〇青空を飛ぶANAの飛行機
〇その飛行機の機内
中年のおデブさん体型のオッサンが窓側の席に窮屈そうに座って、手に持っている本を熱心に眺めている
〇手元の本(アップ)
「観光ガイド 広島・岡山」という文字が見える。
警告音とともに「シートベルト着用サイン」点灯。キャビンアテンダントの案内アナ ウンス・・・
オッサン、視線を観光ガイド本から窓の外に移す
〇窓から見える雲海
オッサン、窓の外を見つめる。
綿菓子のような雲海が朝日を浴びてオレンジ色に光っている
オッサンのモノログ
『前略 けい子ちゃん 僕は今、朝靄煙る早朝の羽田から、全日空の飛行機に乗り込み、ひたすら西に向かって飛ん でいるわけで・・・』
モノログ途中で、番組テーマ曲のイントロ IN
〇頂(いただき)に、まだ雪を冠している中国山地の山々
春の青い空に映え、輝いている
番組テーマ曲 ♪あーあーあああああ~あ♪・・・・
そこに 番組タイトル F.I (フェード・イン)
『 西の国から ~‘10春~ 第一話 』
如何でしたか?『北の国から』風にスタートをきりましたが、「2010旅B春編」の始まりです!ここで少し説明です。
上記のドラマ風記述は、ドラマ風ではなく、シナリオの正式な書き方です。すなわち、〇の記述は「柱」といって、カメラの位置を示すもの。その後の記述は「ト書き」といって、状態や動作を表すもの。「 」は台詞やモノログ。この3つの要素で、映画もTVドラマも進行していきます。
どうです。さすが、昔 映画監督を夢見てシナリオ講座に通いつめただけあるでしょう? まあ、そんなことはどうでも言い訳で、皆様待望の「B旅B」を進めたいと思います。(※なに?誰も待ってなかったって?そんなこと気にする小生ではない!)
今回「’10春編」は、中国地方の「呉→広島→岡山→倉敷」を“2泊3日”で旅します。
あれだけ長年2日以上の連休をとることが少なかった小生ですが、先回の連休に味をしめたというか、調子に乗っているというか、この業績の芳しくない中で、無謀にも実行してしまったわけです。(※皆さんも連休をドンドン取ってくださいネ。)
あと、現時点で皆さんが最も心配していることについて、少しお答え致しましょう。
答は・・・そうです。その通りです。「’10春編」があるということは、「’10夏編」「’10秋編」「’10冬編」と続ける予定ですヨ。皆さん、お 楽しみにネ!-では、「旅B’10春編」の始まり始まり・・・で~す!
<1日目-1> 2010年5月12日(水)
午前4時起床。昨夜は、いつものように午前1時に就寝だったのですが、シャキッとお目覚めです。別に嬉しいからという訳ではないのです が。(※確かに小学生時の遠足はそうでした・・・)ナポレオンのように短時間熟睡型になったのか、はたまた体の疲れを感じる神経が緩く なったのか、はっきりしたことは分かりませんが、睡眠に対する生理的欲求は確実に衰えていると言えるでしょう。近い将来の永遠の眠りを 見越して、そうしているのかも・・??。不吉さをふり払って、元気に出発です!!
午前6時過ぎ、リムジンバスで羽田空港に到着。先回の「旅B」と違って、今回はいたって順調にチェックイン。残念ながらネタになるよ うな出来事はありませんでした。(※羽田でネタ探しは、もうエエっちゅうねん!)
羽田6:55発ANA671便で午前8:15に広島空港着。皆さんがまだ倹(つま)しい朝飯をされている頃には、小生はすでに中国地方にその輝か しい第一歩を印していたのでありました。
いや~「早起きは三文の得」とは、昔の人は上手いことを言ったもんです。また、古人の方々は、こうとも言っておられます。「Time is Money 時は金なり」。どうです!皆さんも惰眠を貪ってないで、明日から早起きしましょう!!でも、通常の毎日で、三文の得とは一体何か?・・・ やっぱ、寝ていた方が良いのか?・・
少々駄文が増えてきたので、旅を先に進めることにいたします。

広島空港から目指す「呉市」までバスで1時間20分。この空港も“広島空港”とは言うものの、広島市内や呉市内からはかなり遠く、“広島 県の空港”と言えるでしょう。
さてここで、皆さんが今疑問に思ってらっしゃること、「何故、呉なんかに旅?」にお答えすることにします。
ここ「呉」も、スケールこそ横須賀、佐世保には及ばないものの、期待に違(たが)わず、立派な『B級グルメ』が静かに生息?しているの です。
<資料写真-横須賀>


