<1日目-2> 2011年4月16日(土)
「岡谷駅」から飯田線を南へ1時間ほど南下します。

国鉄119系電車で
「宮田(みやだ)駅」到着です。ここは、前回も訪れましたが、目指すお店は閉店しており、時間もなかったため、泣く泣く諦めた因縁の場所。
あの時は、人の姿を全然見なかったのですが、今回は、電車から多くの人が降りていきます。これは期待が持てそうです。
歩くこと15分、やっと目指すお店に到着です。どうやら倒産していることもなく、元気に営業しているようです。
鳳(おおとり)
2011年4月16日(土) 今日の2度目の昼飯 は・・・
宮田村 「 鳳(おおとり) 」
紫輝彩(しきさい)丼 ¥950

この店は、ロードサイドの喫茶店です。ご当地グルメ消滅ということが頭を過り、恐る恐る“紫輝彩丼”を注文です。

すると「ええ、ありますが、最近鳥肉から豚肉に変えてしまったので・・少し待って下さい。」と 奥のご主人と相談です。
しばらくして「あの~この味で良ければ・・・」とソースを味見させて頂きます・・・「ウン、OKです。」と発注完了です。 では、料理が出てくるまでに“紫輝彩丼”について説明です。
「紫輝彩丼(しきさいどん)」は、宮田村商工会青年部が中心となった「宮田村名物丼プロジェクトチーム」が、村内からアイデアを一般公募し、その中から選ばれた丼です。
村の特産品である「信州宮田ワイン紫輝(しき)」を使用することを共通ルールとし、現在村内12の飲食店(※今は数店舗)で、それぞれオリジナリティーあふれる丼がメニューとして提供されています。※長野県上伊那地方事務所HP
※最近では、条件に「鶏肉」使用が追加されているようです。
「宮田ワイン紫輝」と「鶏肉」を使用した丼ならば、何でも良いということで、各店バラバラの丼です。
現に、この店もすでに“鶏肉の唐揚げからトンカツに”変更しているわけで統一感がありません。
しかし、そういったもので成功した「ご当地グルメ」は、全国的にも例がありません。まあ何れにしろ、この「紫輝彩丼」・・“風前の灯”状態ではあるような・・・


出てきたものは、かなりのボリュームです。丼飯にトンカツをのせ、デミグラスソースで味付けされたソースがかかっている。
このお姿・味わいは・・・確か・・・岡山の「デミカツ丼」と似ています。どうやらこのデミグラスソースに紫輝というワインが使ってあるようです。ただ、岡山のものと比べて完成度が低い・・・
しかも、熱い白飯をたっぷりのソースが閉じ込めてしまっているので、蒸れてしまっているというか、熱すぎて食べられないというか、量が多いというか、小生、ギブアップ寸前・・・で、無事完食。 (※喰っちまったのかい!)
中のトンカツの油が上等でなかったのか、胃もたれ症状で退散です。(※この状態・・何か想い出しませんか?そうです。昨年の『旅B秋篇』の釧路のレストラン泉屋のスパカツです。そう言えば、くどすぎるソースと悪い油で揚げたトンカツ・・・同じです。)
https://goo.gl/maps/5GKLrB9Hvo8YjoPq8
・・・
再び「宮田駅」から更に南下、「飯田駅」まで1時間あまりの“鈍行列車旅”です。
胃もたれが激しくなるばかりですが、小生、こんな状態でも眠気が襲って参ります。
まあ、どんな環境下でも生きていける“サバイバル体質”とも言えます。(※自慢になるか)それに、車内はガラガラ。高いびきで揺られていきます。

