’11旅B春篇 宮崎 Vol.1

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早いもので、もう『春篇』実施の季節がやってまいりました。

しかし、計画はしてみたものの、先週から今週にかけて“飲み会”が続いており、胃腸の調子も今ひとつ。過酷過ぎる小生の「旅B」に、この状態で臨むのは、体にかなりの無理を強いることにもなり、ひょっとすると・・・旅先での“行き倒れ”になるかもしれません。(※世間ではそれをトン死と言います。)

しかし、小生、すでに覚悟はできております。例え、箸もしくはフォークを手に握ったままの大往生となっても・・・少しも悔いはありません。ただ、少し気になるのが・・・キッコロさんの葬儀会場での嘲笑気味の表情と根も葉もない噂話かな・・・

・・・

ということで、『’11旅B春篇』のスタートです!今回は、「B級グルメ・ご当地グルメ」の人気の火付け役となった宮崎県を訪ねます。

「口蹄疫問題」に始まり「鳥インフルエンザ」「新燃岳の噴火」「東国原の無責任なトンずら」等々、次々に災難に見舞われた悲しい地域を徘徊します。

しかし小生的には、「宮崎」といったら、“新婚旅行のメッカ”で、デュークエイセスの日本のうた「フェニックスハネムーン」の ♪ フェニックスの木陰 ふ~んん~❤… ♪ という華やかで幸せで暖かいところといったイメージです。

まあ、45年前のかなり古い話ではあるのですが・・・幼心に抱いていた、そんな嬉し恥ずかしの地を旅Bします。

<1日目-1>2011年5月13日(金)

『旅B』恒例の早朝の出発で、午前9時には、すでに「宮崎空港」の喫煙スペースで、紫煙に包まれ幸せタイムです。リムジンバスの出発まで少し時間があるからです。『それにしても、到着便に合わせた運行がなされていないのは珍しいナ。南国だからのんびりしているのかな?』

南国ムード漂う「宮崎空港」。 リムジンバスはまだか?・・・

・・・と、バスの到着です。「リムジンバス」とは名ばかりの、ただの「路線バス」です。乗り込む客も地元の方々ばかり。旅行客、出張族は全く皆無です。『いくら衰えたと言っても、ここは観光地・宮崎。その類の方々は一体どこへ雲隠れしたのか?・・・』

それは、バスがターミナルを離れる際に判明することに。『あれっ?ターミナルの上に鉄道の駅があるゾ。これは・・・!!』と気づいた時にはすでに遅し、後の祭りです。

それでも携帯で念のため調べてみると・・・宮崎駅まで、時間的にはバス26分でJRが8分。料金的にもバス430円でJRが340円。すべての点でJRが勝っています。

『そういえば、チケット購入の際に、宮崎交通の係員があまり積極的に教えてくれなかったし、何かを隠しているような雰囲気・・・これだったのか・・・』“旅通(たびつう)”を自負していた自分が恥ずかしい。

『地方空港にはリムジンバス』この固定概念・思い込み・決めつけがいけません。物事はいろいろな側面から検討を加え判断しなければならないのです。改めて思い知らされる事件となりました。

・・・

バスが「宮崎駅」に到着したのが9:40過ぎ。ここからJR特急で「延岡」に向かいます。チケットを買うため「みどりの窓口」へ。

ところが、小生が予定していた特急は、この4月のダイヤ改正で廃止になったとのこと(※乗換NEXTの馬鹿野郎!)。しかも、次の特急が1時間ほど後しかない。『う・うーん、困った。この後のスケジュールが・・・このままでは大幅に変更しなければならない。』

ということで、10分後に発車する「各駅停車」の鈍行列車に変更です。次の特急より15分ほど早く着くとのことで、この時間が小生の『旅B』の成否を分ける貴重な時間となるわけです。(※あんた、どんな計画を立てているの?余裕がなさすぎ! いいえ、早喰いすれば全て解決なのヨ。エヘヘ)

日豊本線「サンシャイン号」で。 でも、ただの鈍行列車です。-国鉄713系電車

鈍行列車に揺られること1時間半、「延岡」に到着です。ここから早足で、最初のターゲットに向かいます。その店は、幸いにして駅近くにあり、迷うことなく5分ほどで到着です。

しかも、11:30ということもあり、店内には客ひとり。すんなりとカウンターに着席です。

しかし、この後すぐ続々と「延岡」のサラリーマン、OLさんたちが押し寄せ、店内はあっと言う間に超満員。入れない人で行列もできています。さすが、延岡一の人気店・行列店だけのことはあります。

