漁港方向
内陸方向
秋田臨海鉄道 方向
雲に阻まれ、夕日は×です。

秋田港を始め、市街地も一望できるのにネ。・・・うがった見方をすれば・・・よほど人が集まらない淋しいところである、と言えますネ。 現に、この金曜日の夕方という絶好のタイミングなのに、お客は、小生の他3名。1組のカップルと、時間を持て余してあの世行きを待っている(あっ!失礼)高齢のお爺さんの一人です。

確かに、本格的曇り空になってしまって、夕日は望めそうにありませんが、それにしても・・・??です。確かこのセリオンを含め周辺地域は、「恋人の聖地」となっているとのことですが・・・秋田の若いカップルさんたちはどこに行ってしまったのでしょう?

セリオンは、NPO法人地域活性化支援センター(静岡県)により秋田県初の「恋人の聖地」として認定されている「土崎湊町恋のまち」のデートコースである。

ベイパラダイスはセリオンから港湾通を挟んで向かいにあり、結び石はベイパラダイス正面出入口から出て左に約20メートルの場所にある(階段を上る)。 ベイパラダイス屋上にはハートのモニュメント「キューピットの矢」があり、実際にその場所に行けるほか、セリオンの展望室から見下ろすこともできる。

結び石は男鹿石を使用して作られたもので、その側面には貫通した穴があり、穴の中央に赤い石がある。穴の両側から恋人がそれぞれ手を入れて手を結び、二人の恋のこれからの縁を願うものとされる。表側には、「恋人の聖地」選定委員の桂由美(ファッションデザイナー)のネームとともに認定文が彫られたプレートがはめ込まれている。※Wikipedia

https://goo.gl/maps/hB4H6REs6rVKNnwLA

当初はどうだったのかは知りませんが、関係者の努力も甲斐なく、現在は衰退の一途、というか“忘れられた過去の遺物”となってしまっているようです。「恋人の聖地」という華やかな雰囲気は一切ありません。

念のため、解説にある“セリオンの向かい側にあるベイパラダイス”という2層の複合商業施設に行ってみることにします。

ああ・・・金曜日の夕方というのに何ということか・・・この商業施設にはひと気が一切ありません。テナント店の撤退もかなり多く、ビル内シャッター通りになってしまっています。閉鎖寸前の様相です。これでは「キューピットの矢」のモニュメントの行方も?・・・

が、それは解説通り“階段を上がった”屋上にありました。 誰もいない寒々とした中に、案外凛々しいお姿で立っています。隣にそびえる「セリオンタワー」との2ショットも、なかなか様になっています。が、・・・それをうっとり見とれる恋人たちはいません。

ともに力を失った 「セリオンタワー」との 淋し過ぎるツーショット
今は誰の心にも刺さらない 「キューピットの矢」

小生、この惨状を以前大阪で見たことがあります。東京お台場を真似て始めた大阪湾のウォーターフロント開発・・・完全に失敗に終わっています。

上田正樹「悲しい色やね」の ♪HOLD ME TIGHT 大阪ベイブルース♪ ・・・そのものの惨状です。やはり、大阪にそんなオシャレな場所は似合いませんネ。「大阪人よ、あんたらには、あの「道頓堀と通天閣」があるじゃないか!それが誇りですヨ!!ちょっと下品だけれどネ・・・」 (※大阪人をバカにしてるネ)

このように、各地方都市で一時流行った「ウォーターフロント開発」・・・どうやら、この有り様が全ての結末のようです。寒々した気持ちで帰ります。『うあ~、本当に寒気が・・・』

・・・

秋田の繁華街「大町」付近でバスを降ります。今日の締めくくり、「ご当地グルメ」2連発です。

秋田乃瀧

2011年10月14日(金) 今日の飲み は・・・

秋田市・大町 「 秋田乃瀧 」

“かやき で一杯だけヨ!  ¥2,570

この店は、秋田郷土料理を売りにしています。それだけに、秋田でしか食べられないメニューが数多くあります。その中から、当初の狙いで もある“かやき”と小生の好物の“いぶりがっこ”を選択です。当然生ビールも忘れず注文です。