が・・・「伊那市」と思われる駅で(※眠っていたので)、ドヤドヤと人が車内に乗り込んできた様子です。ふと目を開けると、大勢の高校生。しかも全員ジャージ姿です。〇〇高校、〇〇学院と様々な色彩で溢れています。
『何か、地域のスポーツ大会でもあったのかな?』いずれにしろ、かなり窮屈になって、昼寝どころではなくなってきました。
暇なので、女子高生に『何か、大会でもあったの?』と尋ねようかと思ったのですが、適当な可愛い子がいなかった?ので、思い直し“狸寝入り”に徹します。
が、止めたのが正解・・・後で分かったのですが、ここの地域の高校生は、通学にはジャージ使用が常のようです。更に休みの日にもこの姿です。ジャージがこの地域の制服であり普段着なのです。小生、とんだ恥かきになる所です。

しかし、驚いたことに、このジャージ姿はお爺さんにまで浸透しています。“adidasジジイ”がそこ此処にいます。ジャージがこの地域の“最高ファッション”となっている・・・
裏の畑での野良仕事にも最適、りんごの木陰での昼寝にも最適 。素晴らしい衣文化です。 (※あんた、本当は相当バカにしているでしょう?)
あと、この地域の大きな特徴は・・・“高校生以下のガキと爺婆”しか見かけない、ということ。働き盛りの中年やはつらつとした若者は何処に隠れているのか?おかげで、電車の中でも若い女性などは皆無で、目の保養にならないのがネ・・・(※女性会員の皆さん、男とは所詮そういうものです。覚えておいて下さいネ。)
・・・
「飯田駅」到着が15:44。駅前にあるホテルでチェックインを済ませ、早速、飯田市内唯一の観光スポット「りんご並木」に向かいます。
りんご並木とは、長野県飯田市内の中央にある大通りに400mにわたって植えられたりんごからなる並木通りである。かつての大火復興のシンボルとして広まり、現在は街のシンボルとして親しまれている。なお、日本の道百選やかおり風景100選に選定されている。
並木通りは全体で1km程度あり、そのうちりんご並木に当たるのは450mほどの部分。飯田市公民館横のハミングパル(人形時計塔)を境にして北側から大宮神社前は桜並木となっており、こちらは桜の名所となっている。
りんご並木は1947年に発生した「飯田の大火」の復興過程で当時の飯田市立飯田東中学校の生徒達の提案により生まれ、今日まで代々東中の生徒の手で育てられている。
1999年には並木全体が大きな公園として整備され、春には白い花・秋には赤い実をつけ、道行く人を和ませている。

全くイメージが違います。『白い花を咲かせたリンゴの木が立ち並び、春の陽を浴びて静かに葉々を揺らしている』と思っていたのですが・・・町の中のリンゴ並木は貧相で、おまけに季節が早すぎたのか、花も咲いていない。
しかも公園内の道路は車両通行可のようで、堂々と車が駆け抜けてゆく。情緒もへったくれもありゃしない。これは、ただの防火帯の道路で、そこにリンゴの木を大雑把に植えているに過ぎない。これで「りんご並木」?
さっさと切り上げホテルに戻り、夜の徘徊に向けて休養です。
小生の今晩の宿は、駅前のビジネスホテル「〇〇〇ホテル」。飯田市内では、まあまあのホテルですが、あくまでも“飯田市内では”という限定つき。全国レベル的には、部屋の広さ、装備品、壁の薄さ?等すべての点において1~2ランク落ちます。昔のビジネスホテルと言った方が良さそうです。