でも、時間はまだ午前10時を過ぎたところ。お店はまだ営業していません。(※早起きしたせいか、小生のお腹はすでにスタンバイOKで したが・・・)
そこで、お昼の時間まで決められたスケジュール(※と言っても自分で計画したのだが・・)に沿って呉観光といきましょう!! 「呉」は、前述の如く、旧日本海軍を中心とした『今昔の軍艦』の一大テーマパークです。というか、それ以外にめぼしい物はない「観光地」 なのです。ですから、自然その系統のものばかりで、興味のない人は少し我慢です。お好きな人には垂涎(すいぜん)の的ばかりです。小生 にとっては、・・・昼飯前の“腹ごなし?”に過ぎませんが・・・
① 大和ミュージアム ※入館料500円
https://goo.gl/maps/5HFYELg83bn9daxK6
大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)は、明治以降の日本の近代化の歴史そのものである「呉の歴史」と、その近代化の礎となった造船、製鋼を始めとした各種の「科学技術」を、先人の努力や当時の生活・文化に触れながら紹介しています。
館内には、10分の1戦艦「大和」が展示され、大型資料展示室の零式艦上戦闘機や人間魚雷「回天」、特殊潜航艇「海龍」などは、すべて本物です。屋外には、戦艦「陸奥」の主砲身や潜水調査船「しんかい」などの実物も展示され、芝生広場や大和の大きさを再現した公園も整備されています。※呉市HPより

② てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館) ※入館無料

この施設は、民主党政権の目玉政策(※唯一か?)である“仕分け作業”の第一弾で、槍玉にあがったところ。今ではすっかり有名となってしまい、皮肉にも休日ともなると観光客が押し寄せますが、今日は平日なのでかなり空いていました。
日本で初めて、実物の巨大潜水艦を陸上展示する博物館「海上自衛隊呉史料館(愛称:てつのくじら館)」は、「潜水艦の発展と現況」や「掃 海艇の戦績と活躍」などに関する歴史的な資料を通して、海上自衛隊の歴史や、呉市と海上自衛隊の歴史的な関わりについて紹介する史料館 です。
陸揚げされた実物の巨大潜水艦に乗艦することもでき、艦内には、艦長室や士官室などの艦内生活の一部が再現され、潜水中の環境や生活を 疑似体験できるほか、潜水艦の構造を実際に「見て」「触って」「体感する」貴重な体験ができる史料館です※呉市HPより

ここは、何と言っても、本物の潜水艦「あきしお」に乗艦できること。(※とはいうものの陸の上に固定されているのだが) 特に指令所の潜望鏡か ら見る世間は穏やかで、とても戦争の道具で見ているとは思えない不思議さがありました。
ここで、午前の観光もお時間となり、本来の目的である『B級グルメ探索』のため、呉の市街地へ。(※JRを挟んで反対側ですが)もちろん 徒歩で参りました。
田舎洋食 いせ屋
5月12日(水) 今日の昼飯 は・・・
広島・呉 「 田舎洋食 いせ屋 」
特製カツ丼 ¥1,100 & 海軍さんの肉じゃが ¥400


1921年(大正10)創業の老舗の「田舎洋食 いせ屋」は現在で3代目になります。戦艦「浅間」や「摂津」でコックをしていた祖父の代から受け継いだ昔ながらの洋食が頂けます。特に、BB級グルメ(※まだB級まで成長していないモノのこと)である“特製カツ丼”と呉B級グルメの代表である“海軍さんの肉じゃが”が有名で、テレビにもよく登場します。
『特製カツ丼』は、ビーフカツにデミグラスソースをかけたもので、「カツ丼」というよりは「カツライス」と言う方が相応しい料理で、長岡の『洋風カツ丼(※出張Bレポート長岡100428)』に姿・形が酷似しています。が、味の方は断然こちらの方が美味しく、 食べやすいように細かく切ったビーフカツに、少し甘めの味わい深いソースで、何とも結構なお味でした。ただ、これで¥1,100・・・CPは少し・・・?かな。

小生、ここで少し「長岡とのこと」を考えました。このお店の生い立ちからすると、この料理は、紛れもなく旧日本海軍のレシピである「海軍厨業管理教科書」を忠実に再現したもの。一見、長岡とは無関係に思われます・・がしかし、長岡の郷土の英雄「山本五十六海軍大将」という同じ海軍で、ひょっとして繋がっているのではないか?もしかして「山本五十六海軍大将」の専任料理人が長岡出身者ではなかったか?その彼が、戦後長岡で、そうしたレシピを広めたのではないか?・・・・
想像は広がります。が、調べる気などありませんヨ。(※小生は、そんな暇ではない!でも、ちょっとだけ暇か?ウン?・・・)
『海軍さんの肉じゃが』は、極々普通の肉じゃがで、名ばかりか?と疑いましたが、調べてみると、奥深い因縁?があり、それはそれで納得でした。