すぐに出された生ビールで喉を潤す間に、まずは“かやき”の方から解説です。『それにしても、ビールが美味くないナ~・・・』やっぱり変です。

かやき」とは、貝焼きが訛った言葉で、漁師が鍋の代わりに貝を使って料理したのがはじまりと言われております。季節の魚や野菜、山菜などを、味噌、塩、醤油、しょっつるなどで煮込む料理で、貝を使わなくても一人用の鍋のことを「かやき」と呼ぶようになりました。※FOOD PROあきた HP

この“かやき”は、昔から存在する秋田の郷土料理ではありますが、秋田市は、これを「B級グルメ」として全国に向け売り出し中です。「秋田かやき協議会」なる団体を創設して、秋田市内の多くの飲食店がバリエーション豊かに提供しています。(※小生は反対です。いつも言っているように、やはりある程度は統一した方が良いと思いますヨ。)

平成かやき鍋 ¥780

この「秋田乃瀧」では、“平成かやき鍋”と称して、秋田県産の山菜と野菜をたっぷり使い味噌で煮込み、パルメザンチーズをアクセントに効かせた“かやき”を提供しています。

チーズがまたイイ! 野菜もたっぷり!

これは結構イケます。普通の味噌味の鍋なんですが、チーズとの相性が抜群です。中の具材も、一人前してはかなりのボリュームで、山菜、野菜、肉など種類豊富で、飽きがきません。それに、こんな風邪気味の時には、体が温まって良さ気(よさげ)です。

ちなみに、小生が昨年『旅B夏篇』で青森下北地方徘徊時に偶然出逢った「みそ貝焼き」もルーツを一にした郷土料理です。(※『’10旅B夏篇Vol.5』参照)

でも、・・・依然ビールが不味い。・・・『でも、生ビールおかわりしよう!』 (※・・・)

次に、秋田が誇る漬物、“いぶりがっこ”です。・・・実は小生、昔から漬物に全く関心がありませんでした。というか、漬物が世の食卓から消滅してしまっても、きっと気がつかないくらい“どうでもよい食べ物”だったのです。

ところが、ある日、“秋田フリーク”の弊社東京のMB君のご紹介で、初めてお逢いさせて頂いたのですが、これが絶品!で、すぐその虜になってしまったのです。その“いぶりがっこ”の本場・秋田でのご対面・・・楽しみです。

いぶりがっこ ¥450

いぶり漬け(いぶりづけ)は、秋田県の主に内陸地方南部に伝わる漬物である。

近年では「いぶりがっこ」という呼び名が一般に用いられるが、「いぶりがっこ」とは湯沢市雄勝地区の漬物屋(雄勝野きむらや)が売り出した、いぶり漬けの商標である。秋田弁で漬物のことを「がっこ」とも呼ぶことから、その後「いぶりがっこ」として知られるようになった。

大根などを囲炉裏の上につるして燻製にしてから、主に米糠と塩で漬けこんだもので、燻製にする点を除けば沢庵漬けと似ている。囲炉裏火 の煙で燻されるため、表面に茶色あるいは黒い色が付き、味も燻製の香りがついた独特のものになる。※Wikipedia

撮影前に1枚食べてしまったのでバランスが悪い・・・

香ばしさ、ほんのりとした甘み・・・やっぱ、“本場モノ”は違います。更に美味しく更に味わい深いです。

しかも、だいこんだけでなく、ニンジンの“いぶりがっこ”も。これがまた美味いです。ニンジンの味わいをそのままに、旨味がギューと詰まった逸品です。

これだけで十分満足!というか、まだこの後「ヘビー級ご当地グルメ」が控えていますので、これにて終了と致します。

https://goo.gl/maps/mM595aXhkxmKhEMM8

・・・

「秋田乃瀧」から歩いて、今日の最終地点に向かいます。あまりビールは美味しくなかったのですが、生ビール2杯は確実に効いているよう で、風邪気味なことも忘れ、ほろ酔い気分で気持ち良く歩いていきます。やはり「酒は、全ての苦悩を忘れさせてくれる良薬なのだ。」 (※ イイエ、神経を麻痺させているだけで、後で困ったことになりますヨ。し~らない、っと)