しかも、これは初めての経験ですが、歯ブラシセットがない・・・部屋置きがない場合でも、チェックイン時にフロント係から「あの、当ホテルは環境に配慮して歯ブラシはつけていませんが、ご利用になりますか?」との案内があるもの。が、それもない・・・
ああ、そういえば想い出しました。昔誰かが『飯田にはロクなホテルがない。』と言っていたことを。ホントその通りです。しかし、この疲弊し切った伊那谷地方では多くを望んでも仕方のないことのようです・・・
・・・
夜の帳(とばり)が下りました。夕食の時間です。しかし小生、先ほどの“紫輝彩丼”の影響で、少しもお腹が空いていません。時間を置いてから、遅めの出発とします。
が、その間を利用して、今夜のターゲット、飯田のご当地グルメ「II-CUPヌーベル飯田丼」についての説明です。
II-CUPヌーベル飯田丼(イイカップヌーベルいいだどん)は、長野県飯田市で販売されているご当地グルメの丼である。
2006年10月に飯田市で開催された「飯田名物コンクール」で最優秀賞に選ばれた作品で、ご当地グルメとして定着した。鹿肉のメンチカツと遠山地鶏の蒸し鶏、下栗のニドイモの揚げ物、南信州産ポークのハンバーグがトッピングされた丼料理である。※Wikipedia
午後8時になろうとしています。胃もたれは依然小生の中に居座ったままです。しかし、このままでは、夜の徘徊を断念せざるを得なくなる・・・決死の覚悟でホテルを後にします。
飯田の夜は、疲弊している町に相応しく、土曜日の夜だというのに、繁華街でも人っ子ひとりいません。青森の夜を想い出します・・・ 目指すは「風土料理はづき」。地元の居酒屋さんです。で・・・


2011年4月16日(土) 今日の晩飯 は・・・
飯田 「 風土料理 はづき 」
II-CUPヌーベル飯田丼 ¥?
カウンターだけの小ぎれいなお店です。色々な大皿料理がカウンター前に並べられています。先客は2組のみ。静かです。
早速女将さんが、おしぼりとメニューを持って小生の前に。通常ですと『まず生ビール!』となりますが、この胃袋事情・・・
「あの~食事だけでイイですか?」「ええ・・」「じゃあ、飯田丼下さい。」「・・・もう、それやってないんですヨ。他のお店も全部やめちゃって、今はないんです。」「ええっ!」ショックです。“II-CUPヌーベル飯田丼”、消滅ですか・・・
そう言えば、このご当地グルメ・・・材料調達が難しそうです。鹿肉に遠山地鶏に下栗のニドイモ・・・それに、この町の疲弊度合い・・・頷けます。
「じゃあ、帰ります・・・」とあっさり席を立ち退散です。小生、このような場合、おしぼりが出ていようがお茶が出ていようが、躊躇なく店を出ます。本来の目的が達成できない以上、お店の人に悪いとは思いません。そういった意味で、小生、「ご当地グルメ」一筋の頑固者なのです。 (※いいえ、失礼なだけです。)
しかし、小生、少しだけホッとしています。やっぱり今晩は口にものを入れることは困難なようです。もし空腹状態なら、結構美味しそうな料理が並んでいましたし、何より飯田地方の郷土料理を売りにしているお店なので、それを肴に一杯、となるところですが・・・今晩は、快適な?ホテルに早く帰ってゆっくりしよっと!
※閉店した模様
・・・
因みに、飯田の『どんぶり街道ご当地グルメ』ですが、その後の調査で、新メニューが出来上がっていることが判明致しました。
その名も、『鹿味噌グリル丼』。飯田駅から車でも1時間半かかる山奥にある「星野屋」のみで提供しているとのこと。
『地元で獲れた鹿肉をやわらかく調理した、ゆずの香りがほんのり漂う丼』のようです。
消滅のままではいけないと飯田市が、この店に新たに開発を依頼したものと思われます。そういえば、「II-CUPヌーベル飯田丼」もこの店が考案したものです。
が、また何故材料調達の難しい鹿肉なのか?何故山奥の店だけなのか?このあたりの飯田人の発想が理解できません。再びの消滅は必至ですネ。
でも、そうまで鹿肉に拘るのなら、いっそ馬肉(※これも産地である)も混ぜ込んで・・・『飯田おバカ(馬鹿)丼』とかにすればイイのに・・・ネ!チャンチャン。
※星野屋さんも閉店した模様
・・・
そんな考えに浸りながら、『チョイ旅B信州part2』第1日目終了です。
<今日の歩数>19,426
<’11チョイ旅B Vol.2>終了



コメント