今から135年前(明治11年)、日本海軍では、兵士が脚気(かっけ)という病気にかかり次々に死んでいく事態に陥った。困った海軍は、その原因を探ったところ、手本にしていたイギリス軍の兵士には脚気の者がいない事実が分かり、その根本原因を食生活にあるものと考え、イギリス軍のレシピを真似て料理を作ることとした。
そのひとつのメニューがビーフシチュー。東郷平八郎がイギリス留学時に食し大変気に入ったこともあり、当時の料理長が、試行錯誤を繰り返しながら、この見たことも聞いたこともないものを作り上げた。それが、この「海軍さんの肉じゃが」である。ビーフシチューをお手本にしたため,汁気が多いのが特徴。※個人ブログ参照
(でも、本家でもある「いせ屋」の肉じゃがに、汁気がぜんぜんないのは、何故???)
ただ、その発祥地となると二説あり、「呉」と「舞鶴」が名乗りを上げている。ともに旧軍港でもあることから、その発祥をめぐり論争がまき起こり、全国に話題を提供したこともある。
その真偽は別にしろ、この肉じゃがは、昭和13年の海軍経理学校の『海軍厨業管理教科書』に「甘煮」として紹介されている海軍の栄養食だったもの。それを忠実に再現したメニューであるといえる。
ちなみに「呉」は、メークイン使用。「舞鶴」は男爵いも使用で、グリーンピース入り。 だとか。
大変満足の『旅B』初日の昼飯でした。でも、先回同様この旅では、食事は1回に限ったことではないのです。当然、もう1食!というわけで・・・別の店へ。
!!!ところが、ところがです。その店は何と臨時休業。・・こういうことがないように、定休日・営業時間はバッチリ調べ上げてきたのですが、店主様のご都合で、時々このような悲惨な目に遭うのです。・・・この先が思いやられます。

で、気持ちを立て直して、午後の観光を始めます。
ちょうどこの方向に観光スポット「長迫公園」があるので、そこを目指します。小生の足で10分程度と見込んでいましたが、歩けども歩け ども案内看板すら見つからない。地図で確認すると、確かに間違いないのだが・・・心配になり、ちょうど自転車で通りかかった呉人の“お ばさん”いや“中年の女性の方”に尋ねました。そしたら、親切にも道を教えてくれるだけでなく、少し分かりにくい場所なので、先回りし てその近くで待ってて下さるとのこと。呉人は何と親切なんだ!同じ旧海軍軍港の町でも、佐世保人とは大違い! 感謝、感激しているうちに、「長迫公園」に到着です。※20分以上かかりましたが・・・
③ 長迫(ながさこ)公園(旧海軍墓地)
旧海軍墓地は、1890(明治23)年に、戦没などによる海軍軍人などの埋葬地として開設、1986(昭和61)年に国から市に無償で譲与され、 「長迫公園」として整備されました(公園全体面積-約2.90ha)。
この墓地には、戦前に建立された墓碑が169基、「戦艦大和戦死者 之碑」等78基の合祀(ごうし)碑が建立されています。また、映画「男たちの大和/YAMATO」の撮影が行われた場所としても有名です。※呉市HPより


個人のお墓ではなく、軍艦ごとに合祀されている、言わば「軍艦のお墓」。もちろん戦死者の方の名前もお一人お一人刻まれてはいるのです が、我々の抱く「墓地」のイメージとは少し違った、『日本海軍の鎮魂』を願う人々の思いを強く感じました。
では、次なる観光スポットを目指します。でも、かなり遠くまで来ており、方向も真逆なので、一旦駅まで戻ることに。だとすれば、市街地を通って行かなければならない・・・
そうだ!ここで心にひっかかっていたことを解消する必要がある!そうでないと、この『旅B』の先の安穏が望めない。・・・それは何か? そうです。2食目の「B級グルメ」を制覇していないこと。確かに、予定していたお店は“臨時休業”ではありましたが、他の店なら・・・。早速、携帯(食べログ)で検索・・・・
ありました、ありました。人気第1位の店は、あまりにも遠い。でも、第2位の店は丁度駅までのコース上にある。・・・よし、決めた!心も足どりも軽く、長い坂道を駆けるように下る小生だったのでした。(※転がるように、でしょ)・・・そこで、
仙八来来軒
2010年5月12日(水) 今日の2度目の昼飯 は・・・
広島・呉 「 仙八来来軒 」
呉冷麺 ¥600

呉の誇る「B級グルメ」、“呉冷麺”の登場です!ここで、少しだけ解説です。
呉冷麺は、平打ち麺にチャーシュー、ゆで玉子、キュウリ、海老などがトッピングされ、鷹の爪の辛味をブレンドした甘酸っぱいタレで味付 けがしてある。さらに好みにより鷹の爪を甘酢に漬け込んだ調味料「辛子酢」をかけて食べたりもする。冷麺というより冷やし中華に近い食 べ物。呉市の「珍来軒」が発祥の店といわれている。 ※Wikipedia
※珍来軒 https://goo.gl/maps/KYi4X3n74ycvK4Mh9

その発祥の店「珍来軒」こそが、臨時休業の忌々しいお店です。でも「食べログ」での検索結果では「珍来軒」は下位にランクされており、 あまり評判が良くないことが判明。『災い転じて福となす』の諺(ことわざ)通り、これはラッキーだったのかもしれません。
味は、思ったより酸っぱさはなく非常にマイルド。麺もラーメン屋さんだけあって、丁度良い食感。解説のように、むしろ「冷やし中華」に似ている感じです。まあ、云わば“ラーメン屋の冷やし中華”という感じかな。でも、これといった特徴がなく、『呉冷麺とは一体何?』と思わざるを得ないのが本音です。
※閉店
<1日目-1終了>

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