小生の判断が悪く、後の特急に乗っていたら、今日一日のスケジュールの大幅変更は必至で、多分、観光スポットは省略する羽目になっていたに違いない・・・冷や汗ものの行程です。

が、考えてみると、小生の旅Bでは、元々観光名所はあくまでも副産物に過ぎませんでした。それが、今では必須となっています。これは・・・確か・・・きっかけは、弊社本社のK女子より「観光地の写真やレポートがあればもっとイイのに」という改善提案に、お調子者の小生がまんまと乗ってしまったことに始まっています・・・

まあ、それもこれも、皆さんに、変化にとんだ構成で、少しでも“読んで嬉しく、見て楽しい”レポートにしたいという願いからなのです。 (※誰も期待していないヨ

しかし最近、小生のこの優しい気持ちを踏みにじるような“レポート内容や文章を全く読まない”会員さんが出現しているとのこと・・・こんなに苦労しているのに・・・残念至極です・・・ (※あのネ・・勝手に送り付けられて、皆さん、迷惑してるの。)

しかし、並ばないで済んだとはいえ、まだまだ時間に余裕ができたわけではありません。依然かなりのタイトなスケジュールです。そこで、小生の得意技『早喰い』の出番です。

それも、『早喰い連荘(れんちゃん)』で乗り切りたいと思います。 (※えっ!ひょっとして2食するの?・・・)

直ちゃん

2011年5月13日(金) 今日の最初の昼飯 は・・・

宮崎県・延岡 「 直ちゃん 」 

元祖延岡チキン南蛮:チキン南蛮定食  ¥900

お昼時は行列が絶えない人気店です。

宮崎といったら、何といっても“チキン南蛮”です。しかしながら、一口に“チキン南蛮”といっても、そんなにシンプルな生い立ちではないようです。では説明から。

チキン南蛮(チキンなんばん)は、揚げた鶏肉を南蛮酢とタルタルソースで味付けした料理。宮崎県延岡市を発祥とする。近年ではコンビニエンスストア・持ち帰り弁当チェーン店の弁当のおかずやスーパーマーケットなどの惣菜のメニュー、ファストフードの具材として、全国に普及している。

もともとは、かつて宮崎県延岡市内にあった洋食店「ロンドン」で昭和30年代に出されていた賄い料理がその原型である。「南蛮」漬けというその名の示すように、この料理は当初アジの南蛮漬けなどと同様に、衣を付けて揚げた鶏肉を甘酢にさっと浸したものであった。

「ロンドン」での修行を経て大衆食堂お食事の店「直ちゃん」を延岡市内に開いた後藤直が、1964年(昭和39年)に、慣れ親しんだ賄い料理を商品として開発。安価で手に入りやすい鶏の胸肉を使った料理として一品150円で売り出した。これがチキン南蛮の始まりである。

なお、当時から現在にいたるまで、「直ちゃん」のチキン南蛮は甘酢に浸しただけの純粋な南蛮漬けであり、その後一般的に使われるようになったタルタルソースは用いられていない。※Wikipedia

この店の“チキン南蛮”には、タルタルソースがありません。解説にあるように、これが本来の姿のようです。「直ちゃん」は、これを頑なに守り続けて今日に至っています。

元祖(系)だけあって、甘酢は最高に美味しい!今まで経験した中で1番の南蛮酢です。ただ酸っぱい、甘い、辛いというものでなく、それらが完全に調和されており、別の味わいに昇華しています。さすがに美味いです。

残念なのが、油の温度設定が低いためか、チキンのパリパリ感が全くなく、逆に“ぐにょ”という食感。今まで経験した中で1番最悪のチキンカツです。最高のものと最悪のものが1つの料理の中に存在する。不思議な食べ物です・・・でも、急いで食べよ、っと!

https://goo.gl/maps/D2un8wRDhaaitkj86

・・・

急いで店を出て、次なるターゲットに。今度は、小生のもう一つの得意技『早足』の登場です。「NAVITIME」のおかげで、初めての町もスイスイと参ります。普通の人なら20分はかかるところを15分そこそこで到着です。で・・・

