『名古屋パン屋さん物語』 №41
2012年3月3日(土) 今日の朝飯 は・・・
名古屋・大須「 岩瀬パン 」
カタパン+パン3種 ¥830

大須仁王門通りの入り口にある、かなり古い?町のパン屋さんです。営業開始時間から15分ほど経過した午前7時45分に訪問です。
が、店のシャッターは固く閉じたまま。『臨時休業なのか?』確認のため、電話をかけてみます。電話口に横柄な感じのジジイの声。
「今日はお休みですか?」「いいや、やっとるヨ。」「・・でも、シャッター閉まってますヨ」「あんた、今何処におるの?」「店の前ですが」 「こんなに早く来ても、うちには焼きたては無いでネ」高飛車な返答からも相当な偏屈ジジイのようで、接触は避けた方が賢明のようです。
「ああ、まだやっていないということですネ。分かりました。」と電話を切り、別のお店を検索です。すぐに見つかり、そちらに歩き出しま す。
が、案外距離がありそうで、途中でリタイアです。『仕方ない。会員の皆さんの期待を裏切ることになってしまうけど(※いや、ぜんぜん)、今 日はコンビニパンで我慢しよう・・・』
と地下鉄の駅(※上前津)まで今来た道を戻ることに。当然、帰り道の線上に、その忌々しい店があります。
すると、シャッターが開いていて、店の前に汚い爺さんが出ています。「もうイイですか?」「さっきの電話の人?」お互い質問のみで答えなしです。
「カタパンは何処にあるの?」「ここにあるけど、あんた何処から来たの?」言葉使いで分かるだろ、クソジジイ!「東京だけど・・・」
すると、「従兄弟が湯島天神の宮司をしている」とか、「芸能人がたくさん来る」とか、田舎者にありがちな“東京との接点”を盛んに並べ立てます。委細無視して、「カタパン」を真っ先に購入です。
すると又、ジジイが説明です。「このカタパンは、うちの釜のとろ火で2日間かけてじっくり焼き上げる」とのこと。「へえ~・・・」と生返事をして、陳列されている他のパンを選定です。
確かに焼き立てどころか、何日前からここに鎮座させられているのか?というお顔立ちのパンたちです。その中から勇敢にも3つも選択です。
最悪の場合少し食べて捨てるつもりで、多く購入はそのリスク軽減のためです。無造作にガゼット袋に詰め込まれたパンたちを手にホテルに戻ります。

輪ゴム留め?・・・
あのオヤジらしいナ。
名物の「カタパン」は、本当に固いです。“爺婆入れ歯総崩壊”の代物です。ダイヤモンドも噛み砕くとも言われている小生の丈夫な歯でも、苦戦しながらの必死の咀嚼です。
味は・・・ビスケットのような繊細な味わいはゼロです。ほとんど味がないというのが真実です。
が、これをパンだと思って味わって見ると・・・微かにこれがパンであることに気づかされます。それほど深いところに味わいが隠されています。
では、何でこんなものを作ったのか?・・・あのジジイのことです。きっと販売をするのに、日持ちをさせることが第一義であったと思われます。そんな怠慢なご性格のようでした。

が、普通のパンの製造技術は・・・タダモノではないようです。購入した3つのパンは、どれも素朴な何の変哲もない仕上がりだけど、パンの出来は結構イケています。



焼き上がりから時間が経っている?と思われますが、それでもパン生地の味わいは深く美味しいものになっています。あのクソジジイ・・・一体何者なのか?・・・不明です。



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