小塚時計店

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『名古屋パン屋さん物語』№40

2012年2月25日(土) 今日の朝飯 は・・・

名古屋・天白区土原 「 小塚時計店 」

“パン1種”  ¥330  ※前日購入

「時計店でパン?・・・」皆さんの大きな疑問にお答えしましょう。

この「小塚時計店」は、その名の通り本業が歴とした時計屋さんです。しかし、月曜日と金曜日だけは、パン屋さんも併設しているという全国的にも大変珍しい変わり種のお店なんです。

しかし、さすがな小生も、少し心配になり、事前に電話で確認です。電話口の女性の声は、聡明そうな響きがあり快活です。少なくともパン屋のオバハンではなさそう。

「取り置きしておきましょうか?」優しい心遣いです。「いいえ、すぐ行きますから」「では、お待ちしております。」何か清々しい気分です。お会いするのが楽しみになってきました。

どこからどう見ても 「町の時計屋さん」です。

地下鉄「新瑞橋」から市バスで20分、「松和花壇(しょうわかだん)」というバス停のすぐ側にある筈です・・・あ!ありました・・・紛れもなく「時計屋さん」です。早速中に入ってみます。

電話の彼女が、穏和な表情で出迎えてくれます。「先程の電話の方ですか?」品の良さそうな若奥様風の方です。声の響きに教養が感じられます。「ええ・・・」思った通りの女性です。やはり、パン屋のオバちゃんとはタイプが違うようです。

店内は、不思議にも時計の陳列はなく、奥に時計修理の依頼時に使用すると思われるカウンター。手前にジュエリーが整然と並ぶ陳列棚。そして・・・その横に・・ありました、ありました!パンたちが『俺たちだって商品だ!』とばかり大きな顔で鎮座奉っています。

時間が時間なので、量的には少なくなっていますが、ハード系の大きめのパンが多いようです。その中から小生、1個だけ選択です。「くるみレーズンパン」です。

会計時に小生が出張中と分かると、その若奥様風、再び「お切りしましょうか?」との優しいお言葉。丁重にお断りして(※小生、小型ナイフを所持していますからネ。 おまわりさ~ん!) 小生の疑問をぶつけます。

すると・・・「父の趣味が高じまして、パン屋も始めたんです。」えっ?父?と思う間もなく、「私も同じで、趣味のジュエリー創作が高じて、こうして商品として出しているんです。私たち家族、みんなそうなんです。」と曰われます。

・・・すると?・・・彼女は実の娘さん?・・・いや待てよ。て・ことは、もしかして、彼女は未婚で、未だ家族3人で仲良く暮らしている・・・と、自分勝手に都合良く彼女の家族構成を構築したところで、「はい、ありがとうございました。」と小生購入のパンの旅立ち準備完了です。

でも・・・時計屋とかパン屋とかでは推し計れない、何か文化的雰囲気を醸し出しているお店というか、娘さんというか、やっぱ不思議なお店です。

玄人はだしの出来です。もちろん正式なパン屋さんとして商売をなさっている訳ですし、正しい表現ではないのですが、正直言ってそんな感想です。時計屋さんの副業としては最高。

でも、他のベーカリーとの比較では、普通に美味しい程度と言えます。が、それもこれも、小生、総菜パンが好みですので、このようなハード系の食事パンの本当の美味しさが分からない、というのが本音です。

余談ですが、これ単体では口がパサつきそうだったので、セブンイレブンで買ったハンバーグをおかずに頂きました。 (※朝からハードですネ。お陀仏 間近か…)

https://goo.gl/maps/MSaAXRvuMWho2qdb6

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