妙に頭がぼんやりしてきています。『酒の酔いにしては?・・・』と思う間もなく到着です。

ここは、秋田では超珍しいと思われる「スポーツバー」。 (※ちょっと!失礼過ぎます!!) こんな所で秋田の『新ご当地グルメ』が誕生したとの こと。早速探訪です。

Spocom café(スポコン・カフェ)

2011年10月14日(金) 今日の夜食 は・・・

秋田市・大町 「 Spocom café(スポコン・カフェ) 」

大町オフサイドバーガー ¥1,300 +ビール他¥1,000

この建物の2階の一角が「スポコン・カフェ」

今晩は、大きなスポーツイベントがないらしく、ひとっこ一人いないガランとした淋しい店内です。スポーツバー特有の大きなスクリーンに も何も映し出されていません。折角の酔いも、どこかに吹き飛んでしまいそうな寒々とした光景です。

店のど真ん中に座るのも何か変な感じなので、一番隅に席を取ります。早速おネエさんがオーダー取りにやって来ます。

「あの~、昨日電話で予約したものですが、“大町オフサイドバーガー”お願いします。」委細承知という表情で、おネエさんが続けます。「では、お飲み物は?」「じゃあ生ビールで。」今晩3杯目です。

完全に“パブロフの犬”状態。条件反射的に注文してしまいます。先の店で結構お腹も膨れてしまっているにも拘らず、です。しかも、これから対戦する“大町オフサイドバーガー”の実態をある程度知っているはずなのに・・・。

オリジナルご当地グルメバーガー「大町オフサイドバーガー」は、“秋田の元気を共に創造・発信していきたい”という「スポコン・カフェ」 が展開している『秋田県元気アップメニュー』の趣旨に沿い、さまざまな専門店や企業の食材、商品等をミックスして開発しました。

バンズ(パン)は、秋田市の洋菓子店パティスリー・ドゥ・フィーユによるオリジナルバンズ。そして、通常のパテの3倍の大きさとなる巨大パテは、秋田市通り町の株式会社米久食肉によるビーフ100%の特注品。

さらに、アクセントに欠かせない玉ねぎペーストには、湯沢市でオリジナルドレッシングなどを製造しているあお葉フーズの季節のピクルスがミックスされています。

また、ソースは小玉醸造株式会社が制作している厳選国産大豆を1年6ヶ月かけて天然醸造した完熟味噌「元祖秋田味噌」をベースにした「味噌デミグラスソース」を使用しています。

また、商品名の「大町オフサイドバーガー」は、2011年4月18日に開催した完成記念イベントに参加していただいた方から商品名を募集。厳正な審査の結果、「おいしさも大きさも反則級」という理由で名付けていただいた「大町オフサイドバーガー」に、名称が決定しました。※Spocom café HP

しばらくすると、先ほどのおネエさんが生ビールとともに「オフサイドバーガーは調理に時間がかかるので、もうし ばらくお待ちください。」 と、その“穴埋め”という意味なのか、お通しとしては少し多すぎる「ポテトサラダ」を置いていきます。

『ウヒャーッ!食えないヨ!』と思いつつも、悲しいことに、気がつくとその「ポテトサラダ」に箸をつけている、昭和30年代に育ち盛りだった、さもしい自分がいます。慌てて箸を置いて本番に備えます。

『ホントに完食できるかな?』混沌とした意識の中、主役の登場です。『で・でかいっ!・・・』

ライターと比較して下さい。でかっ!
いろいろ具沢山ですが、味は単色です…?