桝元(ますもと)昭和町店

2011年5月13日(金) 今日の食後の昼飯? は・・・

宮崎県・延岡 「 桝元(ますもと)昭和町店 」

辛麺(特辛)  ¥800

最近売出し中の延岡ご当地グルメ「辛麺」。 「桝元昭和町店」は、その元祖発祥店です。

最近売出し中の「延岡ご当地グルメ」です。この「桝元昭和町店」は、その元祖発祥店で、ここを中心に宮崎県ほかで10数店舗でチェーン展開しています。

しかし、『元祖発祥』といっても、“辛麺”という料理は、このチェーン店や暖簾分けの店にしか存在しなく、そういった意味では、『単独開発途上型』と言わざるを得ません。ただ、最近全国ネットのTV番組で紹介されたことで、人気が急騰していることは事実なのですが・・・

辛麺とは、唐辛子のきいたスープに溶き卵を加えた麺料理。

延岡の生まれで、今や宮崎を代表するグルメとなった激辛麺の中核店舗です。定番のそば粉と小麦粉で練られたコシの強い麺(通称・コンニャク麺)のほか、生麺、うどん、ごはんが選べます。小辛、中辛、大辛、特辛、激辛、スーパー激辛と辛さが選べます。※桝元HP

小生は、“激辛大好き人間”です。通常ですと、25倍のスーパー激辛に挑戦したいところですが、今回は『早喰い』を強いられていますし、本当にスーパー辛すぎて、泡を吹いてこの地に倒れてしまうことも考えられ (※どんなに辛くても食べ切るつもりなのネ、あんたは)、今回はかわいく?10倍の“特辛”に甘んじます。

出てきた印象は・・・まず、『でかっ!』『熱そう!』『早喰いしにくそう!』で、別に『辛そうで食べられそうにない』とは思いません。

それより、ニラといい、唐辛子で真っ赤といい、中の挽肉具合といい、何か名古屋めしの「台湾ラーメン」を彷彿とさせ、嬉しくなってしまいます。『では、いざ勝負!』と箸をつけ、戦闘開始です。

『熱すぎるだけで、やっぱ大したことないナ。スーパー激辛にしておけば良かった・・・そしたら、小生の名前が店のHPに載ったのに。残 念!』 (※食べ切る自信がおありなのネ。

が、このコンニャク麺は曲者です。韓国料理の冷麺とよく似た食感の麺で、噛み切るのに苦労します。ですから、最後は“麺を飲む”という 具合に食を進めます。 すると、「台湾ラーメン」と同じように、辛さの向こうに美味さが感じられ、みるみるうちに完食です。

会計時に「あまり辛くなかった。」と憎まれ口をひとつたたき、急いで退散です。 

https://goo.gl/maps/rtsva7RG7wH7swsX9

・・・

現在時刻は12:25。路線バス発車時間が12:40。常人で20分以上くらいかかる距離を15分で行かなければなりません。熱くて辛いもの を食べた直後のうえ、超早足での歩行のため、顔面汗まみれで、延岡バスセンターに到着です。そのままチケット売り場に。

小生の顔を見て一瞬たじろぐ担当のおネエさん。体勢を整え直し、小生に質問です。

「どこまでですか?」決して視線は合わせません。行き先を告げ、お金を払おうとすると、再びおネエさんが宣います。「あの~、今日往復 されますか?」依然視線は外したままです。「ハイ」「では、1日の乗り放題乗車券の方がお得ですので、こちらをご利用下さい。1800円に なります。」

小生の目指すところまで、片道で1740円。つまり、ほぼその片道料金で往復できてしまう。しかも、この後宮崎市に戻っても、今日中なら 宮崎交通のバスは乗り放題ときている。(※宮崎県では、宮崎交通のバスしか走っていません。)断然お得である。しかし、何と親切なお嬢さんなの でしょう。

黙っていれば、会社的には○であったろうに。しかも、よそ者観光客である小生が、そのようなチケットが存在することを知りうる可能性は ほぼゼロに等しい。なのに、です。きっと良い性格の女性なのでしょう。

ただ、依然うつむき加減で小生と視線を合わさないのは何故か?・・・と、顔に滴る汗をハンカチで拭おうとした瞬間気がつきました。

by
たいら
ばやし

小生の顔には、大汗の他に、流れ落ちている1本の鼻水のライン・・・『年を取ると、これだからいけませんネ。いろんな場所がだらしなく なってしまう。それにしても、これが“辛麺”の威力というものなのか・・・ムムム』

