<’11まだ東京には帰らない!老母が悲しむ寄り道シリーズ>
しばらくお休みしていた人気の新シリーズ?です。東濃地方の探索も完全終了で、今回から東海地方の話題の「ご当地グルメ」を訪ねます。その栄えある第1回目は、三重県四日市です。
まつもとの来来憲
2011年7月3日(日) 今日の昼飯 は・・・
四日市・伊勢松本 「 まつもとの来来憲(らいらいけん) 」
元祖筋四日市とんてき:大とんてき定食 ¥1,625

小生、“とんてき”は、東京・渋谷の「東京とんてき」で、すでにtaste済みですが、その“ルーツ”とも言うべき「まつもとの来来憲」で 本物を味わいます。

ではその前に、“四日市とんてき”について解説です。少し長いですが、我慢して聞いて下さい。
四日市とんてき(よっかいちとんてき)は、三重県四日市市のご当地グルメである豚肉ステーキ。グローブ焼(グローブやき)またはグローブ という呼称を用いることもある。この「グローブ焼」という名称は、豚肉を食べやすくするため、手のひらの形に切れ込みを入れていること に由来する。発祥は四日市市内の中華料理店「來來憲」(※すでに閉店)。 ※Wikipedia
2008年には『四日市とんてき協会』が設立された。 味付けや肉質は各店舗によって異なるが、『四日市とんてき協会』は「四日市のとんてき」を次のように定義している。
・黒っぽい濃い味のソース
・厚切りの豚ロース肉を使用
・ニンニクが添えられている
・千切りキャベツの付け合わせ ※Wikipedia
この「まつもとの来来憲」のご主人は、発祥店である「来来憲」で修業を積まれたようで、そう言った意味でも“正当・元祖筋”にあたるお店なのです。四日市市内には「とんてき」を売りにしているお店は多くありますが、その中でも断トツ人気店です。
来来憲といえば「大とんてき」、「大とんてき」といえば「まつもとの来来憲」と言われるほどの、開店当時からの人気メニューです。ビッグな肩ロースを焼き上げた形とボリュームが野球のグローブに似ているところから、いつのまにか「グローブ」とお客様に呼ばれるようになりました。
57年ほど前、四日市の西新地で「来来憲」という大人気のお店があった。下田憲雄さんが切り盛りしていた中華料理店の看板メニューがこの「とんてき」でした。
昭和40年代のあるとき、ある常連客から「うちの息子が仕事をやめてうちにいるので雇ってと」頼まれた。その人が、今の「まつもとの来来憲」の店主である。
「とても厳しかった」。最初は皿洗いばかり、そのあとやっと包丁を持たせてもらったが、毎日毎日キャベツの千切り、焼かせてもらうまで何年かかったか・・・・」10年修業を積んだ。
その後、下田さんの勧めで、当時ほとんど何もなかった四日市松本の地に店を構えた。昭和52年2月の事だった。「“10年後には栄えるはず”というその言葉を信じてよかった」と振り返る。
ただの豚のステーキではない。ポークソテーでもない。豚のしょうが焼きでもない。分厚い豚の肩ロース(250グラム)を柔らかく焼き上げ、ニンニクとソースをからめた味で、野菜やごはんなどにとても合う味になっています。肉が全部引っ付いている「グローブ」といわれる形も 「とんてきスタイル」と言われています。※まつもとの来来憲HPより
余談ですが、この店の近くに、閉店した元祖店「来来憲」のご家族が始められたお店があります。その名も「来来憲本店」。“お世話になったお方のご家族が経営する店ですが、当店とは一切関係がない”という内容の張り紙がわざわざ店内に貼られてあったりして、何か『きな臭さ』を感じます。
世間では時々見られる構図で、多くの場合、その一番弟子に軍配が上がるものですが、ここ四日市でもそうであるようです。
『あ~あ、お父さんの言いつけをちゃんと守り、真面目に跡を継いでおけば良かった・・・』放蕩息子のため息が聞こえてきそうです。(※小生の推測)
でも、小生、その放蕩息子(※推測)の「来来憲本店」にもいつか訪問し、その味を比較したいと考えています。両店の歩んできた人生の道程が分かろうというもの。味は正直なのです。

渋谷の「東京とんてき」では、調理をした黒鍋のまま供されるスタイルでしたが、ここ「まつもとの来来憲」は、極普通の皿の上に“グローブ状のとんてき”がキャベツとともにドーンと乗せられています。
もっとも注文の際に、“グローブまんま”か“細かくカット”かを選択できるようになっています。小生は、もちろん本来のお姿である“グローブまんま”。でも、困った・・・ナイフとフォークが見当たらない。箸しかないのだ・・・
確か「東京とんてき」は、肉がかなり硬くて、ナイフで切ることすら苦労したのに・・・ま・いっか!世間体を憚らずガブリとかぶりつけばイイんだから・・・
でも、ダメ元で一応箸で切ってみることに。するとどうでしょう。ナイフの如く簡単に切り取れてしまいます。肉がメチャ柔らか・・・高級ブランド牛のような豚肉?・・・
かなりの技術の集積を感じます。では、味は・・・これは「東京とんてき」と同じで、ややしょう油辛い味付けです。ご飯によく合います。でも、小生、もう少し甘みを効かせたものが好みです。
やはりここは「四日市」、ブルーカラーが幅を利かせている町です。このしょう油辛さも致し方なし、です。・・・でも、肉の柔らかさは天下一品です。それなりの満足の逸品です。



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