本場アメリカの味です。・・・繊細な味覚を持たない、ただ量のみを追求するアメリカ人の喰い物です。味付けが単色な上、ソース辛さが前 面に出過ぎて、すべてを支配しています。

小生の満腹状態や風邪気味を差し引いても、なかなか難しい味わいです。ただ、大きさだけは中途半端ない立派な?バーガーです。生ビールとその次注文のハイボール(※!!何?) で流し込んだのですが、ついに、およそ1/3を残して降参です。

ちなみに、この「大町オフサイドバーガー」、1日5食の限定販売です。皆さんの中で秋田に行ったら、是非!という方は、事前に電話予約しておいた方が良いと思いますヨ。(※たぶん・・・誰も行かないと思いますよ。)

会計時に店主さんが出てらっしゃったので、「ごめんなさい。前の店で“かやき”を食べ過ぎちゃったので、少し残してしまいました。」と詫びると、そんなことに拘る素振りもなく、小生に質問です。

「どこからいらっしゃったんですか??」「東京です。」「ああ・・私も、以前東京府中でラグビーやってまして・・・」店主さんをよく見ると、30才前半のかなりがっしりとした体型です。『フォワードだったな。東京府中といえば、東芝か?トップリーグじゃないの・・・』と話をそちらに振ろうかと考えましたが、長くなりそうなので、「ラグビー?だから“オフサイド”なんですネ。」と話を濁して退店です。

しかし・・・『もう何も喰えないっ!!苦しい!!』 (※ほとんどバカです。)

※閉店 ノーサイド!

・・・

酔いのせいばかりでなく、頭がふらついています。そんな気持ち悪さを払拭しようと、駅前のホテルまで歩いて帰ることに・・??

この辺の小生の思考回路が常人とは大きく違っていますが、そうしようと決めたのだから仕方ありません。いつもの歩速の半分以下で、ダラ ダラと帰ります。

『それにしても、金曜日の夜というのに、人気(ひとけ)のない町だな。繁華街といいビジネス街といい、まるでゴーストタウンだ。・・・ ただ、青森市ほどではないけどネ。』と、いつもの憎まれ口が出たところでホテルに到着です。

淋しい秋田駅前「アゴラ広場」・・・

いつもなら15分程度で済みますが、20分以 上かかりました。『フーッ!』です。

ホテルの部屋に引っ込み、早速「イソジンのうがい薬」「パブロンSゴールド」で明日のために対処して、早めの就寝と致します。

現在時刻は午後9時少し前。「風邪には、十分な睡眠が何よりの薬。」それに、昨夜から、かなりの睡眠不足なので、よく眠れることと思いま す。もうこれで大丈夫。それでは皆さん、おやすみなさい!

<今日の歩数> 17,442歩

・・・

<その深夜>

体中が暑くて目が覚めます。時刻は午前12時少し前。『ええ?まだこんな時間?』と思う間もなく、急に喉がヒリヒリして、苦しい咳が連続 して襲ってきます。と同時に大量の鼻水が流れおちます。

『あれ?悪化している?・・・』急いで飛び起き、思いっきり洟をかみ(※レディたちには失礼さんです。)昨夜秋田のサンクス(※秋田にも、ちゃ んとあるんですヨ。)で買っておいたお茶で喉を潤し、応急処置を施します。

室内は適温なのに、体が妙に暑い・・・でも、熱はなさそうです。急いでベッドに戻り、体を横にして、何とか寝ようと努力するのですが、 変に頭が冴えていて、眠れそうにありません。

しばらくすると、体の暑さも次第に冷めてきたようで、ようやくのこと“Sleeping Angel”も小生の上にご降臨されたようで、うとうとし始 めます。

が、再びの咳と鼻水・・・そんなことの繰り返しで・・・いつの間にか世間が白みかけています。もうすぐ秋田に朝がやってきます。

『まだ2日間もあります。こんなことで完遂できるのか?』さすがの小生も少し心配になってきました。ただ、途中断念の考えなど毛頭なく、 いかにしたら今回のミッションを終えることができるか?そんな歪曲した思いに囚われているうちに、本当に朝がやってきました。

<’11旅B秋篇 Vol.2>終了

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