羞恥心をなくした人間ほど哀れなものはありません。何気ない表情で鼻水を手で拭い(※汚い!)平気な顔でチケットを受け取ります。『ラッ キーッ!』

・・・

ここから、路線バスで西方向の山奥へと分け入ります。1時間半の長旅です。

目指す場所は、神話の里「高千穂」です。小生たち『神道』にとっては、正に聖地エルサレムとも言うべき場所。天岩戸(あまのいわと)や 高天原(たかまがはら)など日本神話のフルラインナップです。

「高千穂」は、日本神話に出てくる地名。天孫降臨の地とされる。

天孫降臨(てんそんこうりん)は、天照大神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎ)が、葦原中国(あしはらのなかつくに)※1の統治のために降臨 したという日本神話の説話である。日本神話においては、ニニギの天孫降臨の地とされている。またアマテラスがこもったとされる天岩戸が 町内にある(もっとも、他地域にも天岩戸とされる岩は存在しており、必ずしもその岩が天岩戸と特定されているわけではない)。※Wikipedia

※1:葦原中国(あしはらのなかつくに)とは、日本神話において、高天原(たかまがはら)と黄泉の国の間にあるとされる世界、すなわち日本の国土のことである。

 https://goo.gl/maps/WRkUzzmTVM7v6WaBA

神々の山々がそびえる「高千穂」。 それなりの雰囲気を持った場所です。

「高千穂」という地名はもう1か所、宮崎県と鹿児島県の県境「霧島地方」にもあり、江戸時代に天孫降臨の地をめぐり「高千穂論 争」というものがあったとか。

日本神話を研究する「国学」が盛んだった江戸時代、天孫降臨の地をめぐり「臼杵高千穂説」「霧島高千穂説」という二つの説で論争が行わ れた。高千穂の地が移動したという「高千穂移動説」という説もある。※高千穂観光協会HP

昔の神様や神話の話であり、まあどうでもイイちゃイイのですが、当時の日本人は、その元祖・発祥をめぐって激しく言い争ったようです。

これは、現在も各地で時々起こる『ご当地グルメ〇〇の元祖は、絶対うちの店だ!』的な自己主張の宣伝合戦に酷似しており、そういった意味では、“今も昔も変わらない人間の性”が表れている面白い話だと言えます。

・・・

「高千穂バスセンター」到着が14:10。帰りのバス発車時刻が16:30。観光時間は2時間あまりしかありません。

ところが、ここ「高千穂」は、日本神話の総合デパートです。しかも、かなり広い範囲にそれらが点在しているようです。「天岩戸神社」等のメジャー級の主だったスポットだけに絞っても、レンタサイクル等の武器使用で丸まる1日必要のようです。

そこで、日本神話中心の辛気臭い(しんきくさい)場所は、全てカットして、この地域一番の絶景ポイントの観光だけに絞って出発です。 (※ あんた、それで本当に神道なの?神さん、泣いてるで・・・)

しかし、それだけでは寂しい気がして、途中の「高千穂神社」に立ち寄ることに。(※ま、たまたま行く途中にあったというだけのことなのだが・・・)

高千穂神社(たかちほじんじゃ)

https://goo.gl/maps/wFg9Np1tovmWd8rh8

宮崎県西臼杵郡高千穂町に鎮座する神社である。国史見在社※2「高智保皇神」の有力な論社であるが、近代社格制度上は村社にとどまった。現在は神社本庁の別表神社となっている。※Wikipedia

※2:国史見在社(こくしげんざいしゃ)は、六国史に記載のある神社のことである。六国史(りっこくし)とは、古代日本の律令国家が編纂した6つの一連の正史のことである。日本書紀などを指す。※Wikipedia

右:樹齢800年の 杉です。

なるほど、「神さん」がひょっこり顔を出しそうな、かなり古い神社です。神話の里の神社に相応しいそれなりの雰囲気です。

ですが、一番気になったのが、境内の参道を黙々と掃き清めている一人の「巫女さん」です。小生がワザと真横を通っても、動じる気配がありません。

『はは~ん、ひょっとして・・・あんたは人間じゃないネ。もしかして本当の神の使いだったりして・・・』そんな子供じみた考えを巡らせてるうちに、参拝も忘れて神社を後にします。 (※あんた!本当に本当に・・神道ですか?・・・)

黙々と参道を掃き清める「巫女さん」。 あなたは、一体何者ですか?・・・ひょっとして本物の“神の使い”?
だったら、宝くじ当てて下さい、一度でイイから。 ※やっぱ罰あたりです。あなたというお方は・・・

<’11旅B春篇 Vol.1>終了

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